イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部 (お茶と探偵 4) (ランダムハウス講談社 チ 1-4 お茶と探偵 4)

  • 武田ランダムハウスジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270100974

作品紹介・あらすじ

宵の明星が夜空に姿を見せる頃。浜辺で海ガメ保護のボランティアをしていたセオドシアは、ぷかぷかと沖に浮かぶ死体を発見!骨董商で、沈没船の財宝を狙うトレジャー・ハンターの男だった。同じ骨董商たちが集う倶楽部のメンバーもつぎつぎに襲われ、おまけに宝の地図までどこかへ消えてしまい…。犯人の目的は海に眠る財宝?それとも!?気品漂う紅茶の香りと、さわやかな潮の香に包まれた好評シリーズ第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • お茶と探偵シリーズ4作目。

    セオドシア・ブラウニングは、ティーショップのオーナー。
    舞台はアメリカ南部チャールストン。「風と共に去りぬ」にも出てきた歴史ある町並みが残っています。

    今回は、ボランティアで、ウミガメの卵が孵化して海へ向かうのを見守るシーンから。
    数時間ずつ交代で、小さなウミガメの赤ちゃんが無事に海へ入るまで、天敵から守るのだそう。
    沖に何か浮かんでいるのを見つけたセオドシアは、夜の海を泳いで確かめに行く。
    それは、ドレイトンの友人で骨董商のハーパー・フィスクだった。

    フィスクの店は、共同経営者の女性サマーに譲られるらしい。
    ドレイトンらは地元の仲間数人で「イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部」という会を作っていたのだが。
    そのメンバーに、次々に不審なことが起こり始める。
    動揺するドレイトンに頼まれて、捜査を始めるセオドシア。

    近所でブティックを経営する友人のデレインは姉を連れて、ティーショップを訪れる。
    押しの強いデレインはファッションショーを企画していて、セオドシアにも協力を求める。
    アイデアを出すうちに、モデルもやることに。

    旧知のティドウェル刑事は気むずかしいタイプで、愛想はないけど、実はティーショップの美味しいお茶とお菓子に目がない。
    今回は事件の担当から外れていて、そろそろ隠退かという噂も流れたが…?

    若手弁護士のジョリー・デイヴィスとの仲は順調。セオドシアとだんだん良い雰囲気になっている。
    セオドシアのことをチャールストンの生んだ素人探偵と呼んで、捜査にも異議は挟まない。
    とはいえ、弁護士の倫理規定に触れそうなことまでは、セオドシアは喋らないのだが。
    ジョリーのヨットに乗るデートの日、ヨットは水浸しで半ば沈没しかかっていた。
    何者かが栓を抜いたのだ。これは警告…?!

    お店で出す紅茶やお菓子、料理の数々が美味しそうで、変化に富んでいるのが特徴。
    事件は起きても、セオドシアの店や親しい人たちは順調なので、ある意味スリルは少ないけど~深刻にならずに気楽な気分で読めます。

  • 海ガメ保護のボランティアから殺人事件へと足を踏み入れてしまうセオドシアとドレイトン、ヘイリー。

    1週間の中にギュッと詰め込まれた物語。
    最後の盛り上がりで締めて、後味すっきり。

    コージーミステリーとして最高だった。

  • ローラ・チャイルズ「お茶と探偵シリーズ」の第4弾!
    探偵役がすっかり板についてきたセオドシア。
    今回は海で死体を発見してしまいます。
    ティーショップの経営や町のイベントで慌ただしい日々ですが、
    事件の謎を解くため奔走します。
    今回もティーショップの素敵な描写に癒されました。
    お話の舞台であるチャールストンの街並みや歴史ある建物の
    描写を読むと、物語の世界に引き込まれます。
    ただ、ミステリ部分でもう少し謎解きを楽しみたかったかな。

    ◇おすすめポイント
     ・お茶の豆知識がおもしろい
     ・ティーショップやメニューの描写
     ・歴史てきな街並みの描写

    ◇こんな方におすすめ!
     ・お茶全般大好き
     ・町のイベントが大好き
     ・経営者になりたい

  • B933.7-チヤ-4 300517836

  • お茶と探偵シリーズ第四弾。

    お店のお茶マスター、ドレトインの友人が、海で遺体で発見される…というか、セオドシアが泳いで行って見つける、というショッキングなオープニング。

    その友人たちが作っていたイングリッシュブレックファスト倶楽部、お茶会、セオドシアの友人主催のファッション・ショー、刑事の引退疑惑、地元テレビの撮影、万引き騒ぎとてんこ盛りで楽しいが、事件またはストーリー展開とのつながりがちょっと薄い。

    まあ、お茶とお菓子がたくさん出てきて楽しいから、良いけど、いつの間にやらミステリーが解決している、そんな感じ。

  • デレインのお姉さんどうなんのって言う疑問でいっぱい。。。
    どうも尻切れトンボ感が毎度毎度。。。
    まぁ、食べ物が美味しそうでついつい読んでしまうのだが。

  • 今まで、作中にヒントがあって、読者も謎解きに参加できる形の作家ばかり読んでいたので、後半の出来事で急展開するパターンに馴れてません。なので、星3つ。

  • ボランティアでいっていたウミガメの海辺の話。
    ちょっといいな~っていうスタートだったのですが、結局ちょっとずつミステリーになっていって・・・。

    おいしそうなお菓子と紅茶のお話が毎回いいなって思います。

  • 〈お茶と探偵〉シリーズ4作目。

    ドレイトンまで、探偵まがいの事するとは思わなかった。
    今回は、ドレイトンとセオドシアが一緒に行動することが多かったから、ヘイリーの出番が少なく感じた。
    美味しそうな料理のおかげで、存在感はちゃんとあったけど。

    それにしても、デレインは前作でも大変だったけど、今回も大変だ。

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