ハーバードからの贈り物 (Harvard business school press)

  • ランダムハウス講談社
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レビュー : 102
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270000359

作品紹介・あらすじ

仕事で落ち込んだとき、くじけそうになったとき、迷ったり悩んだりしたとき、「初心」を思い出させてくれるハーバード恒例の"最終講義"を一挙掲載。

感想・レビュー・書評

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  • この本は、ハーバードビジネススクールの教授陣が、最終講義の際に語る15編である。
    その中身は濃く、経験談や人生訓などが主である。

    自分らしく生きる、人生に対する価値観や信念を貫き勇気を忘れるなと、この本は教えてくれた。
    特に印象に残った2編は忘れられない。

    サラの物語
    レース

    今、勤めている会社も理不尽なことが多い。そして、この1ヶ月で多くの仲間、数十人も辞めていった。それはどこの会社でもある話だとしても、読んでて心底思った。うちの会社のお偉方にもこの『サラの物語』を読ませたいと。そして読んでどう思うか応えてみろと言いたい。

    最後に、明るい言葉でよかったところを記しておきたい。

    「賢者は経験から学ぶが、真の賢者は他人の経験から学ぶ」

  • ジャンル分けが難しい。ビジネス、啓発、哲学、ヒューマン…あらゆる要素が詰まった作品。

    邦題は「ハーバードからの贈り物」、原題(略)は「Remeber Who You are」。邦題は明らかに「ハーバード」という言葉で特定層の関心を惹いて、本書の売り上げ増を狙ったものだと推測できる。

    原題は本書名に相応しいネーミングであり、自分を知ることの大切さが随所に説かれている。

    自分を知るということの第一歩は何か。それは自分に正直になること。周囲が~と言っているから、一般常識が~だから…そんな言葉で自分を見失っていないか。

    優秀な人ほど、こうした言葉に左右されリスクを取れない。自分に正直になる。言うのは簡単だが実行するのは難しい。

    自分を知ること。そのために自分に正直になること。これがより良いキャリア、ひいては自分の人生を作るための第一歩。

  • ハーバードからの贈り物

    転落から高みへ
    あなたたちは、世界の中で恵まれた位置にいる。熱心な先生や愛情あふれる両親のお陰で、"幸運"を与えられたことを、十分認識してほしい。そして何よりも、幸運の女神がこれほど豊かに微笑んでくれたのだから、自分にはそれなりの責任があることを肝に銘じてほしい。
    幸運が成功を生み、成功は義務を生む。他の人びとの幸運を作り出すことで、あなた自身が最高の高みへと到達することができるのだ。


    なぜ人はあなたのために働くのか
    部下に仕事を任せるとは、誰かにあなたのアイデアを実行させることではない。その人のアイデアが実現するための環境を整えること、その人のビジョンに沿ったやり方でビジネスをさせることなのだ。


    ラシュモア山での問い
    ワシントン、ジェファーソン、ルーズベルト、リンカーン

    「ねえパパ、どうしてこの四人が選ばれたの?」キャサリンが聞いてきた。
    勇気があったからだよ、と私は自信を持って答えた。四人とも危険をいとわず人のために尽くそうとしたんだ。そしてなにより、みんなの生活を変えてくれたんだ。
    「パパは誰かの生活を変えたことある?」

    大事なのはあなたが相手に何を言うかではなく、あなたが話しているときに、相手の内面に何が生じるかなのだ。(中略)あなたと関わった結果、相手の自己認識は たとえわずかであっても どのように変化するか、ということである。

    相手にポジティブな影響を与える機会は、家庭から職場まで、日常生活のあらゆる場面に存在する。

    まず大きな紙を用意して、日常自分と関わりのある人たち 家族や同僚、友人など をすべて書き出してみよう。リストができたら、一ヶ月間、それらの人びとと関わった時間と関わり方の種類を記録に取る。

    剥製の鳥
    変化を起こすためには、自らの知力と能力に自信を持つこと、そして経済的のみならず道徳的・倫理的に何が正しいかを見定める自らの内なる羅針盤に自信を持つことが必要なのである。

    私が伝えたいメッセージはとてもシンプルだ。自分自身を信じること、これに尽きる。誤った決断を下すのを恐れて、大きなチャンスをみすみす逃さないことだ。


    自分らしくあれ
    「いや、自分である必要はないんだ。大事なのは自分らしくあることだよ」

    自分は何者かということと、何をする人間かということの間に微妙な一線を引くということである。

    「仕事での行いは、その人が何を手にするかを決め、余暇時間での行いは、その人が何者かを決める」

    (カーネギーの場合、公と私とでは似ても似つかないまったくの別人だった)

    「この世界じゃ、厳しくなければやっていけない。でも心のどこかに、やさしい部分も残しておかないとね」


    黒か白か
    ビジネスリーダーとなる君たちの考え方は、ある方針を生み出し、その方針が結果を生み出す。だから自分の考え方を正確に理解すること、言いかえれば、自分がなぜ今のように思考するようになったのかを把握することがきわめて重要である。

    毎朝、低所得層の住む地域を通り、福音派教会の前を過ぎ、古風な屋根つきの橋を渡って学校に通ったことが、自分自身や他人に対する見方にどれだけ大きな影響を与えたことか。

    哲学者のキルケゴールが言ったように、人間は過去をふり返ることによってしか自分の人生を理解することはできない。だが、人生は常に前向きに進んでいる。過去を理解しなければ、将来を十全に生きることはできない。

    TVAは変わり、世界も変わった。だから、私自身の考え方も変わらなければならなかったのだ。


    まずい食事と真実
    事業部のトップやCEOになるということは、一瞬にしてすべてが変わることではない。いくら高い役職に就いても、そのことだけであなたが人間として変わってしまうわけではないのだ。
    だが、周りの環境は間違いなく変化する。上級管理職になったとたん、以前とはまったく異なる待遇を受けるようになる。役員クラスに昇格後うまくやっていく秘訣のひとつは、そうした待遇の変化と、それが自分に与える影響を常に自覚していることにある。決してのぼせあがってはいけない。地に足を着け、オープンでありつづけることだ。

    良い待遇を受けられるのは、たまたま今就いている役職のおかげにすぎないのに、自分がえらいからだと勘違いしてしまう。

    高い地位に就いた今も、自分という人間は昔とまったく変わっていない。かつて自分が ボス の発表やメモ、スピーチやビデオを見たり

    しっかりと地に足を着け、職場での待遇にいい気にならないようにするために、私は自分ができる最良の方法を使った。家族の言うことに耳を傾けたのだ。

    妻は、私がいくら職場ではすべてのスタッフの上に立つボスであっても、家では火曜日にゴミを出し、土曜日にクリーニングを取りに行く普通の男にすぎないのだということを、常に思い出させてくれた。

    異議を申し立て、議論し、反対意見を言ってくれる人間が周囲にいることは、リーダーとして真に成功するための必須条件である。

    ここにあげた方法のなかには、初めのうち気恥ずかしく思われたり、わざとらしく思われるものもあるかもしれない。社内を歩き回り、打ちとけた雑談をし、バースデーケーキをつまむ そこには確かに、より良い管理を実現するための計算が隠されている。だが人は皆、そうやって物事を学ぶのだ。

    ビジネスでは、人とのつながりを作り、地に足を着け、率直で近づきやすい人間になるというテクニックを意識して身につけなければならない。初めのうちはぎこちなくても、そのうちにそれが自然になり、スポーツと同じように、ひとつひとつのステップを意識しなくても全体がひとつのスムーズな流れになる。そしてこの自学プロセスは、キャリアを通じて生涯繰り返されるべきものなのだ。


    同窓会
    意識的にせよ無意識的にせよ、自分の人生を同窓会に向けてコントロールしはじめ、短期間で履歴書にハクがつきそうな仕事を選んだり、大金を稼げそうな仕事に飛びつくようになる。すぐに成果の出ない夢や目標は後回しになり、高級車が買えることにつられてやりたくもない仕事に就いてしまう。本来目指すべき目標、本当に自分にとって大切なものを見失ってしまうのだ。

    適切なリスクを負うことで得られる大きなメリット

    一般に、自分の夢や目的を具体的に決めてしまえばしまうほど、それを追求することにともなうリスクは高くなる。

    あるキャリアを追求するのにリスクがあまりに大きいと思えるとき、その理由の九九パーセントは目標に対する柔軟性が足りないことにある。

    リスク嫌いの人(そして同窓会に出席する人)は、目先のことにとらわれ、即効的な結果ばかりを求める傾向にある。

    キャリアを通じて思い切ってリスクを負う覚悟を決めたうえで、結果が出るのをどれくらい待つか、具体的な年数を決めておく、といことだ。


    完璧を求めるな
    尊敬していた父親の話しから

    とくにビジネスの世界で名の知れた人物が、あたかもその生涯、一貫して成功しつづけてきたかのような語り口に、私たちは慣らされてしまっている。

    価値のない人間がいないのと同様、欠点のない人間というのはありえない。

    ハインツ(食品業界の人)は下手をすれば挫けてしまいかねない失敗から、どうやって立ち直ったのか?そのカギは、自分が何者であり、何を望み、誰を大事に思っているのか、そして事態がなぜあれほど急激にあれほどひどい状態に陥ったのかについて、じっくり考え直したことにある。この内省 己の恥を潔く受け入れることも含めて の効果は絶大だった。それによってハインツは自分自身への信頼を新たにし、過去の過ちから学ぶことができたのだ。


    キャサリンヘップバーンと私

    ユニークでユーモラスな方法で聴衆の意表を突くことには、大きな意味があった。気づまりな雰囲気や注意散漫を会場から一掃し、聴衆を話に引き込み、一番重要なのと すなわち講演の本題にスポットライトを当てるのに役立ったのだ。

    ある状況に入ったとき、まず二言三言、よく考え抜かれたフレーズを口にし、それによって場の主導権を握る。これはリーダーシップに必要な資質のひとつだ。

    自分に自信のあるリーダーは、相手をリラックスさせ、自分の話に引き込むのがうまい。

    きわめて有能でありながら、とても穏やかで控えめな話し方をする企業のトップを私は何人も知っている。

    (どんな場合でも)ごく短時間に好ましい印象を与え、場の雰囲気を作らなければならないことに変わりはない。

    リーダーとしてすべきことは、共通の基盤を確立し、相手と親密な関係を作ること、そして自分にとって望ましいイメージを相手に持ってもらうことである。

    講演でも、あるいは報告や提案をするときでも、とにかく事前に聞き手について詳しく調べておくことが肝心だ。年齢、性別、経験の有無、素人なのか、専門家なのか? 等

    尊敬する人の言葉は引用しても、決して自分以外の誰かになろうとしていけない。


    サラの話
    これまでの人生で、あなたは多くの人に支えられてきた。あなたのために自分の夢や希望やプライドを犠牲にして、助けてくれた人がいる。

    あなたが将来勤める会社、あるいは率いていくことになる会社には、清掃員もいるし、部課長や受付係もいれば、重役もいる。こうした人びとの力があってこそ、あなたの会社が、そしてあなた自身が発展し、利益を生むことができるのだ。


    レース
    (IQ135以上の児童は収入面でもアメリカの平均を上回るがその中でも)上位グループに属する者は全員、自信と粘り強さの二点で際立つ、いわば 燃える闘志 の持ち主であることが明らかになったのだ。

    賢者は経験から学ぶが、真の賢者は他人の経験から学ぶ

    真の成功を収めるために重要な5項目
    1.失望から立ち直る能力
    成功する人は、人生に逆らわない。たとえ失望や苦難に直面しても、めげずに進んでいく。
    2.運
    3.リーダーシップ
    卓越したリーダーはエコノミックアニマルではない。
    偉大なリーダーは他者への思いやりから、あるいは自分という存在を超えた大義のために行動するのだ。
    4.公正さ
    5.判断力

    ベーカースカラーを断った学生に対して。
    彼には、微妙な状況に置かれたとき、わざわざ行動を起こしてまで正しいことをすべきだという洞察力があった。これは平凡な人間をはるかに超えた人間としての資質であり、生き方だと言える。


    自分を見失わないで
    「リーダーたれ」という母の言葉には、単に「すべての規則を守れ」というだけではなく、「他の子どもの意見に惑わされて、本来の自分が正しいと信じることに反することをするな」という意味が込められていた。そして何より、「自分を見失うな」という言葉の裏で、母は私にこう語りかけていたのだ 私はあなたを信じている。

    入念に考え、懸命な選択をせよ。

    自分の人生を律する価値観や信条をしっかり見きわめ、それに忠実であれ。

  • 結論から言おう、本の薄さとそれに反比例するような価格にAmazonで取り寄せた時の”がっかり感”を払拭するにあまりある内容だこれは。
    本書では、ハーバードビジネススクールにおける所謂経営に関する講義やケースについては、一切取り扱っていない。代わりにかの大学院に伝統として、期末におこなわれる教授からの「はなむけの言葉(講義)」をまとめた内容となっている。
    「はなむけの言葉」は、教授たちが如何に人生を送るべきかを示唆する話を夫々の成功と失敗の経験に基いた物語として語られている。
    そういった背景もあり、本文中にも記載があるが、これは何もHBSを卒業するような優秀な人材向けの書籍というわけではない。特に人生における優良なる選択肢が多い対象が読めば尚良い事は確かであるが、人生を考える上でのヒントとしては一般的な(実際そうだとは思ってないが)選択肢しかない私のような対象でも充分な内容である。
    私自身の心に響いた教授の話で、特に興味深い話は、トーマス・J・デロング(組織行動ユニット)教授【モルガン・スタンレー証券元最高開発責任者で人材管理、人的資源管理の研究をされているらしい。】がラシュモア山に旅行に行った際に娘さんからされた質問をもとに構成された話である。
    娘さんから「誰かの人生を変えたことがあるか」という質問を受け、その時に答える事が出来なかった教授は、その答えについて考えその問答を軸にその後の人生を送るようになる。
    簡単に言えば、個人は目標や課題、他人からの評価を気にする事を主軸にし、自分自身が他人にどのような影響を与えているのかを考えてはいない。しかしながら、他者に対しポジティブなモチベーションとチャンスを与える事が人生の目的であり、それはお金や名声、履歴書を磨く事よりも大切な事であると説いているのだ。
    その他の教授の話も、人生の送り方に関する示唆に富んでおり人生の折に触れて目を通したくなる本である。

  • ハーバード大学ビジネススクール。世界中から極めて優秀な学生が集まるこの大学院は、入学が難しく、入学後も山のような課題が待っていることで有名である。そんな競争に耐え抜いてきた学生たちに対して、各講義の学期最後の授業で、教師がメッセージを贈るという伝統がある。各教授が、自分自身の価値観を見直すきっかけとなったエピソードについて、具体的な状況描写も交えながら語る。本書はそこで語られたメッセージを集めたものである。

    ハーバードMBAというイメージとは裏腹に、どのストーリーもとても優しく温もりに満ちている。ここで語られることは、「どうすればお金を稼げるか」なんかではない。もっと根本的な「生き方」についてのアドバイスだ。自分自身をちゃんと見つめること、自分の成功と他人の成功は違うと理解すること、周囲の人々に対する感謝の気持ちを忘れないこと、時には人生は運に左右されるということなど、一部のビジネスエリートだけでなく、誰にでも当てはまるような話ばかりである。一つのことに集中しすぎて視野が狭くなっているとき、あるいは目の前の差し迫った状況に追われて息もつけなくなっているとき、この本はきっと心を少し楽にしてくれるだろう。

  • ハーバードの教授陣が、授業の最後に語る話をまとめた本。
    「ハーバード」ってつけることで、高尚なイメージがつくだろうという出版社の意図が見えてイラっとするけど、原題は「Remember Who You Are」。
    言いたいことは要するに、「何のために仕事をするのか」「仕事をする上で持つべき視点・スタンスは何か」の2点。
    ありがちなリーダー論や仕事術的なものではなくて、どのように公人/私人として過ごすべきか、という視点に立脚しているので、適用範囲は広いと思う。
    個人的には「自分らしくあれ」が、一番印象に残った。

  • あまり期待はしていなかったが、また1つ素晴らしい本に出会えた。特にH. Kent Bowen氏の「サラの物語」を読んで、今までの自分の言動や考え方がいかに恥ずべきものか分かった。

    『あなたの決断で人生を変えられる従業員は、ただの数字ではない。それぞれが誰かの息子や娘であり、誰かの父親や母親でもある。一人ひとりが誰かの幸福を願って額に汗し、犠牲を払っている。こうした人たちに対しても、あなたのために尽くしてくれた人に対してと同じく、敬意と思いやりを示して欲しい。』

    またFrances X. Frei氏の「今という瞬間を生きよ」でも今の自分に刺さる言葉があった。

    『期待されるということの意味を考えて欲しい。それは特権なのだ。他人をリードするチャンスを与えられることは名誉なことである。期待に応えるチャンスを与えられる度に、チャンスを与えられたことに感謝し、大切にすることだ。そのために日常にある本当に小さなことを大切にすることだ。友人との約束の一つひとつ、バスケットのシュート一本一本、講義やブロジェクトなどの一つひとつをおろそかにせず、自分のチャンスとして大切にすること。それこそが大事なのだ。』

  • 2010/12/30 読了

     英語版は"Remember Who You Are"。HBS講師が最後の講義で学生に伝えるメッセージ集であるため、英語版の方が趣旨がストレートに伝わる。

    ---------------以下まとめ----------------

    ■転落から高みへ(ジャイ・ジャイクマー)
    山で遭難して死にかけた話。

    ■なぜ人はあなたのために働くのか(ティモシー・バトラー)
    恐怖と褒美で人をコントロールしてはいけない。相手の能力を引き出す喜びを与えよ。

    ■ラシュモア山での問い(トーマス・J.デロング)
    自分が周りの人間にどんな影響を与えたいか?
    (また記録をつけてそれを定量化せよ。)
    娘のキャサリン「パパは誰かの生活を変えたことある?」

    ■剥製の鳥(ジェフリー・F.レイポート)
    理不尽なテストのように、鳥の足だけみて状況判断することが必要な場面もある。

    ■自分らしくあれ(リチャード・S.テッドロウ)
    仕事用の人格を持て。
    コダック創業のイーストマンは公私同様だったが、アンドリュー・カーネギーは公私がはっきり逆だった。

    ■黒か白か(トーマス・K.マックロウ)
    二元論では捉えられないものがある。

    ■まずい食事と真実(スティーヴン・P.カウフマン)
    マネジメントのえらい人間になると周りの人間は自分の言う事をそのまま聞き入れ、反論しなくなるので、自分を見失いがちだ。
    最前線の現場に出たり、家族との時間を持って自分らしさを見失わないようにせよ。
    良き部下「スティーブ、これが本当にあなたのやりたかったことなの?」

    ■同窓会 デイヴィッド・E・ベル
    一番印象に残った話。
    (引用)
    今から数年後、あなたのもとにハーバード・ビジネススクールから郵便物が届くだろう。いかにも楽しげな卒業五年目の同窓会への案内状だ。週末を使っ て開催されるディナーやパーティーの詳細と共に、ハーバードのロゴ入りの服を着た卒業生が満面の笑みを浮かべて映っている過去の同窓会のカラー写真も満載 されているに違いない。
    行ってはいけない。
    私がひとつだけアドバイスするとすれば、それに尽きる。その週末は家で過ごす計画を早めに立てておくことだ。
    五年目の同窓会というのは、危険なイベントである。卒業後の短い間に自分がどれほどのことをなし遂げたかを見積もり、それを絶対的な尺度ではなく相対的な尺度で判断することを余儀なくされる。言い換えれば、自分の実績と収入を、自分自身の目標や成功の基準ではなく、同級生の実績や収入と比較することになるのだ。
    <三つの戦略>
    ・自分がどんな見返りを求めるかという点から仕事を選ぶこと。仕事の見返りとして自分が望んでいるものに忠実であること。
    ・成功の意味をあまり広くしないこと。自分の選択に伴う多様な結果を受け入れること。
    ・長期的な展望を持つこと。長い計画の前では、目先のことは些細な問題である。
    (その際、バランス感覚を失わないこと。)

    ■完璧を求めるな ナンシー・F・ケーン
    父は偉大だったが完璧な人間ではなかった。
    自分の長所だけでなく短所も認識しておくこと。

    ■キャサリン・ヘップバーンと私 ロザベス・モス・カンター
    最初の一声で相手との信頼を築けるよう、障壁を取り除けるよう、声には気をつけること。またリーダーの仕事は聞くことだ。

    ■サラの物語 H・ケント・ボウエン
    あなたの下につく部下はロボットではないし、路傍の石でもない。聡明だが子供を食わすため掃除婦をし、ボウエン氏の人生を変えた母(サラ)のような人間もいるのだ。

    ■今という瞬間を生きよ フランシス・X・フライ
    「15分のチャンス」を見つけること。自分の力が自然と湧いてくるような瞬間を見つけ、その瞬間だけに集中することだ。

    ■レース ヘンリー・B・ライリング
    優れた経営者の資質は学校の成績とは全く相関がない。
    相関がありそうなのは次の5つ。
    ・失望から立ち直る能力。失敗からめげない。人生に逆らわない。
    ・運。つまり非常な悪運に見舞われないこと(=死なないこと)。
    ・リーダーシップの資質。これはとらえどころがない。逆はたくさんある。例えばひたすら金儲けだけの態度。
    ・公正さ。品位を持って人を使うこと。
    ・判断力。プレッシャーの下でも適切な判断を下すことのできる情熱的な成熟と分別を持つこと。

    ■誓い ニティン・ノーリア
    経営者は悪く言われがちだが、誓いを持って気をつけよう。

    ■自分を見失わないで キム・B・クラーク
    入念に考え、賢明な選択をせよ。自分の人生を律する価値観や信条をしっかり見極め、それに忠実であれ。
    自分を見失わず、思う存分ハイカントリー(目指すべき場所)を駆けよ。

  • すごくいい!

  • 奪い立たせてくれる言葉の数々。

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