潮文庫 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<下>

  • 潮出版社
3.60
  • (9)
  • (26)
  • (10)
  • (9)
  • (1)
本棚登録 : 214
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267020735

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これ、続くのか…。という締まりの悪さ。中途半端な冒険譚。ハリーポッターには遠く及ばない世界観。いやあ、残念でした。オカルトめいた感じのあった前編に期待したのだけど。何が許せないって、これ上下巻で一区切りつくような感じになっているのに、物語としての歯切れがすこぶる悪い。続くなら、上下巻ではなく、1.2.3…巻とナンバリングすればいいし、上下巻にするなら、ひとまずこの物語に決着をつけて欲しかった。他のワイトを逃したり、ペレグリンをそのまま鳥の姿にしておいたり、ましてや新しい冒険に出発、なんてするな!残念!
    そう思ったけど、映画が気になって、YouTubeで予告編見たけど、めっちゃ面白そうだった…。これ、映画が原作超えちゃった珍しいパターンのやつなのか…?

  • 本屋に平積みにされていたので読んでみました。ティム・バートンが映画化かぁ。確かにああいう世界観、というか画面、似合いそう。ビッグ・フィッシュみたいな感じになるのかな。

    お話としてはなんというのか行き当たりばったり過ぎてハテナ?と思うことがしばしば。大体おじいちゃんの殺害をあの時点まで待っていた理由はなんだ?ループが知りたかったから?主人公がおじいちゃんが死ぬまで危険な目に合わなかったのは何故なんだ?とかとか。多分、ですが色々な写真が最初に合ってこの写真の主はきっとこういう人物でこう…という形でお話を作ったのではないのかなぁと思ったり。あの変な格好した双子は結局出てこなかった気がするし。
    そして敵である悪の組織もふたを開けてみたらなんだ、元は同じ同族の意見が違って仲間割れしたってだけの話じゃん、という辺りでスケールが小さいなあ…と思ったり。
    大体奇妙な能力や特徴を持つ集団の割にはその辺りが全然活かされてないなくて残念。まあそこが目立っちゃうと主人公があまりにも普通人過ぎてどうしようもなくなってしまうのかもしれないけど。

    そして主人公が16歳にしては幼すぎないだろうか、とそんなことをおもいながら読み終えました。でもこういう世界観は子供には受けそう。続きが出そうですが私はこれでもう良いかな~

著者プロフィール

デビュー作の本シリーズは世界52か国で翻訳、さらに第1部をティムバートン監督が映画化。アメリカ、ヨーロッパ、アジアを中心に公開され、ランキング1位を多数達成。

「2018年 『魂の図書館 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ランサム・リグズの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×