真夜中に捨てられる靴 (ランダムハウス講談社文庫)

  • ランダムハウス講談社 (2007年5月1日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784270100967

感想・レビュー・書評

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  • 好みじゃないかも…と思いつつも、読み進めていくうちにだんだんはまった。
    一話ずつ入る自語りも、辟易してたのにあとがきに入って完成する感じで…
    短編集なのに、作者自身がテーマの長編小説を読んだみたいな気分になりました。
    寝室の扉は必要派です。

  • なぜか表題作をホラーだと勝手に思い込んでいたので、ミステリーだ!と、そちらに驚いた。

    「何も心配しなくていいから」の結末、主人公の行動は予想できなくて、おお!と息を呑んだ。
    「ゴーストライター」、あらゆる意味でつらい。

  • 中編のミステリー8編。どれも粒ぞろいで読んで損はなし!S・キングやJ・エルロイが絶賛との帯PRが光る。

  • 「真夜中に捨てられる靴」デイヴィッド・マレルの短編集。どれも拘るあまりの狂気に焦点を当ててます
    http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-03-24

  • 執着や偏執が―結果的にはこの短編集の一貫したテーマとなっている。それほどぞっとするほどの作品はないが(作品としての面白さやこの著者の文体は好き)、著者が自身の母のことに触れたあとがきも含めて、この短編集自体から漂う偏執というものに、何となく精神的に疲弊させられた感もある。

    表題作は創元推理文庫刊のアンソロジー『999-聖金曜日』に「リオ・グランデ・ゴシック」のタイトルで収録されていたものの改題。しかし数年前のこととて内容はすっかり忘れていた。
    ちなみに訳者も異なる。どちらの訳がいいかというと……「999」の方が好みかな。

  • 「妄執」をテーマにした短・中篇が8つ収録されています。オチは視覚的に似通ってるものも多いのですが、私は「何も心配しなくていいから」「ゴーストライター」「復活の日」そして表題作の「真夜中に捨てられる靴」の4篇が好きでした。

  • タイトルがまず気になって手に取り、あ!デイヴィッド・マレルじゃん!と即購入。
    表題作はグラリと暗い方向へ転がり落ちていく意外な展開。夜な夜なハイウェイに捨てられる靴たち。その謎にとりつかれた警官の前に現れる奇妙な兄弟。この兄弟たちの静かな怖さと警官の堕ちてゆく狂気の深さ。酔う。

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