- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267014567
感想・レビュー・書評
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父馬騰と弟二人を殺された西涼の馬超は、その仇をとるため曹操打倒に立ち上がる
次々と二人がとった作戦が興味深くおもしろい
曹洪、徐晃の性格を逆撫でするあざけりの策に曹操から言われた十日間の我慢がならず、ついに曹操自ら出撃
渭水を挟んで馬超vと曹操が対峙する
二人が次から次へと繰り出す策が興味深くおもしろい
船筏を作る渡河作戦、急遽の落とし穴を仕掛けた塁壕作り、挙げ句の果てはそこに城を作るまでに・・・
さらに、その城を水攻め、火攻め
曹操は酷寒の地の利を活かして一夜にして氷の砦を作り上げるが、それならば、氷が溶ける春までと事態は持久戦になる
結局この戦の結末は、馬超と韓遂を仲違いさせる離間の策によって一応の終結となる
知恵と力を駆使した見応えのある対決がとどのつまり自分の身内を信じられなかったことから綻びとなるところが、何とも人間的で悲しくもありおかしくもある
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西涼(せいりょう)を統治していた馬騰(ばとう)は、曹操によって謀殺されてしまいます。遺児となった長男の馬超(ばちょう)は、父親と二人の仇を討ちのため挙兵、長安落城の勢いのまま進撃を続けるのでしたが、馬超は、叔父の韓遂(かんすい)と仲間割れの調略に嵌められてしまい、敗走する他ありませんでした。曹操が次に狙うはこう、要害堅固な蜀の劉璋(りゅうしょう)でしたが、人徳高い劉備に援軍を請うのでした。曹操は嫌悪感の強い人物ですが、乱世での統治能力は劉備玄徳を遥かに凌ぐ猛者であることが、巻を追うごとに深まる印象です。
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馬超のいい所悪い所が出でました。王塁の諫死は凄い。
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三国志を読んだことが無かったので、とりあえず、漫画で読破してみた。
なのでシリーズ通しての感想です。
横山三国志なので、若干顔の作りが似通って見える。
また、蜀を主軸に置いており、その中でも桃園の義兄弟の絆を優先的に描く傾向がある上、連載の都合もあり、諸葛亮死後の蜀や、魏・呉・その他勢力のストーリーの一部が割愛されているように感じた。 -
馬超がめちゃくちゃ強くてかっこいいな〜と思いました。
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許褚と馬超の一騎打ち熱い!!
張松凄いなあ -
馬超登場。
キャラの書き分けが大変になってきたのか、
ほとんど区別がつかなくなってきた。
馬超は能面のような兜が個性的でわかりやすいけど。
張松、劉璋に愛想をつかし、
許都入りするも曹操に幻滅、劉備に会うため荊州へ。
劉備の人柄に惚れこむ。 -
読了。
馬超すごく強い。曹操ってあんな弱かったっけ。若い頃強いイメージあったけどな。関羽にメロメロなところ以外好きになれないけど。
馬超冷静そうに見えたのに、部下を疑い始めてから一気に負け戦。逃げ切れたのかな。ちょっとカッコいいからまだ生きてたらいいけど。
劉備はいよいよ蜀を狙って行動に出はじめたよ!楽しみ。
付録のやつおもしろいけど、ネタバレ激しいので毎回読むの迷うー。
(170310) -
復讐に燃える西涼・馬超軍対曹操軍!
無双もいいけど、騎馬の一騎打ちも迫力ある!
やはり、つっぱしる馬超のみでは戦況苦しいよな~
劉備が蜀を手にする日も近そう。 -
劉備、曹操、孫権の三すくみの戦いはひとまず休戦となり、西涼の馬超が台頭してくる。曹操を何度も打ち破り、命を狙う寸前までいくなど、いやはやいくさ上手である。なかなか胸のすく思いで読み進められた。
本巻のあらすじは以下の通り。
•西涼軍に長安城を陥落させられた後、城主:鐘ヨウは潼関に籠る。曹操、曹洪&徐晃に潼関に向わせ、10日間守り通すよう命じるも、西涼軍の侮辱に耐えられず城主から打って出て惨敗。
•曹操自ら出陣し、潼関東方で西涼軍と対戦、馬超に打たれそうになる。
•曹操軍と西涼軍は渭水を挟んで対陣、西涼軍優勢も、渭南県令:丁斐の機転により牧場の牛馬を追い出して西涼軍の気をそらせる。馬超、曹操軍へ夜襲を繰り返す。曹操、城を築くも、馬超に
火攻め、水攻めされて失敗。曹操、夢梅の提案により氷で築城。
•馬超、曹操軍の許褚と一騎討ちし互角。
•西涼軍、曹操軍と和睦。曹操、韓遂を取り込むよう画策し成功、馬超は敗走。
•曹操軍、西涼軍を破るの報に驚いた漢中の師君:張魯、曹操の次なる標的になるのを恐れ、蜀41州獲得を企てる。
•蜀の劉ショウ、それを恐れて曹操に取り入るため張松を派遣する。
•張松、許都入りするも曹操に幻滅、劉備に会うため荊州へ。劉備の人柄に惚れ、西蜀41州図を渡す。張松、周りの反対を押し切り、劉ショウに劉備を国に招くよう進言、張松の同士:孟達&法正が使者に立つ。劉備、蜀進出を決意。劉ショウ、フ城まで劉備を迎え出る。
著者プロフィール
横山光輝の作品





