かたちと力 原子からレンブラントへ

  • 潮出版社 (1988年7月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784267011603

作品紹介・あらすじ

森羅万象の根源を問う畢生の大作。卓抜な論理と470点を超える多彩な図版によって奔騰するイメージは、かつてない生成のダイナミズムの扉を拓く。『見えるものとの対話』『芸術の魂』に続く著者三部作ここに完結する。

感想・レビュー・書評

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  • 流れるようにことばが続く。
    かたちと力をめぐって、イメージが多用される。芸術、自然科学(物理、数学、化学、生物)、哲学が縦横無尽に引用される。それらが分かっているとより楽しめる。

    図版が楽しいが、記述はくどい。

    最後は物質、享楽社会を批判し、生命の方向を訴える。


    メモ
    ・p149 芸術作品に耽溺することで現実の見え方が変わる。
    ・p560 フェルメール、クロードロランの均衡の中の時間性。精神の拮抗関係。ドラクロア。
    ・p617 芸術の存在意義

  • ちょうど、20年前か、、、

    市の中央図書館の新入荷の棚に辞書みたいな厚みの
    一見変わった書籍を見つけた。

    カラーを含め多くの図版が掲載されていて
    とても興味を引いた。

    すぐに借りて、のめり込む様に読んだ。

    夏のとても暑い日であった。

    ・かたちとはなにか?
    ・世界の成立ちを問うことと芸術を追求して行くことが同義である。
    ・全てはつながっている。

    世界を解釈する方法の多様さに衝撃を受けた。
    小生が、芸術関連を志すきっかけとなった書籍。


    当時、若輩者であった小生には、1万円の書籍など買えるはずもなく、
    著名も著者も、当時の熱い思いもすっかり抜け落ち、
    探そうにも手掛りが無く、忘れようと思っていたのだが、

    千夜千冊に載ってました。
    http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0140.html


    また、読みたいが、
    アマゾンでは、現在4万9千円だとさ。。。

  • 設計(デザイン)とは,形だけでなく力を見ることも大事だ。
    その基本を,数式ではなく,絵や写真から学ぶことができる。

    P577からの「エントロピーの再検討」は,とても難しい。
    対称(symmetry)と平衡(balance)をエントロピーでうまく説明できるかどうか。うまく理解できるかどうか。まだよくわかっていない。

  • 140夜

    欲しい・・・。

  • かたちの力、力のカタチ、カタチと力における万物を巻き込んだ壮大な展開が面白いです。
    手元に一冊置いておけば恐い者なし!

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