月夜に華麗なる賭けを (RHブックス・プラス)

  • 武田ランダムハウスジャパン (2010年6月10日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784270103494

作品紹介・あらすじ

ポーシャは闇のなかで動く人影を見た。「止まりなさい!」-彼女が相手の心臓に銃口を定めると、月光に長身の男が浮かび上がった。自堕落な弟のせいで生活が立ち行かなくなり、知り合いの伯爵宅を訪ねた彼女は運悪く夜盗に出くわしたかと思いきや、男は高価な宝石を身につけ、ほのかな香りを漂わせ、とても金に困っているようには見えない。ますます警戒心を露わにする彼女だったが、いきなりその男にキスをされてしまい…。

感想・レビュー・書評

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  • ポーシャは闇の中で動く人影に銃口を向け、静止の声をかけた。
    彼女は自堕落な弟のギャンブルのツケで生活が立ち行かなくなり、幼なじみの伯爵に助けを求めて訪ねたところ、運悪く夜盗に出くわしたと思ったのだ。
    しかし、月光に浮かび上がった長身の男は見るからに裕福で、とても金に困っているようには見えず―
    警戒心を露わにするポーシャに男はいきなりキスをして…
    「仮面に秘めた涙」に続くマローレン・シリーズ第二作、次兄ブライトの物語。

    前作よりは穏やかで良かったです。
    ヒロインも(ヒーローが回避策実行してくれるから)そんなに酷い目には遭わないし。
    しかし“楽しければ良い”社交界の人間の軽薄さと嫌らしさが本当にイライラする-
    そしてヒロインの弟が楽天的でアホでどうしようもないし…家族の希望で軍に入らなかったにしても一応家長なのに家族の生活を全く考えてないのが嫌だわ-
    ヒロインも頑なで、変に行動力だけはあるから無謀だし。
    登場人物たち皆が皆、憎んでいる危険な相手を破滅させようと積極的に行動に出るのが解せぬ…
    つつかなければ安全で平和なのにね-
    その時代のカードゲームと運河建設による工業発展も面白かったです。

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