- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267016028
日本人の心の感想・レビュー・書評
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人間が生まれる事や死ぬ事については科学的研究が進んでいるが、「なぜ私は生まれてきたのか」「なぜ私は死ななければならないのか」と、自分との関わりにおいて考える時、科学は答えない。
ネイティブアメリカンのナヴァホ族には「宗教」という言葉がない。生きている事そのものが宗教だから。
21世紀が多元的共生社会であろうとする時の必需品は多神教の倫理である。
自分の生き方まで包み込んだ世界観がコスモロジー。
共時的な現象は使用するものではなく、理解を深める事ができるもの。効率を高めるとか上手くやるという事ではなく、自分の人生を深める事ができるもの。本質的なものに関わる事。
表層の知識を詰め込む事だけ考えていると本当の人間じゃなくなっていく。深層を伝えうるものは「情報」ではなく、「物語」。「ディスクリプション」ではなく、「ストーリー、ナラティブ」。
科学がやっている事はディスクリプション。魂がやっている事はストーリー。
21世紀が求めている新しい目標は、理性と心情が分裂しない生。宗教と科学の問題が結びつく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本の文化、自分の国のことなのに驚きがいっぱい。専門的なところは少し難しかった。ディスクライブだのカタカナ語を多様されると困惑する。もっと日本語にできないものか。
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国東半島などを舞台とした作品です。
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河合隼雄の作品



