恋物語の悪役をあなたに (RHブックス・プラス)

  • 武田ランダムハウスジャパン
3.90
  • (2)
  • (5)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270103814

作品紹介・あらすじ

チャンスは今夜しかない-人生初の社交界で、ダイアナはある計画を立てていた。公爵令嬢でありながら小説家を志す彼女は、華やかな会場で、花婿候補ではなく、執筆中の物語に出てくる魅惑の悪党「コーロヴスキー伯爵」のモデルになる男性を見つけようとしていた。彼女は、美女と親しげに寄り添うハンサムで悪名高い子爵に目を留め、その後もことあるごとに彼をつけまわすようになる。だが、いよいよ勘づかれ、今度は彼女が子爵につけられることに-。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小説好きが高じて小説を書き始めた公爵令嬢が、バースを訪れた。彼女が探しているのは、小説の悪役のモデルになりそうな男性。ぴったりな伯爵を見つけたのだが、彼に観察していたことを気付かれて……。
    これはヒットでした!これが現代日本だったら、絶対BL書いてるよね!というダイアナがこの時代離れした率直なことをぽんぽん言うのが快感でとても面白かったです。相手役のエドモンドも、過去に愛人がいたりはしたけれど、元々親に特殊な育てられ方をしたために、美貌よりは知性が好みという変わった個性を持っていて、しかも読書好きという設定。本読みの習性(そこに面白そうな本があったら、たとえ触ってはいけないと言われても、読まずにいられますか……?)をよく心得ていらっしゃるエピソードも楽しかったです。

  • 公爵令嬢でありながら小説家を目指すヒロイン。執筆中の作品に出てくる悪役のモデルにピッタリな子爵であるヒーローに出会う。
    癖がなく読みやすい作品。

  • 魅力的なヒロイン、ヒーロー、脇役なのに全然おもしろくない。
    途中で投げ出すほどでなく、最後まで読み切ったけどシリーズ続きは読まないかも?キャラは魅力的なんだけどなあ。次読んでダメならパス作家にしよう。評価2.5★

  • 小説家を夢見る田舎育ちの公爵令嬢ヒロイン。ヒロインの調査対象となった子爵ヒーロー。窮地も堂々たる態度でかわすマイペースなヒロインが面白かった。彼女の視線に戸惑いつつも彼女の魅力にはまっちゃうヒーロー。彼らの邪魔をする男女+親子も登場するが・・・相手を信頼すると決めたヒロインの一途な想いは予想以上である。続編も楽しみだ。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

(Margaret Moore)
カナダの政治哲学者。カナダのウェスタン大学にて哲学修士号を取得後,ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスにて,ジョン・シャルヴェの指導のもと,政治学博士号を取得。その後,カナダのヨーク大学,ウォータールー大学を経て,現在,クイーンズ大学政治学部(および哲学部)教授,ならびに民主主義と多様性研究センターのセンター長を務める。著書に,Foundations of Liberalism (Oxford University Press, 1993), Ethics of Nationalism (Oxford University Press, 2001), A Political Theory of Territory (Oxford University Press, 2015), Who Should Own Natural Resources? (Polity, 2019) がある。

「2020年 『領土の政治理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

マーガレット・ムーアの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×