幽霊探偵の五セント硬貨 ミステリ書店 2 (ランダムハウス講談社 キ 2-2 ミステリ書店 2)
- ランダムハウス講談社 (2006年12月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270100745
作品紹介・あらすじ
社交界の華と呼ばれた女性が殺された。そして今度は、事件の真相に迫った作家までが謎の失踪!?自分の店に招いた作家とあらば見過ごせない。真相究明に乗り出した書店主ペネロピーは、捜査の参考にと、店の倉庫に眠っていた幽霊探偵の事件簿を取り出してみることに。すると、中から一枚の五セント硬貨が転げ落ち…。この一枚がやがて、幽霊探偵とミステリ書店主の名コンビの命運を分ける。待望のシリーズ第2弾。
感想・レビュー・書評
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読みながらニヤリ。
コージーとハードボイルドがうまく親和していて気持ちいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ2作目。
ふとしたことから、ジャックが外に出れるように。
ペネロピーもジャックがいる生活に慣れてきたようで、
前回はジャックに言われてだったのが、今回はジャックを頼りつつも自分から動くようになった。
50年前にジャックが手がけた事件とリンクしてて面白い。
ジャックが殺されたときのことはこれからかな。 -
ミステリ書店2巻目。ペネロピ―とサディ叔母の共同経営「Buy the Book」から動けなかったジャックの幽霊。ついに外へ行けるようにw。過去のジャックの事件と現在進行のペネロピ―の事件がリンクしていくのが特徴。ジャックってかっこいいね!!
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片田舎のミステリ専門書店店主と、そこに取り憑いているハードボイルドな幽霊探偵がコンビのミステリ。
主人公はわりと善良で一般人な感性の持ち主(死体と鉢合わせして脱兎とか)なのだけど、だいぶ幽霊探偵の存在に慣れてきた感。
伯母様サディが好きだわー。
5作目まで邦訳済み。
・幽霊探偵とポーの呪い
・幽霊探偵と銀幕のヒロイン
・幽霊探偵と呪われた館 -
ミステリ書店シリーズ2作目。
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幽霊探偵と、ミステリー書店の女性店主のコンビが織り成す推理小説、第2弾。
ハードボイルドな幽霊探偵ジャックの台詞がやたらクサくて、面白いです。50年以上も前に亡くなったという設定なので、時代差の雰囲気がよく出ていますね。だって“ベイビー”とか、“べっぴんさん”ですもん・・・。
前回に続き、今回も書店のイベントで招いた作家さんが殺されます。
裏には、その作家が書いたある殺人事件の実録物が関係しており、上流階級の人間なども絡んでどんどん複雑に・・・。
さてさて今の時代、本屋もなかなか経営が厳しいと思いますが、ぺネロピーの頑張りでわりと本屋が賑わっているっていいですね。それに、出てくる仲間達の多くは本が好きですし。私も図書館で借りるばかりじゃなく、ちゃんと本屋で買わないとなあ・・・。出版社が潰れてしまったら、本がなくなってしまう・・・! -
古き善き時代の探偵小説の雰囲気と原題のミステリの両方が味わえるシリーズ。これは読破せねば。
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ミステリ書店シリーズ第2弾。
またもやペネロピーがイベントに招いた暴露本の著者が被害者に。
ミステリ専門書店「バイ・ザ・ブック」のこれからの評判が気になるところ。あそこのイベントに招かれると死ぬよ、なんて噂がたったら大変そうです。
そして、困ったことにあの幽霊探偵が。
店に縛り付けられて出られないはずの彼が。
とある理由から外に出られるようになってしまいました〜。
……なんだか面白くない。その制約は外してほしくなかったなー。
カバーイラスト / 橋本 聡
カバーデザイン / 川村 哲司(atomosphere ltd.)
原題 / THE GHOST AND THE DEAD DEB (2005) -
幽霊探偵シリーズ2作目。1作目がおもしろかったので2、3と購入。この2作目、さらにおもしろくなっているような気が。「幽霊」(殺された元探偵)が出てくるっていうのも違和感なく、その幽霊(探偵)が手がけた昔の事件も出てきて二倍楽しめる。なによりうれしいのが、舞台がミステリ書店なので、実際の本のタイトルや作家名もたくさん出てくるところ。朗読会の雰囲気もよくわかるし。3作目も読みます!
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080117-080118