戦士と美しき人質 (RHブックス・プラス)

  • 武田ランダムハウスジャパン
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270101414

感想・レビュー・書評

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  • ≪内容覚書≫
    ヴァイキングの戦士・ロリックと
    残虐な異父兄の砦で女主人を務めていたミラナの恋物語。

    復讐のため砦に乗り込んだもののとらえられるロリック。
    それを思わず助けてしまったミラナ。

    衝突しつつも理解を深めていく二人だったが、
    ミラナを王に差し出したいアイナーの追手が島にやってくる。

    二人の未来はどうなるのか。


    ≪感想≫
    とりあえず文化の違いを感じた。
    海外小説のラブロマンスで出てくるHの描写は、
    なぜエロさを感じないんだろう…。
    まったくときめかない。
    ときめける日本人は少ないと思うんだけれど、どうなんだろう。
    というか、アメリカの人はこれでときめくんだろうか。
    愛というより男と女の戦い!という感じがする。
    肉食。
    まず、大理石のような肉体、とか、胸毛、とかに、
    エロスを感じられないので、壁は大きいなと感じる。

    ストーリー自体は、惹かれあう二人が、
    苦難を乗り越え結ばれる話なので、十分楽しめた。

    また、ヴァイキングに関しては、イメージが変わった。
    ヴァイキングは、洞窟みたいな砦に住んでいて、
    基本、ずっと海の上のいるんだと思っていた。
    普通の村人っぽい生活していたんだな、と勉強になった。

    あと、時代設定から考えると妥当なのかもしれないが、
    男性主権視点には、ちょっと不快感があった。
    ミラナとともに立ち上がりたくなった。
    現代男性がこれを読んでどう感じるかが気になるところ。

    せっかく読み始めたので、続編にまで手をだしていきたい。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    910年、アイルランド。クロンターフ砦の女主人ミラナは、兄の留守中に攻め入ってきたヴァイキングの戦士に囚われ、人質となってしまった。戦士の名はロリック・ハラルドソン。彼はミラナが女だろうと容赦しなかった。自分の領地に連れていき、まずい食事しか与えず、鎖でつなぎ、自ら監視した。誇り高きミラナは何をされても屈せずに耐えていたが、ある日、ロリックにはそうするだけの理由があったことを知ってしまい…。

    どこまでも潔い主人公2人と、邪悪なるもの数人。
    これ完全懲悪ですか?的なお話でした。
    もうちょっとヴァイキングチックかなぁ、と期待していたんですが、中世のイングランド風でした。
    3部作の1作目のようなので続けて読みたいと思います。

    Lord of Hawkfell Island

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著者プロフィール

キャサリン・コールター  Catherine Coulter
1978年に作家としてデビュー。以来本格的な長編ヒストリカル・ロマンスを次々に発表し、人気作家となる。
『旅路』(二見文庫)から開始されたFBIシリーズは、新刊が出版されるたびにニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト上位にランキングされている。
現在は二匹の愛猫とともにカリフォルニアに在住。


◆ FBI シリーズ 既刊
『 旅路 』
『 迷路 』
『 袋小路 』
『 土壇場 』
『 死角 』
『 追憶 』
『 失踪 』
『 幻影 』
『 眩暈 』
『 残響 』
『 幻惑 』
『 閃光 』
『 代償 』
『 錯綜 』
『 謀略 』
『 誘発 』
『 奔流 』
◆ 新FBIシリーズ
『 略奪 』
『 激情 』
『 迷走 』
『 鼓動 』
( いずれも二見書房刊 )

「2021年 『奔流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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