名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1 (ランダムハウス講談社文庫)

  • ランダムハウス講談社
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感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270100622

作品紹介・あらすじ

完璧なコーヒーをいれたいなら、絶対に手を抜いてはだめ。そして事件の謎に立ち向かう時も-。NYの老舗コーヒーハウスを切り盛りするクレアがその朝、店で発見したのは、芳ばしい香りでなく階段から転落した店員の姿。警察は事故と判断したが、不審に思ったクレアは捜査に乗り出し…!?エスプレッソに焼きたてのお菓子。こだわりの味を守る老舗店を舞台に、焙煎したての満ち足りた香りが漂うミステリシリーズ第1弾。

感想・レビュー・書評

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  • コージーミステリのシリーズもの。やっぱり順番に読んでいきたい。ヒロインが魅力的でありロマンスも気になる。コーヒーが美味しそうで…私の好きが詰まってるこのシリーズもじっくり集めていきたい。ミステリ自体はあまり凝ってないのも私向きかな。

  • コーヒー繋がりでも、こちらは少しアダルトなアメリカのドラマ的なノリ。なかなかいいぞ。でも、随分昔に出ているシリーズなのでシリーズ初期の本を探すのが大変。やっぱり紙の本の不便な点はこういうあたりだろうな。おいしいコーヒー飲みたい。

  • ネットで見かけて。

    子育てを終えて、ニューヨークの伝説のコーヒーハウスのマネージャーに戻って来たクレア。
    しかしその途端、アシスタント・マネージャーの事故に巻き込まれる。
    事故の賠償金を請求される、しかも保険が切れていたとかなり切迫した事情もあって、犯人を捜すクレア。

    捜査官と元夫の間で揺れ動く女心、
    娘から恋人を紹介され幸せを願う母心、
    義母の健康を願う娘心と事件以外も忙しい。

    それにしても、お店の上の
    「マンハッタンの人気エリアのど真ん中、暖炉、バルコニー、中庭付きの二部屋」の住まいとは素敵すぎる。

  • 素人探偵という感じで面白かった。
    コージーミステリーというものはあまり読んだことがないけれど、アメリカのコーヒーショップというのも設定が好みで良かった。
    挿絵付きで途中出てくるコーヒーのレシピも素敵だし、コーヒーの豆知識も勉強になる笑
    事件については少し単調な印象があったけれどシリーズものなので続きも読みたい。

  • ミステリ書店から派生で読んでみた。アリス・キンバリーの別名義。だから比べてしまう・・・。主人公のクレア、「これは事故じゃない」という直感のもと、がつがつ容疑者たちへ事情聴取する。謎の解明とあらば、変装だって、フロントだまして部屋に侵入もする。ガッツある。そんな彼女にひかれているのが、ハードボイルドなクィン警部と、イタリア系情熱の激しい元夫マテオ。魅力的な男性を描くのはとてもうまい。表紙が猫だけど、全然でないw 三毛猫ホームズ的なものではない。読むとすごいうまいコーヒーが飲みたくなる。コーヒーの描写・知識すごい。

  • 再読。
    コーヒーって言葉とジャケ買い。
    クレアがこだわるコーヒーがどれ程のモノなのか、普段は紅茶派だが私も飲んでみたい。
    所々クスッとくる掛け合いがあるし、面白くない訳ではないけれど、若干回りくどい文があってテンポ悪い。
    良くも悪くも、雰囲気を楽しむ小説。
    途中にレシピなどもあるし、読めばコーヒーの豆知識は付いてくかも。

  • 老舗カフェの経営に戻ったヒロインが、カフェでの事故の裏を解き明かす話、なのだけど。
    推理小説、ではない。
    推理小説チックなハーレクイン小説、だと思う。
    ヒロイン、面白くはあるけども、出会う男達がみんな惹かれるほどの魅力は感じなかったなぁ…。
    真相も期待したほど大層な物ではなかったし…。
    あと、これは日本で出版する時の装丁の問題かも知れないけれど、表紙にばばんと猫が出ていて、話にも猫が登場するので、もっと猫が絡んで来るのかと思ったらただの添え物だったという。残念。
    良かったのは、コーヒーに関する熱意溢れる説明。
    作者のコーヒー愛が伝わって、その点は興味深かった。

  • 常にコーヒーの「アロマ」が香りたっているような本だった。
    そんなにコーヒー好きではないけど、スタバに駆け込みたい衝動に駆られる。近くにないからドトールに行こう。。。
    ・コーヒーについての薀蓄
    ・アラフォー女性がお店のマネージャーとして奮闘
    ・19歳の娘との関係
    ・クィン警部補と元夫との微妙な関係
    って、これだけでも充分お腹が一杯になりそうなのに、更に事件が起こって解決しけみせる!ってわけで、アップテンポ、ノンストップな小説だった。
    シリーズ途中の本から先に読んでしまったけど、とにかくクレアがフラリとなる男性陣がセクシー。そこも魅力かな?

    「コーヒーを飲むとき、わたしたちは歴史を飲んでいる。それはまた、わたしたち自身の歴史でもある。」

    「腹を立てている人と議論して勝つには、議論しないことですよ。質問をすればいいの。わたしもあなたと同じ意見ですよ、と相手に伝わるような質問をね。」

  • シリーズ1作目。
    このヒロインの入れるコーヒーなら美味しそう!

    離婚して10年、ニュージャージーで子育てしていたが、娘ジョイも巣立ってニューヨークの料理学校へ入った。
    オーナーで元姑のマダムのたっての依頼で、元いた店のマネージャーとして戻ることにしたクレア・コージー。
    「ビレッジブレンド」はニューヨークでは老舗で、美味しいコーヒーを飲ませる伝統ある店なのだが、最近のマネージャーがとんでもない男で、上手くいかなくなっていたのだ。

    ところが、そうそうに店員アナベルが階段から転落しているのを発見。
    頼りになると思って抜擢した有能な若い女性だったのだが。
    階上には元夫が…?
    元夫のマテオは世界各地を飛び回る有能なコーヒーのバイヤーで、セクシーだが、浮気者。
    愛娘ジョイの成長に気づかず、恋人の出現に慌てるマテオがおかしい。
    ちょっと素敵な刑事も登場。

    アナベルはもともとダンサーの学校に通っていて、コーヒー店の仕事はバイトとして始めた。
    有名なダンス公演の良い役も決まった所だったという。
    あるいはライバルの争いか?
    ウォルドルフ・ホテルに住む、高齢ながらおしゃれなオーナーのマダムも迫力で印象的。

  • 主人公が妙齢の女性だからか、どうにも3時のワイドショーみたいな匂いが香り続けた。特に彼女の一人言には、「うわぁ〜」って気分にさせられた。
    正直自分には合わない本だったが、コーヒーが飲みたくなったし、喫茶店に行きたくなった。

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