毒唇主義

  • 潮出版社 (2014年6月5日発売)
3.09
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感想 : 7
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784267019791

感想・レビュー・書評

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  • 2025.8.4

  • 図書館本。内館さん5冊目。
    タイトルから気になっていたが相変わらず気持ちいい塩梅の毒だ。とにかく一本筋が通っておりブレがない。それが嫌味のない毒になっているのだろう。
    話題としては、ちょっとした昔話から入り、盛岡での大病、大相撲の審査員や監督、大学院での話など、著者の身にまつわる事が主であるが、それぞれにオチや教訓など、短編らしくテンポがいい。
    印象的な話は初っ端の孫の話。興味がないことはとにかくつまらない。お互いの興味の度合いがあまりにも剥離していると、こんなバカな話になるわけだ。気をつけねば。

  • 2021年2月23日
    相撲が神事ということ、納得。
    秋田に行ってみたくなります。

  • お小言集だった。

  • ブログに掲載しました。
    http://boketen.seesaa.net/article/419097490.html
    朝青龍さえ寄り切る剛腕。すっきりと筋を通す人。

  • 毒舌ならぬ毒唇というところが妖しく艶めかしい。30年前の見合い相手の言葉「人間の口に関すること、すべて僕の仕事」が著者には眩く羨ましかった。仕事に対する真摯な姿勢に好感を抱き、何の不足も不満もなかったが、申し出は断ってしまう。結果として一生連れ添える夫より年収2万円の一生できる仕事を選択することとなる。責任もないが将来もない雑用からの自立させた瞬間である。すべてを開放する潔い決意が清々しい。

  • 914.6

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著者プロフィール

1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業。1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)に入賞するなど幅広く活躍し、著書に映画化された小説『終わった人』や『すぐ死ぬんだから』『老害の人』、エッセイ『別れてよかった』など多数がある。元横綱審議委員で、2003年に大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている。2019年、旭日双光章受章。

「2023年 『今度生まれたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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