人生を決めた15分 創造の1/10000

  • 武田ランダムハウスジャパン (2008年5月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (152ページ) / ISBN・EAN: 9784270003466

作品紹介・あらすじ

自分ブランドを確立するために今すべきことは何か。エンツォ・フェラーリをデザインした男・奥山清行、世界流仕事術。

感想・レビュー・書評

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  • 筆者はフェラーリもデザインしとことがらしいデザイナー。
    彼のスケッチがたくさん入っていて、
    車に特別、興味のあるわけじゃない僕にでも楽しめる。
    もちろん、中身も濃い。
    彼の考え方に共感できた。ほかの著作も読んでみよう。。

  • 2025年2月3日、Facebookで相川院長の投稿にコメントされてた青木仁志さんが、「KEN OKUYAMA DESIGN」のアカウントから大阪メトロ・御堂筋線天王寺駅のグランドリニューアルの投稿をシェアしていて著者を知った。この本が1番よさそう。

  • 仕事はお金を稼ぐためのもの、という諦めを感じている方にオススメです。
    著者の経験や熱い言葉を受けて、仕事で充実感を得たいという欲が湧いてきます。

    本著のテーマは、「自分の知り、ビジョンを持つ」だと思う。
    自分を知るためには、人と交わり、恥と汗を人一倍かき、自分を客観的に判断できるようにする。自問自答していても発展しない。
    好きなことを見つけることは難しいので、理屈では無駄に見えても、興味があれば、やってみる。嫌いなこともやってみて、とにかく体験することが大切。
    そして、自分の好きなことを見つけたら、死ぬほど努力して、心の底から負けたくないと思うべき。好きなことが分かれば、未来の自分、ビジョンが見つかる。
    ビジョンがあれば、別人のように変われる。

    まずば自分を知るために、人と交わることから始めよう。

  • 日本を代表するデザイナー奥山清行氏。彼のフィロソフィーがあふれている。マーケティングに携わる人、製造業や建築業で設計に携わる人のみならず、すべての知的ワーカーにおすすめ。大変恐れ多いが、奥山氏は目標になる。彼に私淑しよう。

  • 男子であれば誰でもあこがれるであろう、ポルシェ、フェラーリのデザイン責任者が日本人だったということは、これまであまり知られていなかったであろう。それだけの実績を持っている人だけに、時には痛烈な日本社会批判も垣間見える。冒頭にあるように基本的には若い読者へのメッセージであり、厳しい言葉は、これからの日本がさらに高いレベルで世界と伍していけるようにとの願いから来ているのであろう。一方、こうした現代日本への批判は、世界で成功した日本人に概して共通している態度であるが、多くの場合苛立ちの表明だけに留まり、解決策の提言が伴っていない場合が多い。大前建一などは、典型であるが、奥山氏もどちらかと言うとそのタイプである。

    デザインという世界は凡人にはなかなかわからない世界で、閃きが全てである天才の世界と一般的には思われているかもしれない。しかし、彼も他の多くの天才として称えられる人たちと同じように、基本を大切にし、準備と努力を怠らないプロ中のプロである。暇さえあればデッサンを書き続け、その数は数万枚にまでなるという。アイ地道な作業が下地にあるからこそ、華やかな活躍ができるのであろう。イチローが入念に基礎練習を行い、準備に時間を掛けることと通じるものを感じてしまう。

    彼が行っていることは、直近に読んだジェイムス・ヤングのアイディアの作り方に書いてあったことと全くおなじことを実践しているのである。

    とことん情報を集め、それを咀嚼し、そして熟成するのである。奥山氏が、ヤングの著作を読んだことがあるかどうかは知る由も無いが、それぞれの分野で頂点を極めた二人の言っていることが同じようなことであるから、やはり普遍的なものなのであろう。凡人がまねをしたとろで同じ領域に到達することは出来ないにせよ、姿勢は大いに見習うべきであろう。

  • 筆者の奥山氏は学生の時から海外に飛び出し、GMやポルシェ、フェラーリといった欧米の自動車会社で開発を手掛けてきたが,現在は山形に会社を構えて活躍している。山陽新幹線は氏の最新の仕事だ。著者は工業デザイナーとしての自らの成長の理由は、困難に立ち向かう意志と、未来の自分を創造し行動する力にあると論じる。実績とリンクするその言葉は説得力があり、世界に飛ぶ意欲を持つ若者であれば背中を押されるだろう。氏自身のスケッチや作品の写真が豊富に掲載されており、その巧なアイディア展開と明快な表現力もデザインを志す者にとっては必見だ。 (本学教員 推薦)

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00533974

  • 日本(人)に対する批判が目立つのがやや気になったが、海外で様々な経験を積み、実績を挙げた筆者だからこそ物足りなさや奮起を促したい気持ちがあるのだろう。
    日本のデザイナーたちが単にモノづくりのデザインという事でなく、ビジネスそのものまでデザインの対象を広げていくことによって企業の競争力も高まっていくのではないか。
    それはデザイナーだけでなく、技術者全般にも言えるのかもしれない。
    つまり専門的技能をその専門分野のみに留まらず、より広い範囲、高いレベルで応用できる機会をもち、実行できるかどうか。

  • うん、やろう
    って気力がわいてくる

  • <ネタバレ>

    ◆やらずの後悔より、やって後悔する
    チャレンジしなければ失敗という経験が出来ない。
    小さい失敗を繰り返せば、大きな失敗には至らない。

    ◆とりあえず4年やってみる
    すぐに目の前の仕事をつまらないと決めない。
    4年やってみて、何かを感じてみよう。

    ◆議論は相手じゃない、仕事にだ
    日本人は議論が下手。相手(人)と議論するんじゃない。
    内容について議論する。会議中は胸ぐらを掴んでも
    終わったら仲良く飯を食べるぐらいでちょうどいい。

    ◆リサーチしすぎるな
    リサーチしてしまうと、する前の自分に戻れない。
    リサーチした結果に基づいた商品が本当に売れる?
    意外な商品にユーザーはココロが動くのでは?
    価格競争以外の自分たちだけの価値を見出す。

    ◆お客さんの姿を想像する
    車が企画→商品化→ユーザーの手元に渡るまで
    5年間と言われている。25歳なら30歳に、15歳なら20歳に。
    時代の先を想像して勝負する。

    ◆人の意見はほどほどに、最後は自分で決める
    人の意見は嫌になるほど聞く。
    でも、全員の意見を聞いた商品って・・・魅力ある?
    最後は自分で決めよう。

    ◆真似の出来ないモノづくり
    中国や韓国に真似出来ないものを作ろう。

    ◆デザイナーをアーキテクチャから導入
    商品の皮だけを担当させるんじゃなく、
    最初から一緒に作りあげる。

    ◆自分が初めてのことをやる
    誰もやっていないこと、世界は自分がトップ。
    先頭を走ることはメリットが大きい。

    ◆負けるはずがない
    自分が好きになったことは死ぬほど努力して
    負けるはずがないと確信するほど頑張ってみよう。

    ◆オンサイトの精神
    今の社会は、現場の声を知らずに物事が決まっていく。
    実際に現場を確認し、決定していく環境を作る。

    ◆自分のメニューを作る
    万人に受ける人などいない。
    ならば受ける長所を作って、準備すればいい。

  • 第三弾。
    もっともシンプルにてわかりやすい。
    カラーのデザインスケッチとメッセージを見開きで読みきりに。
    これで2500円なら高くは無い。

    1,2作を読んでいれば、文章は特に新鮮な驚きは無い。
    NAVIに連載の記事とかぶるものも多い。当然、スケッチは同じもの。
    だが、多くは興味深いものばかり。

    クアトロポルテの初期スケッチでは縦型ヘッドライトだった。
    大統領も乗るクルマなのでと改められたが、
    それは後の、612スカリエッティのものとほとんど同じデザインだ。

    ポルシェ、アルファ、4ドアフェラーリ、ミニバン、バイク。
    さらには水族館、モニュメント、家具、メガネ、テーマパーク・・・
    時には、日本人管理職や地方官僚への痛烈なダメだしも。

    エンツォフェラーリの不採用案も大きく紹介されている。
    典型的なスポーツカー、恐れをいとわずに表現すると、あの「オロチ」のような。
    いかにもそれっぽいが、期待を上回らない。
    タイトルはエンツォフェラーリのデザインは15分で作り上げたものだが
    それに至るには1/10000のチャンスを確実に取りにいった結果ということらしい。

  • カーデザイナーの奥山清行氏の仕事・経歴・学歴について、写真やイラストを交えつつ記した一冊。
    車に強く興味がある方ではないのだが、ものが生まれる様子は読んでいてとてもワクワクした。

  • 本を読む際、青のボールペンを使うようにしてる。好きな文章や段落にアンダーラインを引いたり、コメントを書きこむのに使ってる。昔は本を汚すことに抵抗があったのだが……いつからか「本は汚してなんぼ」と思うようになった。そして、本を一冊読み終わったときに、パラパラとページをめくっていきどれだけその本を「汚した」のかをチェックするようにしてる。それがその本と自分との「親密度」を測るひとつの指標。

    グローバルな舞台で活躍するカーデザイナー奥山さんのエッセイ集、『人生を決めた15分創造の1/10000』は最近読んだ本の中で一番「汚した」本である。読み終わると、いたるところに青の縦線が引いてあった。何かに行き詰まったとき、前に進むことができずにいるとき、そんなときに読み返したい本。脳科学者の茂木さんがゲーテの言葉を引用し、「奥山さんは『行動の天才』と呼ばれるにふさわしい」と述べている。「行動の天才」……日本生まれの稀有なカーデザイナー。彼のかいた汗、積み上げた経験、そしてそれらを通じて生まれた創作哲学。是非、多くの人たちに読み取ってもらいたい。とくに、進学や就職、そんな岐路に立ち、どの方角に舵をきるべきか悩んでいる若者におすすめ。

  • エンツォフェラーリをはじめて見た時の感動、わくわく感ドキドキ感が忘れられない。それが日本人デザイナーがデザインしたものだと知ってなんだか凄く嬉しかった。 この本は奥山氏が世界に出て活躍しようとしている人たちへ向けた本だ。

  • 見開き1ページ毎に,奥山清行のメッセージや経験談がデッサンとともにまとめられている.

    実際に行動して結果を残している人のメッセージには強い力がある.挑戦する前に読みたい本.

  • 恥をかいただけ人は成長する、最低4年はがまんしろ、など若い人に向けて書いたという通り、トップデザイナーが親身に体験を交えて語ってくれた内容。

  • メニューを出さないということは、自分をアピールしないことだ。メニューが作れないのは、自分がないからだ。そのことに気づいたなら、まず、自分を見つめるところから始めるべきだろう。/理屈ではムダに見えても、興味が持てたり、やりたくてムズムズしたりした時は、やってみるべきだと思う。それが自分の可能性の幅を広げ、選択肢を増やすきっかけになることもあるのだから。

  • 下記の節が特に印象に残った。
    02 やらずに後悔するよりもやって後悔しよう
    17 強制されて好きになることがある
    19 リサーチはするな
    46 人生にはムダと思えることも必要
    55 生まれ変わっても自分になりたいか
    58 自分の人生をデザインせよ

    下記58節からの引用ですが、これいいなぁと。
    もうこれ以上いきられないという瞬間に、「ああ、あれもやった、これも実現した」と指折り数えてにやりとする。

  • 著者のデザイナーとしての考え方、生き方が力強く語られている。具体的なテクニックなどは書かれていない。直接参考になるかどうかはひとそれぞれ。自分としては、管理職に関する項は興味深かった。

    強力な個性と信念を持ったひとりの男の自伝的な読み物として、モチベーションを上げるには十分な内容だろう。

  • フェラーリ創業者の名を冠した「エンツォ・フェラーリ」をデザインしたことで有名な、デザイナー奥山清行(Ken Okuyama)さんの著書です。
    山形の土建屋の息子として生まれ育ち、‘田舎’から‘都会’そして‘世界’へと努力と挑戦の連続でフィールドを拡げていった彼の、人生哲学や創作哲学が明快に語られています。フェラーリ・ポルシェ・その他の習作デザインなど、満載のスケッチも見応えアリ。学生にも社会人にも読んで欲しい一冊です。

  • 奥山清行さんのデザインに対する思い、デザインがやれること、なすべきことが語られている。
    「働く」上での姿勢については、デザイナーに限らず広く参考になると思う。
    最初から甘えのきかない海外に身をおき、苦難を乗り越えて来た自負と厳しさが言葉の端々にうかがえる。
    世界視点に立った仕事論。

    どちらかというと一匹狼系の自分には参考になった。
    自身の心に問いかけ、人生をデザインしてみよう。


    以下メモ
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    迷ったらやる。やらないで後悔するべきじゃない。
    アクションを起こす事が大事。

    恥を恐れるな。
    失敗して学べば良い。
    失敗を許さない社会が悪い。
    アメリカはチャレンジの国。そこが日本と違う。

    言語の特性で考え方や性格が変わる。
    英語は表現に多くの言葉が必要。
    日本語は短い言葉に多くの意味を込められる。

    やるやらないで迷ったらやる。
    迷ったら、毎日じぶんなりに結論を出してみる。
    そうして行くうちに自分の中で整理され、結論が導き出される。

    何事も区切りまでは待つ事が大事。

    仕事における攻撃は、相手の仕事にたいするもの。個人攻撃ではない。
    日本人はいつのまにか、人を攻撃している。議論が下手。

    常識ではなく良識を待つ。
    クリエイティビティは常識からは生まれない。

    リサーチしてから作るのではなく、
    インスピレーション、発想を大事に。
    リサーチから得られるものは枠を超えない。

    人の意見は広く多く聞く、ただし最後は自分で決める。

    デザインにはキレとコクが必要。

    田舎が綺麗な国ほど文化度が高い。イタリア然り。

    管理職の仕事は仕事の管理であって、人の管理ではない。

    現場の人間こそビジョンをもって取り組む事が大事。
    作り出すものの意義や背景を知れば、より豊かなものができる。

    主観と客観を行ったり来たりすることで、磨きをかける。

    平等と均一化は違う。
    同じである必要はない。

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著者プロフィール

Ken Okuyama Design代表

「2013年 『100年の価値をデザインする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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