幽霊探偵とポーの呪い (ミステリ書店 3) (ランダムハウス講談社 キ 2-3 ミステリ書店 3)
- 武田ランダムハウスジャパン (2007年8月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270101148
作品紹介・あらすじ
「先祖代々、蒐集してきた蔵書を今すぐ手放したい」幽霊屋敷に住む、風変わりな老紳士から依頼を受けた書店主ペネロピー。膨大な数のコレクションの中にはなんと幻のエドガー・アラン・ポー全集まで!よろこんで引き取ったまでは良かったけれど、この本に関わった蒐集家たちが次々に死亡。まさかポーの呪い!?そんなとき耳にしたのは奇妙な噂-全集には秘宝の隠し場所を示す暗号が隠されている、というもので…。
感想・レビュー・書評
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ポーの「呪い」ってほどオドロオドロしくはなく。ポーのお宝探しも人任せで苦労はほとんど描かれず。
でもまあそこが普通の女性が頑張れる範囲って感じで、事件の何もかもをサクサク解決するような主人公よりは好きだ。
ちょっと危なっかしい後ろ盾のジャックとのコンビも楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
探偵仕事にも慣れてきたと思ってたら、そうでもなかった。
ジャックの忠告無視しちゃだめだよ・・・
ペネロピー、よく生きてたな。
50年前の事件と現在の事件、両方楽しめる。
全然寝れなそうだけど。 -
前作でだいぶ幽霊探偵のやり方には慣れたかな?と思ったのだけど、ペネロピーの素人探偵感丸出しな所は相変わらず。
ま、しょうがないといえばしょうがないのだけど…。
ミステリ好きとはいえこの程度がリアリティのある限度かしらね。
でもあの場面は撃たれても文句は言えないところだった(笑。
よくぞ生きてたよペネロピー。
過去のストーリーはそういうオチだったのかぁと。二度美味しいところ。 -
サディ叔母に譲られた貴重な古書には謎が、そして時を同じくして起こる事件。
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ちっとも「呪わ」れてないのにね
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ミステリ書店シリーズ3作目。
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以前から、原書がおすすめリストに入ってきていて気になったので、三作目ですが読んでみました。書店を経営する主人公とその書店に住まう幽霊探偵が挑むミステリー。一粒で何度もおいしい!
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幽霊探偵シリーズ第三弾。主人公が経営する書店をめぐっての事件と、主人公の相棒?殺されて幽霊になった探偵が生きていたときの事件と、ふたつ楽しめる感じ?わたしはいつものごとく謎解きのあたりはわけわからなくなってましたが。ポーにも思い入れはないし。じゃあ、なにがよかったかというと、主人公は夫に目の前で自殺されたという過去をひきずっているところがあるんだけれど、少しずつそれを克服していくようなところ。こう書くととても暗い話のようですが、すごくユーモアがあって楽しいコージーミステリです。