- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267017247
感想・レビュー・書評
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フランス革命 1789〜99を部隊としたスケールの大きな物語
王党派の指揮官 ラントナック侯爵
指揮官像
「今の戦争ときたら、極悪非道の戦いですし、血に飢えた奴らがかつ時代なんです。」「残忍な人間」「今、必要なのは、まさにそういう人なんです。」
革命当時の革命歌群の代表
ゴーヴァンとシムールダン
共和軍の シムールダンは フィクション
ロベスピエール、マーラー、ダントンの間に登場。
「愛することを禁じられていた彼は、憎悪し始めた。虚偽を、君主制を、神政政治を、そして、自分が来ている僧服をにくんだ。現在を憎んで、未来に大声で呼びかけた。未来を予感し、すでに少しは未来を思い浮かべていた。未来は恐ろしいものであるとともにすばらしいものだと見抜いていた。」
「狂いたち、荒々しく、しかも壮大な周囲の空気は、彼の活動力にまさにふさわしいものだった。この男は、海のあらわしと同じように、心の中には深い静けさを秘め、そとには危険に対する好みをもっていた。」
「ところが、彼は 惨めな人々に対してだけは、あわれみの気持ちを抱いていた。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会話文も多い本だったのですらすら読めるところが多い。下の解説とフランス革命についてを読んでから上を読めばよかった。
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題名の「93年」はフランス革命の真っ只中の1793年のことです。この年にバスティーユは陥落し、国王ルイ16世は後世に鳴り響いたギヨチーヌ(ギロチン)で処刑され共和国政府が誕生します。
私達が思い描く「共和国」とはどのような世界でしょうか。この『93年』に描かれる共和国は...
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