聖骸布血盟 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)

制作 : 白川 貴子 
  • ランダムハウス講談社
3.09
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本棚登録 : 115
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270100011

作品紹介・あらすじ

キリストの聖骸布が保管される、トリノ大聖堂で火災が発生。焼跡から発見されたのは、"舌のない男"の焼死体だった。その2年前同じ聖堂で逮捕された窃盗犯にもやはり舌がなく、指紋もすべて焼かれていた。美術品特捜部部長マルコは、2つの事件の関連を疑い捜査に乗りだす。だがこれは、やがて世界を震撼させる恐ろしい陰謀劇の序章にすぎなかった…。聖骸布をめぐる謎と歴史のうねりが織りなす、歴史ミステリ巨篇。

感想・レビュー・書評

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  • 上、下巻とも読みました。
    実は以前読んだことがあったんですが、ラストの地下に閉じ込められて死んでいくシーンだけが印象に残っていて、後をすっかり忘れていたので、読み終える直前まで読んだことのある本だと気づきませんでした。

    読み終えてみると、なぜそこだけを強烈に覚えていたのか、不思議です。印象的なのはそこだけではないのに。
    人々に希望を与えて磔にされた人と、彼の遺骸を包んだ布を守り通した人々と、罪を明るみに出そうとする警察官と、闇に沈めようとする男たちと。登場人物はみな、信じる何かのためにそれを守ろうとします。

    決してハッピーエンドではないですが、最後は前向きになれます。幸せになれるといいけど。

  • 『聖骸布血盟』という本は、歴史ミステリーとしてのジャンルで、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』や『ダ・ヴィンチ・コード』と比較しやすい書物である。

    歴史的史実を現社会で起こった事件と絡ませるスリリングな展開は、ダン・ブラウンの手法と良く似ている。

    ダン・ブラウンのように文章がビジュアル化してせまってくるような迫力はないものの上巻を半分くらいまで進むと次が読みたくて、ページをめくる指がとまらないのは同じであるし、史実に基づきつつ、聖骸布を命をかけて守ってきた人々がいきいきと描かれてゆくさまは圧巻だ。

    時代が次々と変化していくので、登場人物が多すぎるのが少々難だが、ダン・ブラウンに見られる暗号の謎解きなどはない。
    冒頭も、らい病に罹ったエデッサの王が聖骸布によって病が癒える場面や、トリノ大聖堂の不審火あとから発見された舌のない男の遺体など、劇的主題の導入が成功している。
    歴史上の人物たちもリアリティをもって描かれ、読者の好奇心を喚起する。

    数奇な運命と歴史を経て、現代と謎が交差した時やがて、結末は明かされる。
    トリノの聖骸布は、ダ・ヴィンチが関わっていたなどという説もあるが、さて、この小説の結末は・・・読んだ人のみぞ知る である。

  • 設定は面白いと思う。舞台を次々に入れ替えながら、徐々に全体を見せていく手法は良かったが、いかんせんバランスが悪い。■本来主役であったはずのマルコが何一つ謎解きをしていないこと、綺麗だというだけで何もしていないソフィアが徐々に主役になっていくこと、最終的な謎解きが脇役のはずのアナに一任されていたこと。物語を紡いでいく中で、立場のあるオッサンを自由に動かせなかったのかもしれないけれど、著者の力量不足という感じ。■結末も一番ツマラナイ方向で収束させてしまっている。ひとつひとつを丁寧にクローズさせることができず、纏めてえいやっと終わらせたやっつけ感が否めない。■また、登場人物がやたら多いわりにキャラが立っておらず、人間臭さや魅力が全くない。さらに言うと、著者か訳者かはわからないけれど文章が洗練されておらず、無駄な会話や描写が多く感じられた。処女作ということなので、今後に期待かなぁ。

  • まだ導入部。タイトル通り聖骸布をめぐる歴史ミステリー。

  • 二枚目登場。

  • 「聖骸布」について
    歴史探訪できるミステリー

    話もさくさく進むし、
    難しいことは書いてないので
    読みやすく、面白かった。

    キリスト教徒か世界史に
    ちょっとでも知識があると
    さらに読みやすいかも

  • あんまり内容覚えてないです。
    ダ・ヴィンチコードのころにやたらと出てきた歴史ミステリもののひとつ。
    ついつい読んじゃう自分もミーハーだと思う。

  • 2007

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  • 舌が切り取られ指紋のない死体、聖骸布、テンプル騎士団。
    おもしろそう!と期待して読み始めたのだが・・・。

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