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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784270003664
作品紹介・あらすじ
大テントの中に鳴り響く、大歓声と拍手。いよいよ目玉の演目、象の曲芸がはじまった。と、異常事態を知らせるマーチが場内に鳴り響く!逃げ惑う客、脱走する動物たち-そのとき、ぼくは見てしまった。「彼女」があいつを殺すところを…。それから70年。93歳の老人は、移動サーカスで過ごした四ヶ月間を語り始める。芸なしの象、列車から捨てられる団員、命がけで愛した女性、そしてサーカス史上に残る大惨事のさなかに起こった、あの静かな「殺人」のことを。
感想・レビュー・書評
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1930年頃、アメリカの移動サーカスで働く青年/
現在、老人ホームで癇癪をすぐにおこすお爺さん
入れ替わりながら進む話は、興味深くて面白かった。過酷なサーカスでの日常風景が一番楽しい。
人物もストーリーもエンタメ映画な感じで、サクサク読めるが、私の好みではなかった。 -
サーカスってのは…いつの時代もどこか薄暗くて…だけどそこにある命は本物で…
それは人も動物も同じで…ううん… -
獣医を目指す青年が事故で両親を突然になくしてしまい、退学後にはじまる、冒険譚。サーカス団でやとわれるが、美しいボスの妻にひかれるも、彼女との恋は?サーカス団で飼われる象が2人にとっての大切な役割を果たす。。トワイライトでヴァンパイアを演じたロバートパティソンが主人公の青年を演じて映画化された。
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本作の一座のような動物に芸をさせたり、人間を見世物にしたりするのと正反対の理念で作られたのが、シルク・ドゥ・ソレイユなのかな。鍛えられた人間の肉体の美と技術を見せるという。93才からのジェイコブの再出発、楽しみじゃない?ロージー、可愛い。
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Water for Elephants
老人ホームで暮らす主人公の老人の現在と、彼が回想する人生、1930年代大恐慌時代のアメリカのサーカス団での経験を、巧妙に交錯させつつ描いたロングセラー小説。
ジェイコブ、マーリーナー、ウォルター、キャメル、ロージー
うぁ~読んでよかった、おもしろかった。
映画も続けて観てみる、楽しみ。
武田ランダムハウスって倒産してるので
この大ベストセラー本が絶版って
もったいないなぁ -
タイトルに惹かれて手に取った
やっぱり2度目・・・
でもでも、この感じ、いいじゃん
読み応えも十分です -
おもしろかった。とくに終わりが気に入った。
主人公たちのその後を想像させて終わりなのかな〜と思ってたら、すごく爽やかな終わりかた。いくつになっても、やりたいことをやればいいんだって気持ちになります。 -
93歳の老人の回顧録。
歳を取ることがちょっと切ない。
プロローグと、最後のくだりがリンクするところが鳥肌もの!!
私はすっかりだまされました。
それよりなにより、現実にはあり得ないと思っても、最後のしめにほんのり幸せを感じる。
一生現役でいたいよね。
個人的な話をすれば、サーカスをテーマにした本は鬼門かもしれない…。 -
不思議で、ちょっと怖くて、でも夢中にならずにはいられない、そんなサーカスの魅力がつまった一冊。
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移動サーカスの公演中に、動物たちが檻から逃げ出して大混乱に!
若い頃の僕が経験した運命の瞬間から、老人ホームで暮らす偏屈な老人に。
コーネル大で獣医を目指す優秀な学生だったジェイコブ、ところが両親が事故死、借金のために財産は没収されてしまう。
最終試験を放棄して列車に飛び乗り、巡業中のサーカスに紛れ込む。
坊ちゃん育ちの一文無しがとんでもない世界の裏表を知ることに。
馬と心の通じ合う美しいマーリーナに惹かれるが…
その夫オーガストは妄想型の異常性格で、機嫌のいいときと悪いときの差が激しい。
サーカス団長の憧れは象で、やっとロージーという象を手に入れたが何もしようとしない。動物好きな青年は何かと心を痛めつつも居場所を見いだしていく。
交互に描かれる70年後!老いてからの状況もやけにリアルで、救いがなさそうに思えるが、そうではなくて~
あっと驚く展開をお楽しみに。
作者はカナダ生まれでアメリカ移住。3作目の本書が口コミでベストセラーに。 -
映画化決定
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映画化決定
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有名大学の獣医学部卒業間近の主人公が、ひょんなことから三流サーカスに勤めることになる。貨車で暮らし、食うや食わずの生活をしながら、流れていく日々。華やかなサーカスの過酷な裏側。最低の生活の中での、人の暖かさと初恋と生き生きとした動物を描いている。じわじわと来るものがある。
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