食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書 (RHブックス・プラス)

  • 武田ランダムハウスジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270103616

作品紹介・あらすじ

イタリアでは食の快楽を求めて食べまくり、インドのアシュラムでは精神性を高めるべく瞑想の日々を送り、バリ島では欲望とスピリチュアルのはざまでバランスを学ぶ…人生をリセットして、自分自身の内面を探求するために旅に出た著者。あらゆることに冷静な視点をもって正直に、ユーモアたっぷりに綴ります。発売直後から多くの女性の共感を呼んだ、NY発800万部突破の世界的ベストセラー、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 34歳で離婚を経験した筆者は、イタリア、インド、インドネシアへスピリチュアルな旅に出る。お話というよりは回想録?

    大半の日本人にとって祈りは日課ではないし「神」については「困ったときの神頼み」になりがちだと思うけど…

    イタリアの章とインドネシアの章が楽しかったです。バリでは生後六ヶ月を過ぎるまで子供を地上に下ろさないとか(それまでは天使とされているため)…リエの意味が「明るい光」だとか膀胱炎の原因とか妙な知識を仕入れてしまった。

    ただこういう構成の日本語訳本は「ブリジットジョーンズの日記」しかり「セックスとニューヨーク」しかり、まどろっこしく感じてしまうのです…
    映画やドラマで観る方が私には合っていそう。

  • 8年前に購入し、積本に。
    11月から読み出してやっと読み終わった。
    とにかく長い笑
    3章のインドネシアが1番面白かったかな。
    印象に残った言葉は
    人間が湧き出る全ての感情に対して
    【あなたを愛している、あなたをぜったいに見捨てない。あなたのことは、わたしがいつも引き受ける】

  • 自分探し…って、もう20年以上前から、自分も含めて、自分のまわりではちょっと…という感じだったのですが、ここまでパワフルでスケールおっきくて、出会いと省察に満ちたものであれば、悪くないかも、と思った。ただ、訳者あとがきにもあるように、離婚とその次の恋の破綻をきっかけに、一年を旅にあて、1/3ずつイタリア、インド、バリと飛ぶなんて、なかなかできる人いないだろうけど。出会いのなかで印象的だったのは、インドでの「テキサスのリチャード」とバリでの「フェリペ」。リチャードはエリザベスをからかうようでいて、気遣い、いたわり、しっかりと違う視点に目を向けさせてくれ(自分で自分の考えを仕切らなきゃいつまでたってもどつぼだよ)、フェリペは満身の愛をささげてくれる。/ぼくもそこへいったことがあるI've been there. はいい言葉だなあと思った。

  • とっても明るい気分になれる!
    本当に作者とおしゃべりしてるような感覚で、わかる〜みたいな相槌を打ちながら読んでいた
    食べての章は、着々と太っていくリズに対して、わたしはこうならないようにしよって判例のようにしながら、でもおいしいもののレポートをなんの罪悪感も無く述べてくれてて満たされたような気持ちになった
    祈っての章は、宗教に入ってないわたしからするとよくわからない話だったけど、細かく語ってくれたのでわたしでも宗教がこんなものなのかな、って素晴らしさを感じることができた わたしも神と一体化したい
    恋をしての章は、当たり前の生活で何も束縛されてない生活でも、人と付き合うことってあらゆる障害を生み出してしまうしでもそれでも一緒にいたいって思える人に出会えたことがうらやましいとおもった
    セックスは必要なものよ その言葉でわたしの価値観も許されたような気がしたし、もっと恋愛をしていこうと思った
    リズが明らかに読んでいるうちに大人に、落ち着いてきていたのがわかった 特に祈っての章あたりからかな
    またこの作者の小説を読みたい!

  • 離婚後、イタリア・インド・インドネシアを旅する作者の心の中身を余すところなく全て文字にして作ったノンフィクション小説(エッセイ)。難しい表現が沢山出てきて、それはそれで読み応えはあるけど、くどい…。それでもどん底に落ちた状態をこんなにも色んな表現で表せるなんてすごい。
    いやいや、でも、私の大好きなはずな、エリザベスギルバート、こんな小説書く人だったのか…。巡礼者たちとはまったくちがう。
    イタリアでは、世界美しい言語を一日に20単語ずつ覚えていく、など、語学と食に生きる。新しい言語を覚える楽しさ、最近感じてないなあ。私も中、高で、新しく英語の単語やイディオムや文法を覚えるのが本当に楽しかった。作者がただ自己満足のためにイタリア語を覚えるように、私もスペイン語、また勉強したいな。そして、ナポリに日帰り旅行したときに立ち寄った、イタリア人の友人おすすめのピザ屋、ダミケーレ!さすが作家!私もこの店に10年前に行ったけど、「死ぬほどうまい」としか言えなかった表現力の乏しい私とはちがい、凡そ1ページ丸々割いて、この店のピザの美味しさを綴っている。「そう、わかる〜」と、100㌫同意です。
    イタリアでの様々なエピソードを読むのはそれなりに楽しいにしても、なぜここまで作者に感情移入できずこの本にのめり込む事ができないのか。インドの章でテキサスのリチャードが言ったとおり、この本の主人公はこれまで手に入れたいものを当たり前のように手に入れ、30過ぎて突然男が自分の思い通りの振る舞いをしない場面に直面して、あれ、こんなはずじゃないのに、と、ヒステリックになって、その混乱の理由が自分の「仕切り魔」的性格に気付いておらず、当たり散らしているところにイライラするんだわ。(ただ、人生の本質を知りたい、ともがきながらもインドで瞑想を続ける主人公が、なんとなく羨ましくもあり、かっこよくも見え、嫉妬してしまうのも事実。)
    インドネシアでは、イタリアでの、暴食、インドでの一心不乱な修行とはかけ離れた、平穏な日々。「時間が有り余るほどあって、物事を測る単位が一気に大きくなった」のは、今の私の生活と一緒だ。イタリアで自由気ままに過ごし、インドでスピリチュアルな経験をした後、今後ニューヨークで地に足を付けて生きていくためのバランスの取り方を、ここインドネシアで探っていく。
    ウブドで出会い自分と同じく離婚したバリ人女性とその子供達を助けるべく、友人に寄付をつのり、その一人から「きみは、自分を助けるために世界へ旅に出た。そして旅は最後に…みんなを助けることで終わるんだ」!なんて言われてるあたり、とても臭い。話が出来すぎていて、しらけてしまった。小説だったら大どんでん返しがありそうだけど、まあエッセイだし、このままキレイに終わるのか、とも思ったけど、やはりインドネシアはそんなに甘くなかったようで。
    そうやって心の中で批判をしながら読み終えてみると、不思議と私も自分をさらけ出すために瞑想してみたい、なんて、うまくはめられた私でした。

  • 離婚を経験した筆者がイタリア、インド、最終地は以前バリを訪れた時に予言されたインドネシアに1年ちょっと旅する実話。
    ただ筆者はそこで何を学んだのかっていうのがあんまりハッキリ書かれてなかったかな。全体的に日記のような感じ。最後の募金をするエピソードはさすがに凄いと思ったけど。
    今は彼女は何を本業にしているのか気になる。

  • 世界中で翻訳され、売れまてくった本ですから、確かに面白いです。
    個人的には著者が恋愛や結婚に対して、超熱心で、超前向きであることに感心しました。
    私には絶対に無理です。

  • 内容は興味は前からあって、機会がありやっと手に取れたけど、半分くらいで挫折してしまった…。
    いつか、映画は観たいな(って、2010年刊行)

  • ソウルメイトとは…

  • 図書館で。
    そういえば少し前に映画化された話題作だよな~と借りてみたものの。主人公に全然共感できず、途中で本を閉じました。うん、まぁ、自分には合わなそうだな、と思ってはいたんですけどね。

    作者がびっくりするぐらい恋愛脳。一年恋愛しないって事が大変な人も居るんだなぁ~。異性の評価がないと自己肯定出来ないとかそういう感じなのかなぁ?恋愛の浮かれた時の躁状態を自分の常態にしたい、と人間関係で無理するから反動が来るんだろうか?生きるの大変そう。自分がこうあるべき、という理想と現実の乖離に苦しむのはなんとなくわかるけど…。

    薬に対するネガティブな意見もう~んという感じ。確かに一生薬を飲み続けることにウンザリする気持ちはわかるけど、素人判断で薬を止めて結果、衝動で自殺してしまったら意味がないような気もする。脳内物質の管理なんてその人の精神的強さや弱さとは関係がない気がするしなぁ。

    と、まぁ。読んでいてあまり共感も出来ないし、作者の生き方にあまり興味もなかったので。
    それにしてもイタリア男性で性的マイノリティの人は大変そうだなぁなんてぼんやり思いました。Peer Pressureが強そうな世界で生きるのは大変だろうなぁ、と他人事のように思いましたが日本も同じかな。

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