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本 ・本 (426ページ) / ISBN・EAN: 9784267016653
感想・レビュー・書評
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ゲーテのいわゆる古典主義期の戯曲を収める。「タウリスのイフィゲーニエ」、「タッソー」、「ナウジーカア」といったギリシャ神話やルネサンス期イタリアに取材した本来的な意味での戯曲、「かくし娘」、「扇動された人々」といったフランス革命に取材した革命劇、その他の祝祭劇が収録されている。解説を見ると大体の作品に厳しい評価が下されているように思われるが、近代的なヒューマニズムを称揚する「イフィゲーニエ」がなぜ古典主義の作品と言われるのかといった問題は突っ込んで考える余地がありそうだし、「扇動された人々」は、未完になっているとはいえ、啓蒙絶対主義礼賛と革命礼賛が結びつく当時のドイツの一つの人間類型を具象化しているし、各作品とも楽しみ方は無数に存在するのではないかと思う。
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著者プロフィール
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの作品





