モカマジックの誘惑 コクと深みの名推理10 (RHブックス・プラス)

  • 武田ランダムハウスジャパン
3.47
  • (2)
  • (14)
  • (13)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 107
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270104293

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「コクと深みの名推理」も10作目。
    コーヒーと恋愛のエンタメ推理、かも?

    クレアは老舗コーヒーハウスのマネジャー。小柄なアラフォーで、コーヒーにかけては頑張りやです。
    元姑が店のオーナーで、離婚後10年の元夫がバイヤー。
    今回は、ネット業者と一流ショコラティエと提携して媚薬入りのコーヒーを売り出すということになっています。
    元姑のマダムが旧知の仲の女性が販売担当なので信頼しているからと、詳しいことを知らされないままで、少し不安を抱えているクレア。
    提携先は、カリスマ性のある女性達がトップを目指してしのぎを削る組織でした。華やかだけど、いささか異様な雰囲気の‥
    もちろん、事件が起こり‥!?

    素人のヒロインが探偵役というコージー系のミステリの中では、事件の骨格がハッキリしているほう。
    ご夫婦で書いている作品で、男性の視点が入っているからかも?
    ニューヨークが舞台なので、相次いで事件に巻き込まれても説得力があります。
    恋人も刑事だしね~。
    登場人物もポジティブな人が多いのが、さすがアメリカ?
    最初は人生に疲れてしょぼくれたイメージだったマイクは別人のよう。実はいい身体をしているらしい(笑)
    マイクとはまわりにも認められる仲となり、結婚をすすめられて驚くクレア。今のままで幸せだと思う気持ちとは‥?
    娘のジョイも大人になり、年月が流れているのを感じさせますね☆

  • 本著は、コーヒーハウスミステリのシリーズ10作目。
    が、私は知らずにいきなりこの作品を読んだので、登場人物たちの人間関係に少々戸惑った。
    (なぜマダムは事件現場にクレアを呼ぶの?とか)

    しっかりした事件で、謎解きは十分楽しめた。(「しっかりした」事件って…)

    再現したい料理:クロックムッシュ(P235)

  • クレアとマイクのいちゃいちゃがうっとうしいが、現在の事件とその元の過去の事件、そしてマダムの過去がからみ途中からは結構面白かった。娘婿候補フランコとクレアのコンビが意外といいね。最近は紅茶シリーズよりこちらの方がいいかな~

  • 1冊目から全て読んでいますが今回は10作目。
    毎回、本当に美味しそうなものが色々登場します。
    この本の良いところは、この美味しそうな食べ物のレシピが載っている事。作ろうと思えば作れるのです。珈琲好きにはたまらない、珈琲と相性の良いスイーツの数々。
    9作目ではマフィンを作りました。
    今作は、ピュアエクスタシー・チョコレートチップクッキー作って見たいです。

    閑話休題。

    さて、今回のお話ではマダムの過去が少し明らかになります。
    今回だけのストーリーを読んでも勿論話は解るのですが、今までのマダムの過去に関する語りや、ヒロインクレアの娘ジョイと友人以上恋人未満?のフランコとマテオ(ジョイの父親)との確執、など前巻までを読んだことがある方が寄り楽しめます。
    また、細かな登場人物なども、既に登場済みだったりするので、やはり色々と、情景や話が広い範囲で感じ取れると思います。

    本来、堅いミステリが好きなのですが、珈琲好きと言うことで読み始めたこのライトミステリ、エンターテイメントとしてなかなか楽しめます。

  • シリーズ10作目。人間関係もひととおり一巡した感もあってそろそろネタ切れなのか、今回はマダムの知られざる過去のお話を引っ張り出してきた。起きる事件も突飛子もない。ネット販売の会社で売上や業積を競い合う女性たちが亙いの足を引っ張り合う中で殺人車件が起きるのだが。起きるか?そんなの、とイマイチついていけなかった。マイクとクレアのラブラブぶりも歯止めなし。面白くなかったわけではないものの、強引なというか不自然な展開と明らさまなレッドヘリング(赤鰊、目くらまし)が気になった。次作は読むか読まないかちよっと迷います。

  • クレオ・コイルのコーヒーミステリの10作目!

    とうとうシリーズを制覇しました!!

    初めてクレオ・コイルのこのシリーズを手に取ったのが、コージーブックスに移ってからだったので、先にコージーブックスから出たぶんを読み、後からランダムハウスぶんを読み進めていました。

    完全にシリーズ途中から読み始めた派でしたが、どこから読んでも楽しめるのがコージーミステリ!

    こういう流れがあって、コージーブックスのシリーズにつながっていくんだなぁと思いながら読み進め、改めてこのシリーズが大好きになりました。

    歴史あるコーヒーハウスのエピソードや、主人公の仕事への熱い思い、そして周囲の人への愛情。

    今回はシリーズの記念すべき第10作とあって、そこまでの総括のような濃い内容のお話でした。

    主人公クレアの探偵としての腕にもますます磨きがかかり、ミステリ要素も十分に楽しめます。

    このシリーズ隠れた見どころである、クレアの調理シーンもふんだんに盛り込まれていますので、空腹の際には読まないほうがいいかも。

    ◇おすすめポイント
     ・コーヒーハウスのスタッフたちの仲の良さ
     ・主人公の仕事、恋人、家族への愛情があふれるエピソード
     ・おいしそうな料理が続々登場するキッチンシーン

    ◇こんな方におすすめ!
     ・コーヒーが好き
     ・カフェが大好き
     ・恋がしたい(恋の気分が盛り上がるエピソードです)

  • コーヒー探偵の十作目。

    コーヒーにコカイン?
    前から、元夫マテオがコカイン中毒を克服したという設定に安易さをうっすらと感じていたが、
    今回は媚薬入りのコーヒードリンクの媚薬がコカインだった、
    とこれまた安易な話。

    マダムの昔の恋人の話は面白かったけど。

  • 登場人物が多くてプロフィールが把握できない。二つの事件があるので頭が混乱する。
    そもそも元夫は超遊び人なのに主人公だけが子供ができるなんておかしい。まあそうしないとこの物語の主人公にはなれなかったのだから仕方ない。

  • コーヒーの美味しそうな香りが漂いそうな雰囲気とマイクが好きで読み続けているけれど、、そ、そろ限界。これほどにじけんがつまらないとねえ、、あと、元夫がどうしても苦手。

  • 2014年6月13日読了。

全13件中 1 - 10件を表示

クレオ・コイルの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×