- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270000816
作品紹介・あらすじ
誰でもできる「ざっくり企業価値評価」を使って、たった5分で妥当な株価を弾き出す!大事なお金を確実にふやしたい人のための、もう1つの株式投資。
感想・レビュー・書評
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企業価値評価の重要性がよく分かった。
投資すべき株は価値と価格の乖離が大きく、
その乖離が埋まるスピードが早そうなもの。
株価の上下より、割安かどうかに着目すること詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
投資は手段か目的か?
投資は手段の一つであり、株式投資ができないなら不動産投資や牧場経営をすると著者は言っています。
目的は投資によって得たお金を有効に使うことです。
この本はのテーマは企業価値評価(バリュエーション)です。
「企業の本質価値を見抜き、割安な価格で株を買うこと」です。
本書の中で紹介されている参考書籍
エンデの遺言 河邑 厚徳 (著), グループ現代 (著) -
企業価値と言うと難しい計算式を用いて
何だか実感の湧かない数値が出てきがちですが
本で紹介される5分で弾ける株の価値では
シンプルなのに実践的な値がでるので自分も実際に取り入れています。
この際、エクセルで自作の計算シート(千円と百万円)を作成しておくと
5分もかからずに企業価値を暴き出せて便利です。
あとはこの計算式から自分の好みにカスタマイズしていけると
個人投資家としてより明るい未来が約束されるでしょう。
本の内容に触れない範囲で言うと
そもそも初めから株主資本比率を高めにスクリーニングされているなら
期待利回りを8~9%にして事業価値は営業利益の6~7倍に変更したり
財産価値からたな卸資産を引いてみるのも有効でしょう。
そして本では企業価値の計算だけが取り上げられがちですが
第4章以降の定性分析がこの本の本質な気がします。
つまりこの本一冊で初心者から上級者まで読む価値のある本に仕上がっているのです。
ながく手元に置いておきたい非常に素晴らしい良書です。 -
バリュー投資において、企業価値、株主価値、潜在的な株価の算出の重要性は高い。簡易な計算式とロジックを提供してくれている。2005年の本だけど、基本的な概念はまだ、有効だと思う。
潜在的な株価と実際の株価に大きな乖離があれば、割安に購入できる可能性がある。以前勉強した成長性指標と合わせて見ると良いかもしれない。 -
筆者の主張は一貫していてわかりやすい。株式投資は価値と価格の差を見抜くゲームであり、そのゲームを勝ち抜くために、価値の評価の仕方と、情報格差と感情バイアスについて学ぶ必要がある、とのこと。
価値は(事業価値+財産価値−負債)を発行済株式総数で割る。事業価値は営業利益のを10倍する、財産価値は流動負債に1.2をかけたものを流動資産から引いて固定資産の投資部分を足す、などとある。簡便に説明しているが、本来は会計学の知識が必要である。
明朗で一貫していて分かりやすい良書である。 -
株式投資は企業価値の利回りで考えましょうという本。
流動負債の1.2倍と固定資産が資産。
営業利益の10倍。 -
投資デビューをしようとする段階の人には良本。概ね定説だけれど、事例としては古すぎて現状との乖離は大きすぎるけらい。尚、「なぜか日本人が知らなかった」ことではない。広く知られていることだらけ。
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勉強にはなったけど、自分の目指す方向性とは微妙に違う論点もちらほら。もちろん、色んな視点を学ぶことも大事、というのは百も承知。
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"投資家が企業価値を客観的に判断するときにどんな風に評価しているのかをわかりやすく解説している。
これは、とても参考になった。" -
コンパクトに株式投資の魅力や大事な考え方が凝縮されている。
初心者が最初にこれを手にとったら大当たり。
経験者にも新たな気づき、改めて思うこともあると思うのでオススメ。企業の分析方法もコンパクトにまとまっている。