名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1 (ランダムハウス講談社文庫)
- ランダムハウス講談社 (2006年10月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270100622
作品紹介・あらすじ
完璧なコーヒーをいれたいなら、絶対に手を抜いてはだめ。そして事件の謎に立ち向かう時も-。NYの老舗コーヒーハウスを切り盛りするクレアがその朝、店で発見したのは、芳ばしい香りでなく階段から転落した店員の姿。警察は事故と判断したが、不審に思ったクレアは捜査に乗り出し…!?エスプレッソに焼きたてのお菓子。こだわりの味を守る老舗店を舞台に、焙煎したての満ち足りた香りが漂うミステリシリーズ第1弾。
感想・レビュー・書評
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コージーミステリのシリーズもの。やっぱり順番に読んでいきたい。ヒロインが魅力的でありロマンスも気になる。コーヒーが美味しそうで…私の好きが詰まってるこのシリーズもじっくり集めていきたい。ミステリ自体はあまり凝ってないのも私向きかな。
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コーヒー繋がりでも、こちらは少しアダルトなアメリカのドラマ的なノリ。なかなかいいぞ。でも、随分昔に出ているシリーズなのでシリーズ初期の本を探すのが大変。やっぱり紙の本の不便な点はこういうあたりだろうな。おいしいコーヒー飲みたい。
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ネットで見かけて。
子育てを終えて、ニューヨークの伝説のコーヒーハウスのマネージャーに戻って来たクレア。
しかしその途端、アシスタント・マネージャーの事故に巻き込まれる。
事故の賠償金を請求される、しかも保険が切れていたとかなり切迫した事情もあって、犯人を捜すクレア。
捜査官と元夫の間で揺れ動く女心、
娘から恋人を紹介され幸せを願う母心、
義母の健康を願う娘心と事件以外も忙しい。
それにしても、お店の上の
「マンハッタンの人気エリアのど真ん中、暖炉、バルコニー、中庭付きの二部屋」の住まいとは素敵すぎる。 -
素人探偵という感じで面白かった。
コージーミステリーというものはあまり読んだことがないけれど、アメリカのコーヒーショップというのも設定が好みで良かった。
挿絵付きで途中出てくるコーヒーのレシピも素敵だし、コーヒーの豆知識も勉強になる笑
事件については少し単調な印象があったけれどシリーズものなので続きも読みたい。 -
ミステリ書店から派生で読んでみた。アリス・キンバリーの別名義。だから比べてしまう・・・。主人公のクレア、「これは事故じゃない」という直感のもと、がつがつ容疑者たちへ事情聴取する。謎の解明とあらば、変装だって、フロントだまして部屋に侵入もする。ガッツある。そんな彼女にひかれているのが、ハードボイルドなクィン警部と、イタリア系情熱の激しい元夫マテオ。魅力的な男性を描くのはとてもうまい。表紙が猫だけど、全然でないw 三毛猫ホームズ的なものではない。読むとすごいうまいコーヒーが飲みたくなる。コーヒーの描写・知識すごい。
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再読。
コーヒーって言葉とジャケ買い。
クレアがこだわるコーヒーがどれ程のモノなのか、普段は紅茶派だが私も飲んでみたい。
所々クスッとくる掛け合いがあるし、面白くない訳ではないけれど、若干回りくどい文があってテンポ悪い。
良くも悪くも、雰囲気を楽しむ小説。
途中にレシピなどもあるし、読めばコーヒーの豆知識は付いてくかも。 -
老舗カフェの経営に戻ったヒロインが、カフェでの事故の裏を解き明かす話、なのだけど。
推理小説、ではない。
推理小説チックなハーレクイン小説、だと思う。
ヒロイン、面白くはあるけども、出会う男達がみんな惹かれるほどの魅力は感じなかったなぁ…。
真相も期待したほど大層な物ではなかったし…。
あと、これは日本で出版する時の装丁の問題かも知れないけれど、表紙にばばんと猫が出ていて、話にも猫が登場するので、もっと猫が絡んで来るのかと思ったらただの添え物だったという。残念。
良かったのは、コーヒーに関する熱意溢れる説明。
作者のコーヒー愛が伝わって、その点は興味深かった。 -
シリーズ1作目。
このヒロインの入れるコーヒーなら美味しそう!
離婚して10年、ニュージャージーで子育てしていたが、娘ジョイも巣立ってニューヨークの料理学校へ入った。
オーナーで元姑のマダムのたっての依頼で、元いた店のマネージャーとして戻ることにしたクレア・コージー。
「ビレッジブレンド」はニューヨークでは老舗で、美味しいコーヒーを飲ませる伝統ある店なのだが、最近のマネージャーがとんでもない男で、上手くいかなくなっていたのだ。
ところが、そうそうに店員アナベルが階段から転落しているのを発見。
頼りになると思って抜擢した有能な若い女性だったのだが。
階上には元夫が…?
元夫のマテオは世界各地を飛び回る有能なコーヒーのバイヤーで、セクシーだが、浮気者。
愛娘ジョイの成長に気づかず、恋人の出現に慌てるマテオがおかしい。
ちょっと素敵な刑事も登場。
アナベルはもともとダンサーの学校に通っていて、コーヒー店の仕事はバイトとして始めた。
有名なダンス公演の良い役も決まった所だったという。
あるいはライバルの争いか?
ウォルドルフ・ホテルに住む、高齢ながらおしゃれなオーナーのマダムも迫力で印象的。 -
主人公が妙齢の女性だからか、どうにも3時のワイドショーみたいな匂いが香り続けた。特に彼女の一人言には、「うわぁ〜」って気分にさせられた。
正直自分には合わない本だったが、コーヒーが飲みたくなったし、喫茶店に行きたくなった。