- 本 ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267014499
感想・レビュー・書評
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曹操の暗殺計画が発覚、計画に加担した者の一族郎党は惨殺される
曹操は20万の大軍で劉備のいる徐州を攻める
劉備軍の夜襲作戦は失敗に終わり、劉備、張飛は散り散りになり身を隠す
残るは関羽の立て籠る下はいの城だが、曹操は何とか関羽を自分の部下として迎えたいと張遼を説得に向かわせる
礼を尽くして迎えようとする曹操に対して、あくまでも劉備への信義を尽くそうとする
何でも力づくで自分の思い通りにしてきた曹操が、関羽の劉備への一途な想いを汲み取りそれを尊重する姿に器の大きさと関羽への並々ならぬ思いを知った
劉備が袁紹の元に身を寄せていると知った関羽が曹操への恩を返し、礼を尽くして去ろうとする姿
関羽を手放したくない思いはあるものの関羽を気持ちよく劉備の元へ送り出してやる曹操
なかなか清々しい巻だった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
曹操毒殺計画が発覚し、連判状に名を連ねた同志とその一族700人余りが打首の刑に処せられてしまいます。曹操に敵対した劉備は徐州を追われ、袁紹(えんしょう)のもとへと荒野を彷徨うのでした。劉備の妻子を保護していた関羽は、曹操軍に対して条件つきの降伏を余儀なくされます。曹操は関羽を厚遇しますが、“劉備玄徳様とは、貧しい時に生死を誓った心と心の契りあった仲でござる”と言い放ち、劉備の妻子を連れ出し千里の道をゆくのでした。さすがの曹操も、関羽の厚い忠義心に改めて惚れ込むばかりでした。
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関羽雲長の一冊。あまりにも義にあつすぎる。
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三国志を読んだことが無かったので、とりあえず、漫画で読破してみた。
なのでシリーズ通しての感想です。
横山三国志なので、若干顔の作りが似通って見える。
また、蜀を主軸に置いており、その中でも桃園の義兄弟の絆を優先的に描く傾向がある上、連載の都合もあり、諸葛亮死後の蜀や、魏・呉・その他勢力のストーリーの一部が割愛されているように感じた。 -
曹操が全然やられないけど戦では何回も負けてるな〜と思いました。
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関羽つえー!!
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張飛の作戦に乗って「最近は武将らしくなってきたではないか」とか言ってる劉備は、基本、人を見る目が無いと思う。そしてまんまと曹操に捕まった関羽の脱出行。そうか。『封神演義』の黄飛虎の五関越えって、この辺から着想得てるのかもしれない。あの手この手を使って関羽を籠絡しようとしたが、結局、赤兎馬持っていかれてしまう曹操に、肝心なところで「人徳」とかいう曖昧なものに負ける悲哀を感じる。あと、優柔不断だけど意外に柔軟性のある袁紹、あんま嫌いでは無かったりする。先にもっと曹操と絡ませといた方が良かったのではないかと。
著者プロフィール
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