ダージリンは死を招く お茶と探偵 (1) (ランダムハウス講談社文庫)
- ランダムハウス講談社 (2005年9月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270100073
作品紹介・あらすじ
こだわりのティーショップを営むセオドシアは36歳。アメリカ屈指の茶葉鑑定人と、一流の菓子職人の3人で切り盛りする店は、いつも常連客で大にぎわい。毎年恒例の出張ティーサロンは今年も大盛況…のはずが、カップを持ったまま死んでいる男が発見されたから、さあ大変。容疑をかけられた大切な友人の無実を証明するため、セオドシアが素人探偵となって殺人事件に挑む、シリーズ第1弾!巻末には紅茶レシピ付き。
感想・レビュー・書評
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美味しそうな紅茶とお菓子、外国のお菓子の名前ってなんであんなに美味しそうなんですかね~(笑)
外国独特の雰囲気やジョーク、訳の仕方で最初はちょっと読みづらい感ありましたが。
読了する頃にはすっかり慣れて楽しく読めました^^
登場人物の名前がカタカナ(当たり前 笑)なので覚えにくく、すっと頭に入ってこない所に苦戦したかなぁ。。 結構たくさん出てきましたし。
シリーズとして長く続いている作品のようなので、続きもちょこちょこ借りて読み進めていこうと思います♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色々な描写が素敵な文章で、こんな表現があるのかと発見が沢山ある作品。コーヒーシリーズのミステリーと並んで、このお茶シリーズも大好きな作品に仲間入り。お茶がますます好きになったな。
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紅茶好きなので題名につられて購入してしまいました。
こういうの、コージーミステリー?っていうんでしたっけ。さらっとした素人探偵ものです。
文章にはやや癖があります。読みにくい人も多そうだけど(私も読みにくかった)、原文の雰囲気や言い回しをなるべくそのまま残そうと気を使って訳されているように感じました。
アメリカの作家だけど訳ではなんかイギリスっぽさを感じたなぁ。英文学はわりと好きなので頑張れました。
内容はありきたりかもしれませんが、主人公がティーショップのオーナーというのもあって、おいしそうなお茶とお菓子、時に料理、がたくさん出てきます。
また、舞台となるチャールストンの美しい町並みや風景が描かれ、旅行気分で楽しめました。
これは翻訳ものの宿命かもしれませんが、註が一切なく、その土地の地理や文化や歴史を知らなければ理解できない部分が多々あります。
そのため、分からないまま読み進めて消化不良に終わってしまいました。
しかも、最後はあまりにも意外であっけない解決…今までのドキドキは何だったの!?というくらい。
というわけで、お茶やお菓子や雰囲気は楽しめますが、謎解きは楽しめませんでした(笑)
女の子っぽい雰囲気が好きで、我慢強い人はがんばって読んでみてくださいな。
ああ、おいしいお茶が飲みたくなった〜! -
本を開くと何度もでてくるすご~くおいしそうな お茶と お菓子、そしてミステリ。
この本を読むまで私は、推理小説を読んだことがありませんでしたが、
この本をキッカケに推理モノの本を読むようになりました。
ミステリがすんごい好き!と言う方にはもしかしたら物足りないかもしれませんが、
普通に読む分にはちょうど良いかと存じます~。
午後の優雅な一時にいかがでしょうか?(´ω` )+
さて、この小説との出会いは忘れられません。
通っていた短大図書館の廃棄本コーナーに置いてありまして。
タイトルと可愛い表紙に魅かれて拾ったのですが、いざ本を開いてみると、
お話の進み方や、主人公セオドシアが営むティーショップの雰囲気や、登場人物達が、ものすごい好きで。
この本を拾ってから四、五年経つと思いますが、今も大好きなシリーズです(・▽・) -
14年間の広告会社勤めの後、紅茶専門店を開いたセオドシアは36歳。
たっぷりした鳶色の巻き毛の美女で体格もよく、なかなかしっかり者のようです。
アメリカ屈指の茶葉鑑定人で初老のドレイトンと、腕の良いパティシエのヘイリーと3人で切り回しています。
ヘイリーの同居人の綺麗な娘ベサミーも時々手伝いに来ていました。
地元の催し「ランプライター」の出張ティーサロンで、最後に残った客ヒューズ・バロンが座席で死んでいるのを発見。
発見者のベサミーが疑われます。
不動産開発業者で、嫌われ者だった被害者。敵はいくらでもいそうなのですが…
サウス・カロライナのチャールストンを舞台に展開するコージー・ミステリの1作目。
作者の好きなことを詰め込んで書かれたような愛情が感じられます。
店は歴史地区にあり、美しい建物が近所にたくさん並んでいます。
南部の温暖な気候とのんびりした人の気風、美しい自然。
ちょっと行けば海があり、外で食べるのも楽しい美味しい食べ物と盛りだくさんの心地よさ。
忙しい仕事を離れて好きなことをやっている充実感もあって、さも嬉しげに描かれています。
今のところ恋愛までは行かないけど、近づいてくるハンサム達も。
両親は既にないけれど、農園に住む優しい叔母がいます。
愛犬アール・グレイは、なんとセラピー犬。
施設を訪れて、入所している人にさりげなく近づき、そっと心を慰めます。
書きっぷりはいささか素人っぽいけど、基本的に身近な人の感じが良く、癒されます。
2005年翻訳発行。
2010年9月初読。 -
セオドシアの営むティーショップで男性の死体が発見され、友人のベサミーが容疑者になってしまう。
ベサミーを救うべく、セオドシアは犯人捜しに乗り出す。
コージーとしては正統派かなあ。美味しそうなお茶と料理、恋愛、友人、ちょっとした薀蓄、大切なペットとふんだんに盛り込まれているし。
ただなんとなく全体に描写不足に感じた。
容疑者にされたベサミーの辛さとか、ティー・ブレンダーやパティシエのすごさとかが伝わってこないんだよね。
キャラクタの動機付けが弱いんだろうなあ。
落ちも取ってつけたようで、犯人が分かるクライマックスシーンも物足りない。
まあシリーズ1作目ということで3点をつけたけど、次作以降はどうなんだろう? -
紅茶屋さんが探偵をするとオススメされ読了。
関係ないところのお茶談義がなかなか楽しかったです。 -
B933.7-チヤ-1 300517844
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お茶と探偵シリーズ第一弾。
うーん、卵料理のカフェと同じ作者だが、
女性三人が仲良く頑張っている感じがする分、
卵料理のカフェの方が面白いかな。
途中で急に視点が変わるのも唐突過ぎてちょっと。
最初に出てきた、お茶を入れる適温のたとえが日本のものらしいが、知らなかったのでつまらなかったし、
若い未亡人が男の子に振り回されたのもかわいそうだったし。