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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784267015861
感想・レビュー・書評
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有名な文学で、英雄伝というから楽しみにして読んでみたけれど、ちっとも英雄じゃないのもいるし、シーザーのあの名台詞は出てこないの?あれは映画か何か?似てる名前や、地名なのか人種なのか何なのかわからなくて読むのが疲れた。誰にとっての英雄なのか、魅力が伝わりにくく、もっとワクワク感が欲しかった。
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文学
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C0098
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歴史的価値のある名著のはずだが、訳に問題があるのか今一つ面白さを感じられず。洋書に当たるしかないのか。
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本を読む順番の神さま、ありがとう!
漢語は字面からなんとなくわかるけれど、知らない単語がほいほい出てくるこの本の次が、ちらと見ただけでもさらにわけわからない幸田露伴で、その次が陰陽師だから、知らない単語なんて元々雰囲気で読みがちなところを、さらにやさしくしてくれる筈。
鶴見訳がおもしろい、この英雄伝は塩野七生も目じゃない、とかいう書評を読んだので。
はあ……歴史がさっぱりなので、国々の関係もわからないのだけれど、西洋の偉人でこの本の影響を受けていない人はいないとか言われるくらいなのだから、みなさん、歴史をこれで学んだか、学びつつこれを読んだんだろうなあ。
物語はおもしろいけれど、ご丁寧になんでも書いてあるわけじゃないし、知らない人は置き去りなところもあるので、前提の共通認識があるとさらにおもしろいんだろう。
ギリシャ・ローマの歴史がさっぱりなので、前後がよくわかりませんでした。
アレキサンダーはマセドニアの王。
マセドニアとローマ、ギリシャの関係って何だ。
鶴見訳は、読みが英語読みじゃないらしいので、マケドニアでなくマセドニア。
他にも一般的でない読み方らしいんだけれど、元を知っているのはマケドニアくらいなので、違和感はなかった。
アレキサンダーは、ライダーはこれかあと思いつつ読んでしまう。
シーザーより、アレキサンダーの方がおもしろかった。
「ブルータス、おまえもか」
のブルータスは、最後、自刃していたというのを初めて知った。
p139
ギリシアでは人間の義務が重んじられたようで、ギリシアの諸立法者は、戦場で盾を放棄したものは厳罰に処しても、剣や槍を失ったものは不問に付す。自衛は攻撃よりも人類の任務である点を不言のうちに明らかにしたということらしい。
石油のことと思われる石脳油。土瀝青(アスファルト)に似ている。
出たんだー。
これが燃えるのを示すために、どうも悪気はないらしいんだが、少年に石脳油を塗りたくって火をつけたという逸話にびっくり。
少年といえば、少年愛奨励の時代なので、舞台でうまく踊った小姓がシーザーの足元に帰ったら、観覧していた兵士たちが「褒美にくちづけてやれー」ってはやしたてて、くちづけをした。なんて話もあった。
あと、恋人同志の軍が強い、とか。
敵に背を向けず、恋人にかっこいいところを見せるから、この軍はバラバラにせず、一軍をまとめて使うべきだ。とか。
戦場の記述が、勇ましい。
p352
「あたるを幸いと敵をなぎ直しつつなお進んでゆくうちに、その口からぐざと通って頸窩に突き抜けた刀傷を受けて仰けざまにひっくりかえって……」
p358
「来たり、見たり、勝ちたり」
シーザーが、ローマにいる優雨人アマンティアスに、敵を殲滅したことを伝えた言葉。
これはラテン語において、全然同一の韻を有しているそうですよ。
太陽暦を作ったシーザー。
ユリウス暦とも言う。
ユリウス・カエサルとか、ジュリアス・シーザーとか呼ぶけど、この本ではケイアス・シーザーですよ。
カエサルなんて、聖書の「カエサルのものはカエサルに」で知ったので、=シーザーだって、ずいぶんのちまで知らなかった。
さて、ふりがなはふってあるけれど、知ってるけれど意味が曖昧な言葉、知らない言葉がたくさん出てきたので、思いついて抜き書きしたけれど、キリがなくてやめた。漢字だから大体意味がわかるというのがありがたい。
これはあとで一応調べる。
73
手を挙げて敬(いや)つくほとり。
艤装
ぎそう、なんて海戦でしか書かないかな。
友誼
友情より堅苦しい感じ。
80
幾多の天稟
苛察(かさつ)なる言葉
爾来
爾余
ここら使ってみたい
81
尤(ゆう)なるもの
82
悃請 こんせい
83
日常生活の華奢について
これは細いの意味の華奢でなく、奢侈の意味でよいのか?
名聞心
87
眷顧を受け
演説家の巨擘
91
貶黜 へんちゅつ もしくは中傷に
毀誉褒貶だって、栗本薫で覚えたのに……
95
赴援 ふえん
96
驕奢きょうしゃ
聡慧
放縦 ほうしょう ほうじゅうって読んでたよ。
放恣と意味同じか?
淫佚 いんいつ
99
血気躁急に
102
戦場に鞅掌に おうしょう
103
厳苛
106
款を通ずる
よしみを通ずる、の意とは思うが、ふりがながない。
109
遊佚 ゆういつ
111
黠詐 かつさ
113
秋毫 しゅうごう
116
流謫 るたく
120
劫掠 こうりゃく
129
疎明
136
投げ楯 盾を投げたんだろうか。
136
正鵠をえる
正鵠を射る、が誤認?
142
品隲 ひんしつ
144
羈絆
159
掩撃 えんげき
かっこいい言葉だ!
161
流涕 りゅうてい
かっこいいよね、武将に使いたいね
玄にサンズイ、然 げんぜん これ、外字扱いレベルか?
202
蹉跌
236
倫布と金冠の神占者
なるほど、あれはそう表現するのか
274
キュビト
随分小さいなあと思った。
箱舟作るときの単位がキュビトで、肘まででしょうーと思って調べたら、中指の先から肘までで、男性だから、45cmくらいあるようだ。
クレオパトラ
アレキサンダーにも、その父にも、シーザーにもクレオパトラがいるんだが。
アレキサンダーとシーザーはともかく、アレキサンダーの父にも?? -
テミストクレス、アルキビアデス、ペロピダス、アレクサンドロス3世、
ユリウス・カエサル(シーザー)、ブルータスなどなど、
比較論で際立つ英雄たちの生きざまから指針を見つけ出す。
優れた先人に学ぼうとするとき、同じような生き方をした先人を見つけて比較することも1つの手段。
似ているものを2つ比べることで、逆にそのわずかな違いが明らかに。 -
十代前半で、このタイトルの図書を読んだと思うのだが、少年版だったのか? 出版社さえ思い出せない。ただ、登場する人物の個性がとても豊かであったことをほのかに思い出す。今読むとしたら、この本を購入することになるのかな?
鶴見祐輔の作品
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