団塊のジジババが日本をダメにする

著者 :
  • 潮出版社
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本棚登録 : 35
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267018787

作品紹介・あらすじ

公共性がない、自己チュー-ベストセラー『ケータイを持ったサル』の著者が、団塊世代へ警告。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館でさらっと読了。
    久しぶりに本を読むためだけに時間を割けた(ほんまは勉強しに行ったのに・・・笑)ので、安らげた♪

    「団塊の世代」という言葉は、堺屋太一氏がつくりだした言葉というのを初めて知った。恥ずかしながら・・・
    今65~67歳のジジババのことを指すが、彼らは戦後の日本を支えて一生懸命朝から晩まで働いてきた。だから老後はとにかくのんびりしよう、孫にでも時間と金をかけようと思っている、と。

    述べられてることはわからんでもないが、
    タイガーマスク「伊達直人」のランドセル寄付に対して「寄付するならちゃんと名前を書け」という意見や、
    日本人が欧米人に比べて里子制度に無関心であること・自分の孫(血縁関係のある子ども)には甘いが決して困っている子どもに手を差し伸べようとしないジジババが多い
    ということについてやたら厳しく言及されていたのが気になった。
    向井亜紀さんが代理出産を選んだことについても辛辣だった。
    そこまで言う?
    夫と自分のDNAを継いだ遺伝子を残したいという純粋な気持ちは理解できるけどなあ。男女の差もあると思いますが。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「述べられてることは」
      読んでいない本について想像でアレコレ言うのは間違っていると思いますが、一言(今回に限ったコトじゃないなぁ)。。。
      あ...
      「述べられてることは」
      読んでいない本について想像でアレコレ言うのは間違っていると思いますが、一言(今回に限ったコトじゃないなぁ)。。。
      あるべき姿は何か?→そうならなかった原因は何か?→軌道修正の道筋は?と言うように書けば、幾らかは共感が得られるのでは?単に非難だけだとダメですよね。。。
      2012/08/21
    • mariさん
      nyancomaruさん
      そうなんですよね~。今回の本に関しては非難で終わってた気がしました。。
      自分が論文書いたりするにも気をつけないとな...
      nyancomaruさん
      そうなんですよね~。今回の本に関しては非難で終わってた気がしました。。
      自分が論文書いたりするにも気をつけないとなあ。と再認識です。

      千田さんの新刊『あなたが落ちぶれたとき手を差しのべてくれる人は、友人ではない。』を購入しました!またレビューUPしますね♪
      2012/08/25
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「気をつけないとなあ」
      人の振り見て、、、ですよね。
      私も、時折直球投げちゃうので注意します。。。
      「気をつけないとなあ」
      人の振り見て、、、ですよね。
      私も、時折直球投げちゃうので注意します。。。
      2012/08/29
  • p.123 「高齢化社会において、何が一番の問題なのでしょう。(中略)一番の問題は、本書第一章でも触れた「self-esteen」(自尊感情)ではないでしょうか。
    高齢者に自尊感情と生きがいをもって生きてもらう。これは切実にして最大の課題です。」

    p.141「「おひとり様」の高齢者が依ってすがる縁は、もはや途切れかけた血縁くらいしかない。そこで団塊の世代をはじめとする高齢者は、今ごろになって「血縁は大事)という幻想にすがるようになってきました。血の濃さを心のよすがにするという、もともとありもしなかった伝統に回帰しようとはかるようになったのです。」
    p.159「日本人のほとんどは、欧米の人たちのように「神」という絶対的な価値観が欠落しています。その代わり、「血縁」が信仰のようになってしまいました。また、「血縁」以上に重きを置ける価値が、日本人には見当たらなくなっているのです。」

    p.176「社会的に賞賛され(social praise)、社会的に注目を集める(social attention)ことが報酬になり、人はさまざまなことを学習していく。」


    日本では、定年を迎えると、「これまで働いてきたのだから、後は好きなことをして過ごそう」となるが、欧米では、「これまでの恩を、社会貢献をして返そう」という考えになる。
    また、日本では里親になる人はほとんどいないが、欧米では一般的。

    引退をした高齢者には、里親や、ひきこもっている若者の相談相手のボランティアなどをしてもらうのが本人にとっても社会にとってもよいのではないか。

  • 生物学者による団塊世代批判書。ニホンザルなど動物の行動形態に多くのページが割かれていることは気になるが、団塊世代の生まれてからの生い立ちや、現状分析、行動の傾向は、納得できる内容である。著者の団塊世代に対する批判も、おおむね同意でき、まともな意見が述べられていると思う。
    「過去100年、200年と日本人の生活を遡った時に、どの世代が一番生活に困らなかったのか。一番お気楽で極楽に暮らせているのは、1945年の敗戦直後に生まれた団塊世代でしょう」p44
    「平和な組織を構築するためには、内部に厳格なヒエラルキーがあった方が都合がよい。ヒエラルキーのもと、上に立つ人間が下の階層で生きる者たちをしっかりコントロールする。身分社会のような組織は息苦しいように見えながら、外部に対しては平和的です」p74
    「民主的な組織とは、凝集性と緊密性が強いものです。そういう集団は、外部に対する排他性がとても強い。集団の中は、均質で平和で民主的なのかもしれません。しかし、外部に対しては極めて戦闘的です」p76
    「子孫を残した後に親が何十年も生きていては、ふつうはむしろ、後継者の食い扶持を減らすことになります。ですから普通の動物は、繁殖が終わればじきに死ぬようにできているのです。その方が理にかなっています」p88

  • 見方が面白い

  • 1954年生まれの同世代が同じ事を考えている
    団塊世代の困ったことをあまりに
    柔らかく言っていいものかもっと
    厳しく指弾すべし

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著者プロフィール

大阪生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。米国立衛生研究所、独マックス・プランク精神医学研究所などを経て、現在は京都大学霊長類研究所教授。著書に『コミュ障 動物性を失った人類』(ブルーバックス)『音楽を愛でるサル』(中公新書)など多数。

「2017年 『自閉症の世界 多様性に満ちた内面の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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