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- Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
- / ISBN・EAN: 9784272005321
作品紹介・あらすじ
社会主義への道すじを解き明かした、マルクス思想の最良の入門書。
感想・レビュー・書評
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“おさらい学習”を出来た感じがする。
解説と本編を併せて121頁ほどで薄い本。短い時間(2-3日ほど)で読める。
だが、マルクスの学説をコンパクトに概観できる使い勝手の良さがある。
はじめに解説部があり、平易にまとめてあってわかりやすい。
続く「本編」は、脚注が充実していて、これもまたよし。
「高校世界史」で習った用語をおさらい出来た。
※「ドイツの宗教改革と農民戦争」(マルティン・ルターは農民を裏切り、農民は残酷な弾圧をうけた)。 とか
「単純協業とマニュファクチュアと大工業…」(単純協業とマニュファクチュアの違いを簡潔に説明)。
解説と本編脚注のわかり易さを考えると、岩波文庫版よりよいのでは、と思う。 今回、区の図書館から借りたのだが、購入して手元におきたい本である。
マルクスの主要著作はほとんど読んだのだが、その内容は経済学説の記述に終始していて、階級闘争や社会主義発展段階のビジョンに関する記述はほぼ無かったように記憶している。
その代わり、上記階級闘争などに関してはエンゲルスの著作が受け持っている、という印象を今回受けている。
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