はれときどきぶた (あたらしい創作童話 13)

著者 :
制作 : 矢玉 四郎 
  • 岩崎書店
4.05
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本棚登録 : 669
レビュー : 86
  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265916139

感想・レビュー・書評

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  • もう古典といっていい、「名作」ですね。
    今回作者のあとがきに共感
    「・・・自分の感じたこと、考えたことはちゃんといえるようにならなくちゃいけない。
    ばかなことをはっきりいえなくちゃいけない。
    人に笑われても、おこられてもいいんだ。・・・」
    あとがきだけでも、子どもに読ませたいです。

  • 母さんに日記を見られてしまった則安は、めちゃくちゃな“あしたの日記”を書いて、母さんをぎゃふんといわせてやろうとします。
    すると、次の日からへんなことが次々と起こり…?

    小学校で読んで以来かな?
    すごく久しぶりに読みました。
    当時も面白くて、とても話題になっていた覚えがあるけれど、発行年を見たら、当時も新刊ではないのですね。小学校の時、課題図書にでもなっていたのかな?
    荒唐無稽の物語は、今読むと、なんでなんで?と疑問に思ったりもするけれど(だいぶ夢がなくなっているようです。が、鉛筆を食べてしまったお父さんの胃が心配で…)、物語の収束の仕方と最後のオチは秀逸。
    今の子が読んでもきっと面白いと思います。

    そして、大人の私には、作者のあとがきがとてもよかったです。
    多数決がいつも正しいとは限らない。
    『だから、自分の感じこと、考えたことはちゃんといえるようにならなくちゃいけない。(略)だから、いまのうちから、いろんなことを考えることのできる頭をつくっておくことだ。
    きみもあしたの日記を書いてみよう。』
    と結ぶあとがきは、頭の固くなってしまった大人の私には、物語の面白さそのものを味わう以上に、納得のいく秀逸な結びに思えました。

  • 最近Twitterで「図書給食」なる言葉を知ったのですが、なんと、“絵本に登場した食べ物を再現して給食で食べちゃう”という、夢のような取り組みらしいのです。そんなの絶対楽しいに決まってる……!
    その図書給食で伝説の「えんぴつの天ぷら」(実際にはカボチャやゴボウを鉛筆状にしたものだったそうですが)が出されたと聞き、居ても立っても居られなくなって近所の図書館に駆け込みました。

    毎日日記をつけていることが自慢の主人公・十円やす。
    その日記をお母さんがこっそり覗いている事に憤慨した彼は、メチャクチャな「あしたの日記」を書いて、お母さんをぎゃふんと言わせる事を決意する……。

    実に30年振りの再読でしたが、なぜだろう、子どもの頃より大人になった今の方が面白く感じました。
    十円やすの日記がとにかくすごい。「おできはれ子のばかたれ おできがはれてしまえ。」って、なんちゅうパワーワードか。
    「えんぴつの天ぷら」のみならず、タイトルの「はれときどきぶた」や団子が詰まるエピソードなどなど、懐かしくて面白い、しかもちょっと優しいホラのオンパレード。誰も傷つけないウソは、ついつい笑顔になってしまいます。

    また、子どもの頃は恐らく読み飛ばしていたと思われる作者・矢玉四郎氏のあとがき「あしたの日記を書こう」、めちゃめちゃシビれました。
    多数決って便利だけど必ずしも正しいとは限らない(現実に、多数が間違っていてひとりだけ正しかったという事もある)から、笑われても怒られてもいい、自分の感じた事や考えた事をしっかり言葉にできる大人になろう!そのための頭を子どものうちから作っておこう!
    ↑読みながら何度も頷いてしまいましたー。

    私の子ども時代はとっくの昔に過ぎてしまったけど、今まさに幼児期を謳歌している娘は、いつかこの本をどんな風に読むのかな?と秘かに楽しみだったり。
    1980年の本ですが、まだまだ読み継がれる名作だと思います!

  • 再読
    畠山則安(10円やす)くん懐かしい……
    鉛筆の天ぷらも……

    なんか今読むと、優しい世界だなあ…。

  • 子供の頃、気に入って読んでいて話を何と無く覚えていた。
    幼稚園へ娘を送る道すがらこの話をしたら、娘が大層喜んだので、本を借りてきて読んで上げた。

    懐かしく楽しい読書の時間を過ごした。

  • およそ30年前の愛読書。人生の方向性をおよそ定めてくれた魂の一冊。

    自分が読んでたのはたぶん低学年の頃だろうなぁとは思いつつ、5歳3歳にためしに読み聞かせしてみました。

    文字ばっかりで長いし、途中で飽きるかなぁとの心配をよそに「へび!ギャハハハハ!」「えんぴつ、食べれないから!ギャハハハハ!」と突拍子もない「あしたの日記」に大喜び。ちゃんと笑いのツボも伝わって、あっという間^^ ちょうどあしたの日記の2日目が上の子の誕生日だったという偶然も重なって、お気に入りになった模様。

    クライマックスの「あの日」の日記に、ひきつけを起こすんじゃないかってくらいウケてました。

    長いかな?とは思ったけどまぁ途中脱線しながらでも30分あれば十分です。

  • みにぴ 2011.04.23

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「芸術・感性」で紹介された本。

  • 小さい頃大好きで何度も読み返した本。不意に図書館で見つけて、手に取った。

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著者プロフィール

【矢玉四郎・著】  大分県別府市に生まれる。作家、画家。日本児童出版美術家連盟(童美連)・日本文藝家協会会員。作品に『はれときどきぶた』『はれたまたまこぶた』などの、はれぶたシリーズ。『はれぶたぶんこ』10巻、版画絵本『じろきちおおかみ』(以上岩崎書店)『おべんとうのえんそく』(教育画劇)『おばけうんどうかい』(PHP研究所)『まほうおしっこシーコッコ』(文研出版)保育絵本『ぶらんこぶーちゃん』(ひさかたチャイルド)など多数。仏道修行中。趣味は尺八。

「2014年 『時計がわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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