クリスマスに天使が降りて (RHブックス・プラス)
- 武田ランダムハウスジャパン (2010年12月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270103715
作品紹介・あらすじ
チャリントン伯爵は困っていた。すぐにでも結婚したい事情があるのに、相手がなかなか見つからないのだ。愛は人を破滅させる、自分が誰かに恋をすることなどありえない、そう考えている彼は、「愛のない結婚」を求めていた。なのに、出会う女性はみな片っ端から彼に恋してしまうのだ。そんななか、伯爵は彼にまったく興味のなさそうな一人の女性と出会う。思わずプロポーズしてしまう伯爵だったが…。「無頼同盟」第3弾。
感想・レビュー・書評
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愛は人を破滅させる、自分が誰かを愛することなどありえない。
そう考えているチャリントン伯爵リアンダーは「愛のない結婚」を求めていた―しかもすぐにでも結婚したい事情がある。
なのに、出会う女性は皆、彼に恋してしまうのだ―
そう相談した学寮時代の友ルシアンの妻ベスが興味深い女性の名を挙げた。
ジュディス・ロシターは〈嘆きの未亡人〉とあだ名され、作品のほとんどを彼女に捧げたロマンチックな詩人の夫の死後、未亡人になって一年も経つのにまだ喪服を着ていて、ふたりの子どもを育てているという。
いまだに亡き夫の喪に服すほど愛しているなら自分に恋することはないだろう―そう思ったリアンダーは彼女に求婚するが……「無頼同盟」シリーズ第三弾。
今まで読んだ同作者の物語の中でいちばん穏やかでした-
横領や殺人未遂はあるけど、犯人は小物。
生理的嫌悪を覚える登場人物がいないって読んでて楽だわ-と。
ヒロインの子ども達もペットの小動物たちも可愛いし、クリスマスシーズンの飾り付けや伝統菓子・料理のシーンが楽しくて良かった。
第一弾で登場したイタリアのあの本が翻訳されてたようで・笑。
ロマンスよりも根付いて生活する家庭・家族づくりかな。
リアンダーは大分度量が広いと思います-詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
〈カンパニー・オブ・ローグズ 3〉無類同盟メンバーの伯爵ヒーロー。詩人の未亡人で子持ちのヒロイン。前2作に比べて卑劣なシーンは少ない。家族のお話で契約結婚から始まった夫婦の恋愛物語だな。家族の周辺で次々と起こる事件は そこまで危機感をあおってないような。ヒロイン 子供のことに関してはヒステリーで癇癪持ちに見える。