ブッダ 10 (潮漫画文庫)

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  • 潮出版社 (1993年2月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784267013102

感想・レビュー・書評

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  • 教団組成、地位譲渡ってくだりを見るに、釈尊も一人の人間なんだなとふと思う次第

  • 手塚治虫による、ブッダの伝記。
    一読する価値はあると思って一気に読了。
    良くも悪くも手塚治虫調というか、手塚治虫節が効いているので、多少の好き嫌いはあるかもしれないです。

  • 竹林精舎ちくりんしょうしゃ 托鉢たくはつ 宰相さいしょう ユーデリカ 疫病神 遺髪 憂慮 アジャセの心に ブッダの臨終を見届ける 末世 今のままの未来 菩提樹の下ぼだいじゅのもと 上座 寄進 御布施 風葬か鳥葬 自然の精気の中 宇宙の法則 リータへの供養 洲か浅瀬 ファンシィダンス 恁麼不恁麼いんもふいんも 九拝三拝 読経どっきょう 気持ちは清明としていました しょうじ生死に対する考え方を一変させた夜でした

  • アジャセのお話です。とはいえ、子供のアジャセが幽閉されるお話ですが。

    舎利弗(シャーリプトラ)と目連(モッガラーナ)がここで初めて登場です。関連で六師外道のサンジャヤも出てきますがまぁ、嫌なやつですねぇ。

    不殺生戒(アヒンサー)の話も出てきます。にしても、サンガが形成されてからはかなり時間の流れが速いですねぇ。この辺からブッダが急激に老けていきます。

  • おすすめ度:90点

    解説:岡野玲子氏
    ブッダ一門がマガダ国を訪れる。ビンビサーラ王は、友情の証に竹林精舎の土地を贈呈する。
    ビンビサーラ王は息子アジャセ王子に殺されて死ぬという予言に悩まされている。一方で、ブッダを疎ましく思うアジャセ王子は、説教中のブッダを矢で射抜いてしまう。ブッダは何とか一命を取り留める。
    幽閉されたアジャセ王子は、奴隷のユーデリカに恋心を抱く。アジャセは、塔からの脱出を企み、身分を捨てて一般庶民としてユーデリカと共に生きる決断をするものの、王の命令でユーデリカは死刑にされてしまう。アジャセ王子に復讐心が燃えあがっていく。
    ブッダから未来が予言できる人間を探す使命を与えられたアナンダは旅に出る。ある日サーリプッタとモッガラーナに出会い、2人は仲間も含めてブッダに弟子入りすることになる。
    ブッダが新入りのサーリプッタとモッガラーナの2人を重用するため、ブッダ一門に不協和音が生じる。
    リータは蛇体の悪女にかまれそうになったブッタの身代りになり、死んでしまう。
    ブッダはアナンダとともに、大勢の人々に教えを説く使命感から、沼地を進み、コーサラ国を目指す。
    一方、ダイバダッタは、ブッダが留守中であることに乗じて、不満分子がたまっている教団を乗っ取ろうと企む。

    第五部
    第9章 竹林精舎
    第10章 幽閉の王子
    第六部
    第1章 サーリプッタとモッガラーナ
    第2章 非難する群れ
    第3章 死の沼地

  • 偽妊婦さんの登場などの小さな危機の場面で
    何かオロオロするだけで特に対処してない感じなのが
    不思議だった。

  • 手塚治虫の「ブッダ」は現代の仏伝として分かりやすい。生命や犠牲といった仏教の本質をきちんととらえていて、現代日本人の仏教観の基盤ととてもよく重なる。

  • サーリプッタとモッガラーナの登場で組織内での動揺が出てきたので、組織というのを考える上でも大変示唆に富む内容であった。

  • 10巻では、ブッダをおとしめようと、「ブッダとの子供」を主張する女が出てくる。
    また、ブッダがいよいよ旅に出る。

  • ~アジャセ~
    マガダ国へ入る
       ↓ 
    コーサラ国へ旅立つ

  • ブッダが突然老けたのがなんだか悲しかったです。太ってしまったし。。

    内容にはあまり関係ないですが、散々不幸な目にあっていたミゲーラが、母親になって幸せそうに過ごしているのが印象的でした。

  • 『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。

    「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。

  • 人間としての等身大のブッタの生涯を描いた、伝記漫画。千人もの弟子を持つに至ったブッダが、そのおかげで色々な困難に遭遇する。それを乗り越えたブッダは自分が弟子達にもてはやされ、ブラフマンとの約束を違えていることに気付き、コーサラ国に旅立つ。ブッダを射掛けたアジャセの憎しみが、だんだんと父親に向いて行く様子は、運命の恐ろしさを感じさせられる。人間としての等身大のブッタの生涯を描いた、伝記漫画。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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