秋のカフェ・ラテ事件 (コクと深みの名推理 3) (ランダムハウス講談社 コ 2-3 コクと深みの名推理 3)

  • 武田ランダムハウスジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270101278

作品紹介・あらすじ

コーヒーの優しい茶色にホイップクリームの柔らかな白色-老舗コーヒーハウスの名物ラテに感動したデザイナーが作ったジュエリーは、コーヒーがテーマ。これがこの秋大流行に!新作披露会場になったコーヒーハウスでは華やかなモデルが闊歩する中、店主クレアもラテを振る舞うのに大忙し。そんな時、ラテを口にした男性が急死したから、さあ大変。贅沢でクリーミーな名物ラテが、ファッション界に大騒動を巻き起こす。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目。
    クレア・コージーは、ニューヨークの老舗のコーヒーハウス<ビレッジブレンド>のマネージャー。
    結婚10年、離婚後10年のアラフォーのチャーミングな女性。

    近くの公園で、毎年恒例の大がかりな秋のファッション・フェアが開催されていた。
    クレアの店では、デザイナーのロッティ・ハーモンが新作を披露するパーティーをしている。
    きらきらのアクセサリーで70年代に一世を風靡したロッティが、ビレッジブレンドの常連となり、カラメル・チョコレート・ラテなどをイメージした新作を作って、人気になっているのだ。

    ロッティに運ぼうとしたラテを横取りして飲んだ男性が急死。
    運んだ店のバリスタのタッカーが逮捕されてしまう。
    担当刑事らはクレアをよく知っているクィン警部補ではないので、態度が親切ではない。
    タッカーがそんなことをするはずはないと、ロッティの周辺を探るクレア。
    昨年復活したばかりのロッティの仕事の実態は…?

    仕事に関わりがあるタッド・ベネディクトのベンチャービジネスを探るため、元姑のマダムと一緒に説明会会場へ乗り込むクレア。
    投資しそうなお金持ちに見せるために、本物のお金持ちのマダムの服を借りる。
    マダムの若い頃の服でジャッキー・オナシスそっくりになるというのが面白い。
    マダムと一緒に、タッカーが拘置されているライカーズ・アイランド刑務所を訪問するくだりも、リアルで驚きました。

    元夫のマテオは、182センチの今もセクシーな男。コーヒーの買い付けに世界を飛び回っている。
    元姑のマダムの意図で、ニューヨークにいるときには店の上の居住部分の別な部屋で暮らしている。
    一人娘のジョイを心配する親としては協力し合う二人。
    つい魅力に負けて共に一夜を明かしてしまい、後悔するクレア。
    マテオが雑誌編集長の美女ブリアン・ソマーと何やら親しげで、イラッとする。
    仕事の相談があるらしいのだが…

    コーヒー色の愛猫ジャヴァも時々登場。
    いずれマテオと復活するのかも~まだまだ波乱があるのかも?

  • クレオ・コイルのコーヒーミステリの3作目!
    ようやく読破できました!

    ミステリの要素もさることながら、
    コーヒーに関する豆知識がとてもおもしろくて勉強になります。

    物語の舞台であるコーヒーハウスの描写も魅力的で、
    お店の様子を思い浮かべるだけで幸せな気持ちに。

    ◇おすすめポイント
     ・コーヒーの豆知識が豊富に盛り込まれている
     ・NYのコーヒーハウスの雰囲気を味わえる
     ・主人公の元夫との関係にドキドキ

    ◇こんな方におすすめ!
     ・コーヒーが好き
     ・カフェが好き
     ・カフェラテが好き

  • コーヒー探偵の三作目。

    新登場の女性刑事が活躍するのかと思いきや、
    最初に現れただけで肩透かし。
    元夫とより戻すのかと思いきや、
    新しい事業を始めるのかと思いきや、
    肩透かし。

    思わせぶりにクレアに興味を示した、
    有名な服飾デザイナーは次回登場するのか?
    娘がドラッグに手を出しかけたのにもがっかり。

    刑務所にも入ったことのあるらしいマダムが
    一番気になる存在かな?

  • シリーズ3冊目。
    舞台となるコーヒーハウスでファッションブランドの新作披露会が開かれ、そこで人が死ぬところから幕を開ける。
    殺人の疑いをかけられた従業員を救うために、主人公のクレアが探偵のように真相を探る話。
    元旦那との関係や、コーヒーハウスの今後のことなど、少しずつまた人生が動いて行く。

    面白かったのだが、後半の娘の問題行動について話し合ったという記述がないのだが、それでいいんだろうか?

  • やっぱりマテオはしみじみ嫌いだわー…。
    どうせ手に入ったらまたポイでしょ。直らないよ、そういうの。
    クレア誘惑に負けるなー!と応援したくなり(笑。
    そして当のクレアは相変わらずのレッド・ヘリングっぷり。
    犯人はわりと序盤から察しが付いてたけど、理由は後半にならないと分からないので…。

    ラストのタッカーのシーンが好き。
    そこだけで読み終わって良かったって思えた。

  • アメリカでTVドラマ化したら受けそうな展開になってきた。事件と恋愛がドタバタしてるっといった印象。

    クレアがなー。ヴィレッジブレンドのマネージャーとしても、探偵としても、女・母親としてもいまいち。従業員タッカーを助けるために、真犯人をつきとめようとするのが大筋。マテオとクレア。どっちも成長や考えの変化があり昔とは違うけれど、根本は互いに愛していて必要としている。でも2人とも見えていないのか、あえて見ようとしていないのか・・・。クレアはクィン警部が気になっているし、マテオにはブリアン・ソマーとかいう美魔女がくっついてきた。マテオの展望ビレッジブレンドキヨスク化には、必要なコネクションだろうど、ブリアンは完全色目。そして嫉妬するクレア。吹っ切れていないじゃん。ブリアンは今後も出てきそうだな。あと、キヨスク化に資金源を供給しそうなデイヴット・ミンツァーも覚えとこ。クレアとからみそうな気がする。もてもてのクレアだからな。

    肝心の推理だが、こねまわして複雑にしているが、最初に起こった事件をベースにしていけば、なんか消去法でわかった。毎事件、誰が毒を入れられた位置にいたか忘れなければ、不特定多数のようで限られてんだよ、容疑者。逆に「クレア刑事」はなんでわからないんだよ。3回目だろ、事件に巻き込まれるの。大分後半の展開だが、ブリアンのインタビュー記事の話と、ロッティがヴィレッジブレンドのテーブルで実際にジュエリーデザインを手がけたという矛盾。そこもスルーだった。

    クィン警部が主役のを読みたい。しかしクィン警部の奥さんやばいな。とっととクレアと末永く結ばれろ。

  • パーティ会場になったコーヒーハウスで事件ですよ!
    毒入りコーヒーがサーブされちゃったよ!

    前2作よりもちょっとミステリー構成度が上がった?
    相変わらず恋の風も吹いているので、恋愛ものも楽しめる女子向きですね。
    ああ、おいしいコーヒー飲みたい・・・。

  • 秋だから、とタイトルだけで手にとった本。何冊か出ているシリーズものの3作目。ということはそれなりに好評なのだろうな、という期待を持って読んだのだけれど、中身は海外の恋愛ドラマが好きな女性向きなイメージで、正直あまり肌に合わなかった(表紙からしてそうでしょ、というツッコミは謹んでお受けいたしましょう)。タイトルの『名推理』も、ちょっと誇大表現かな。

  • コクと深みの名推理シリーズ3作目。

  • 3.5

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