水滸伝 3 (潮漫画文庫)

横山光輝

• 潮出版社 (2002年5月25日発売)

感想・レビュー・書評

[なおきさんの感想 · 2018年11月5日]

宋江：江州の死刑牢に入れられる。
蔡久知事：江州の知事。悪いやつ。宋江の処罰をを伺う手紙東京の父蔡大臣に書く。
戴宗：江州牢役人。一日八百里走る。蔡久の手紙を持って走る。梁山泊に寄る。

梁山泊
晁蓋・呉学人・林冲・花栄ら。呉学人、偽手紙を提案。戴宗が去った後、偽造ミスに気づく。

戴宗：江州に戻る。
蔡久知事：手紙の偽造を見破る。戴宗を宋江とともに死刑に処す。
李鉄牛：刑場で暴れる。そこへ梁山泊軍現れる（晁蓋・林冲・花栄・黄信・阮兄弟）
張順：梁山泊軍、宋江、戴宗を舟で逃がす。

一団、無事梁山泊へ帰還。
宋江：一旦実家に戻り弟と会う。帰路役人に見つかって戦い、追っ手から逃げる。
九天玄女：宋江に三巻の天書を授ける。
黄信・花栄・阮兄弟・李鉄牛、宋江を迎えに現れ、梁山泊へ帰還。
宋江の父・弟も梁山泊に迎える。

一清道人帰郷へ。
李鉄牛も帰郷へ。朱貴も後を追う。二人で弟の朱富の家に立ち寄る。鉄牛、走る。偽鉄牛に会う。母に会い母を連れ出すが、途中母は虎に食べられてしまう。鉄牛、虎を退治し、村に招待され、酒を飲む。寝てしまい捕えられる。
李雲：朱富の武芸の師。鉄牛を連行。朱富、連行中の李雲をもてなし、一行を眠らせる。
朱貴・鉄牛、梁山泊へ。
朱富も李雲とともに梁山泊へ。祝家荘を通る。祝家荘が梁山泊との戦の準備をしていることを知る。梁山泊へ。

梁山泊、祝家荘へ6000の軍を進める。第一軍宋江大将、第二軍林冲大将。
花栄、朱富偵察へ。捕えられる。

祝家荘側：祝朝奉、欒廷玉、祝三兄弟、一丈青扈三娘

第一軍前進、砦へ。戦い始まる。梁山泊軍不利なるも、逃げてきた花栄が逃げ道を教える。祝家荘軍の目印赤提灯を弓で落とし、辛うじて逃げ切る。
第二軍も合流、二手に分け祝家荘の砦を攻める。
一丈青扈三娘、戦場へ出る。錦毛虎燕順と一騎打ち。錦毛虎捕えられる。
欒廷玉、戦場へ出る。?飛と一騎打ち。
祝竜も前へ。?飛を捕えられる。
宋江、一旦引く。一丈青扈三娘、欒廷玉、祝竜追う。宋江追い詰められる。ピンチ！

そこへ第二軍林冲、李鉄牛ら現れる。
林冲は一丈青扈三娘と一騎打ち、捕える。
李鉄牛は欒廷玉と対決。優勢なるも欒廷玉を逃がす。祝竜も逃がす。
李鉄牛、一丈青扈三娘を連れ、祝家荘の砦へ、人質交換の申し出をするも、祝朝奉は断る。
呉学人、合流。

解珍・解宝：三東・登州の猟師。虎退治を行う。虎は毛旦那の邸宅へ落ちる。毛旦那と争い、役人に捕まる。
孫立：解珍・解宝の義理の兄、登州軍馬提轄
孫新：孫提轄の弟
母大虫顧大嫂：解珍・解宝の姉、孫信の妻
楽和：牢の番人。孫提轄の義理の弟。二人が死刑になることを知らせる。顧大嫂の下へ。
出林竜・独角竜：登雲山の山賊。
顧大嫂、孫新、楽和、謀り、孫立を巻き込む。
顧大嫂・楽和、牢へ差し入れ。
孫提轄、出林竜・独角竜らとともに牢を破り、解珍・解宝を助け、一行は梁山泊へ。

[フラビオさんの感想 · 2015年2月25日]

2015年2月24日読了。梁山泊の好漢たちと、彼らを討って名を上げようとする祝家の戦い。武松だけでなく様々な豪傑が「虎退治」の経歴を持つ、中国人にとって虎というのはよくよく特別な動物なのだな。まあ「龍を退治する」ことは現実には無理だし…。相変わらずなんとなくばたばたしている梁山泊の面々の行動と、無策な軍師呉用の策がいい味を出している。

[chifuyukさんの感想 · 2013年3月31日]

李逵(鉄牛)が虎を?　武松じゃないの?

祝家荘も全然違うね。扈三娘も大して目立ってない・・・

[木下雪ノ助さんの感想 · 2005年10月13日]

宋江救出から祝家荘辺りまでです。
個人的には扈三娘ｖｓ林冲の辺りが好きです。

著者プロフィール

ロングセラー「三国志」をはじめ、「水滸伝」「項羽と劉邦」「殷周伝説」(いずれも小社刊)をはじめ、著書多数。

「2019年 『カジュアルワイド　三国志　６』 で使われていた紹介文から引用しています。」