最後の授業 ぼくの命があるうちに

  • 武田ランダムハウスジャパン (2008年6月19日発売)
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  • 本棚登録 :622
  • レビュー :99
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270003497

作品紹介・あらすじ

今日の次には明日が来て、その先にも新しい日が待っている。そうやって、当たり前のように人生はつづいていく。しかし、これから先もずっとつづくと思っていたその人生に「終わりの時」があると知ったとき、あなたは何を考えるでしょうか?ランディ・パウシュの最後の講義に耳を傾けながら、心の中で問いかけてください。あなたにとって、大切な人はだれですか?その人に今いちばん伝えたいのはどんなメッセージですか。

最後の授業 ぼくの命があるうちにの感想・レビュー・書評

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  • 死を目前にした著者の、最後の講義とメッセージ。
    生きることの素晴らしさとエネルギーに満ちている一冊。
    レビューには誤訳が多いとの指摘がありますが、それでも伝わってくるものは数多くありました。

    誠実さ、率直さ、感謝すること。
    最善を尽くすこと。
    「壁」の意味を知ること。
    何を言ったかではなく、何をやったかに注目すること。

    はっとする言葉がたくさんありました。
    エピソードと教訓のつなぎ方が、見事だなぁと思いました。
    今の私の心に、とても響く本でした。
    原著にもチャレンジしてみようかな。

  • カーネギーメロン大のコンピュータサイエンスの教授による講義を、講演者自身が加筆して1冊の本にしたもの。この講義はアメリカのメディアでも取り上げられて話題となり、YouTubeで公開されて膨大なアクセス数を記録している。私はYouTubeで英語の講義を聴いても全部理解できないので、この本を読むことにした(笑)。
    カーネギーメロン大では「最後の授業」と題した講義を従来から行っていた。それは講演者が「自分は死に直面してこれが最後の授業だ」と「仮定」して行う授業なのだが、この本の著者パウシュが通常と異なるのは、実際に死に直面していたことだ。末期がんと診断され、余命宣告も受けた。
    しかし、そんな彼が話した内容は、とても明るく前向きだった。彼がどのようにして幼い頃からの夢を実現してきたか、周りの人たちの夢の実現を手助けしてきたか、どんな人に出会って影響を受けてきたか、どんな風にものごとを考えて対処してきたか。その内容は示唆に富み、たとえ彼が病気になってこのような特別な講演をしなくても、ビジネス書、啓蒙書として評価される内容だと思うのだが、皮肉なことに彼の病気と彼が置かれた状況によって、その内容は力強い説得力を持ち、読者の心に響くこととなった。
    彼はすでにこの世にはいない。ご冥福をお祈りしたい。

  • 余命3ヶ月と宣告されたら、残りの人生をどう過ごしますか?自分の人生が有限であると気付いて初めて、自分が今すべきことに気付くのかもしれません。

     著者は、アメリカの大学教授でガンに冒され、まだ40代という若さにも関わらず医師に余命3ヶ月と宣告されました。おまけに幼い子どもが3人もいる父親なのです。

     本書は、著者が大学で講義した最後の授業内容がまとめられています。著書の専門分野のコンピューター関連の内容ではなく、若い学生にこれからの人生を生きるエールを贈っています。そして、自分の人生を振り返り、余命わずかの人生だけど、子どもの時の夢を叶えられ、なんて素晴らしい人生であったかと語っています。好きな仕事をして、愛すべき妻と子ども達に恵まれ、幸せな人生を過ごせたことを感謝しています。

     自分の命があとわずかでも、こんなにも前向きに人生を過ごせる著書に感動しました。普段なんとなく過ごしていると、今こうやって生きているのが当たり前のように感じてしまいます。10年後も20年後も生きているだろうと考えがちです。そうなると、あとでも出来ると思ってしまい、自分が本当にしたいことを先延ばししてしまいます。

     死生観を持っている人は違います。将来いつ死ぬか分からないので、将来に先延ばしすることはありません。そして、自分にとって何が大事かを考え、どうでもいいことを切って、本当に重要なことに専念します。そうすることで、自分がどうありたいか自分の生きる意味を発見することができるのです。

     この最後の授業は、You tubeでもアップされており、著者が熱弁を振るう姿を見ることができます。おまけに日本語の字幕も付いているのでありがたいですね。

     人生の幸せ度を測るとき、重要なのは過ごした内容であって、生きた長さは関係無いんだと感じました。自分が死ぬ時、幸せな人生であったかどうか思えるかどうかは、自分がやりたいことができたかどうかにかかっていると思います。人生は有限であると認識し、やりたいことを先延ばしせず、充実した人生を送りたいと本書を読んで感じました。

  • すい臓がんで余命わずかなバーチャルリアリティの権威が,大学で行った「最後の講義」というイベントの書籍化

    ランディが自分の成し遂げてきた事をひとつひとつ確認し,人生についてどう考えるべきかを聴衆に語る講義の段はあくまで前フリ
    本当に伝えたいのは,愛する家族,特に幼い子供達に向けてのいくら伝えても伝え足りないメッセージだろうな
    先日観た「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」でも似たような描写があった様な気がする
    この先成長を見ることのできない我が子達に,少しでも多くの事を残そうとするランディの想いを見た瞬間,涙が止まらなくなった

  • ガンのバカヤロー

  • 最後の授業
    著者ランディ・パウシュ
    ジェフリー・ザスロー
    翻訳 矢羽野薫


    夢を見させてくれた両親に感謝をこめて
    子供達が見る夢に期待を込めて

    キーワードメモ。
    僕にしかないものは?
    こどもの頃からの夢を本当に実現するために伝えたいことがある

    夢を見ることができればやり遂げることができる
    部屋に象がいたらまず象を紹介しなさい

    行く手を阻む壁は自分がどれほど真剣に望んでいるかを証明するチャンスを与えている

    イマジニア
    エンジニア
    社会起業家

    分からないことがあれば自分で答えを見つける
    決断しなければいけない時まで決断するな
    物事はまず交渉の場に持ち出すこと

    実現できなかった夢から学んだこと
    まずは基本基本基本
    頭のフェイントで気づかないうちに伝える
    知らないふりをせず理解できるまであきらめようとしない

    内緒にする
    あそこに変数が見えるでしょう
    もう生きて来たよ

    時間を管理する
    手すりの裏側を磨いても意味がない
    大きな仕事をステップに分ける
    息抜きをする

    学生がどのように学ぶか
    学生がどのように自分を評価するか
    使い方を教え厳しく接する
    そして成長をかんじさせる

    君たちはもっとできる
    教材用ソフトウェア、アリス

    格好よさより真面目さを
    不満を口にしない
    評価を気にしすぎない

    初対面は礼儀正しく
    共通点を見つける
    集まる時は最高の状態で
    全員が発言する
    自意識は封印
    代案として問いかける
    十分に時間を与えればひとはあなたを驚かせる

    相手の発言でなく行動をみよう

    最初はうまくいかなくても何度でも挑戦する
    連れて来てくれたひととダンスを踊る
    幸運は準備と機会が巡り合った時に起こる
    セネカ

    自分にできると思ってもできないと思ってもそれは正しい

    ユーザーインターフェースから考える
    手書きのメッセージを書こう

    ひたむきに取り組む

    誰かにしてもらったことを誰かにする

    お願いごとにはひと工夫を
    やたらと準備が良い人になろう

    狼に食べられるかもしれない可能性

    間違ったことをした
    傷つけたこと申し訳なく思ってる
    その先どうすれば改善できるか

    クレヨンでこどもの頃を思い出す

    自分に値しない仕事はない

    決してあきらめない

    答えより質問が大事
    こどもが自分の夢を追うように駆り立てること

  • ランディの信念が伝わり"フォース"を感じる本です。

    私は、7月に子供が生まれます。
    ランディの子供に対する思い、そして妻に対する思いには、一際深い感銘を受けました。

    その中でもいくつか、印象に残った言葉があります。
    「父が教えてくれたと思うことがある。
    子供は何よりも、自分が親に愛されていることを知っていなくてはならない。そして、たとえ親が生きていなくても、子供はそれを知ることができる。」

    「僕が思う親の仕事とは、子供が人生を楽しめるように励まし、子供が自分の夢を追いかけるように駆り立てることだ。

    親にできる最善のことは、自分が自分なりに夢を実現する方法を見つけるために、助けてやることだ。

    だから、僕が子供たちに託す夢は簡潔だ。自分の夢を実現する道を見つけて欲しい。」

    まったくそのとおりだと思います。
    常に自分の考えを持ち、行動を伴ってきたアンディを心から尊敬します。

  • 余命半年と宣告された。彼は、いつも明るく前向きに、子供の頃からの夢を叶えるために積極的に人生を生き、 そして死期を間近に迎えても同じように最後まで人生を楽しんでいる。感傷的になりそうな状況なのに、そんなことはちっとも感じない。
    夢を持つことの大切さ、また、夢の叶え方を教えてくれます。何気ない日常の中にあるたくさんの大切なこと、家族へ伝えたい思いなどがたくさん詰め込まれています。

  • 全米中が涙した、と帯に書かれているけど、
    どちらかと言えば笑えたほうが多かった。
    それくらい前向きな内容だ。

  • とても、深い本。
    夢を実現するには「しつこさ」が必要、と言う文章を最近読んだばかりなのだが、この本のメッセージの一つも同じだ。
    「しつこさ」と言うより「粘り強さ」と言った方がピッタリ来るかも。
    「壁」は、そこで引き返す(諦める)大多数のためにあるが、少数の「乗り越え」たり、「迂回」したり、「壊す」人たちは、「壁」の向こう側にたどり着ける。
    どれだけ本気で向こう側に行きたいか、そのためにどれだけの「努力」や「犠牲」を出来るか、を試されていると言うことが著者の数々のエピソードで実感出来た。
    誰にでも、お勧めします。

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