さよなら、消費社会 カルチャー・ジャマーの挑戦

  • 大月書店 (2006年6月1日発売)
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本 ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784272330461

感想・レビュー・書評

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  • 消費資本主義の問題点を指摘し、さらにその状況に対して何が出来るか(過激な行動が多く実際に実行可能なものは多くはないが)を考えていく本。
    2006年の本だが、当時よりさらに現在は状況が悪化しているだろう。
    購買意欲を煽る過剰とも言える広告が、毎日至るところで溢れている。本では主にテレビCMを題材に取り上げていたが、現在は人々の購買意欲をテレビCMよりもはるかに効果的に煽っていると思われるネット広告の勢いが留まることを知らない。

    自分は本当に自分が欲しいものを買っているのか、胸に手を当てて考えたい。

  • “無買デー”など、反消費社会の活動をしているアドバスターズの創始者、カレ・ラースンの著書。生活の中に企業の「広告」がどれだけ多く入ってきて、人々に影響を与えているか警告されている。少し古い本なので、現在のようにスマホやSNSなどにどっぷり浸かった生活をしていたら、もっと影響が大きいと思う。企業活動と自身の生活の関係を見直すきっかけになった。

  • <閲覧スタッフより>
    「カルチャージャミング=消費主義文化の創造的破壊」、商業主義・消費主義で溢れている現代社会をこの本はを徹底的にこき下ろしている、まさに「ロック」!な本です。文章も口語体で書かれており、読みやすいです。
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    所在記号:365||ラカ
    資料番号:10182599
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  • 消費社会、情報社会、飢餓と貧困、戦争や紛争、環境問題、自然破壊…

    今、わたしたちが生きる現代社会。

    少し疑問を持ったことはないだろうか?

    不景気や自然破壊が叫ばれて久しいが、そのたびに新製品が発売され、これを買え、あれを買え、テレビをつければ、物欲を刺激する情報ばかりが氾濫し、少年犯罪ばかりがクローズアップされ、くだらない政治家がくだらない茶番劇を繰り広げ、街へ出ればまたまた、金を使えと脅迫してくる…。

    昔はよかった…とかよく耳にするけど、こんな世界になったのはここ何十年のことで、急激な経済の急成長によるもので、それは天然資源の大量消費によるものだった。

    あたかも明日、地球が滅びるとばかりに、原生林を伐採し、今あるものをすべて使い尽くす勢いの現代。

    今生まれてた子供の生きる地球がどうなっているかなんてまったく気にしていないかのように。

    みんな、テレビや学校の教科書やファッション雑誌などに洗脳されている。情報操作されているとも知らずに、それが最先端で、もっとも重要であるかのように。

    ぼっーとして自分で考えようとしないで、情報が入ってくるに任せて、身をゆだね、何もしない。

    でも、一度すべてを断ち切って考えて欲しいと思う。

    この世界は間違った方向へ向かっている。

    目を覚まして自分の立っている世界を見てみよう。

    もう、広告やテレビ、雑誌、大手企業に振り回されるだけの人生は古い。

    自分の手で頭で考えて、創造していく。

    それだけの力が生まれたときから、あなたには備わっているんだから。

    言いなりになるのは、そろそろ終わりにして、反旗を翻そう!

  • 面白い。ブランドの価値は操作されたもの。でも、消費宣伝啓蒙活動をちゃかしてジョークにしてやじり倒そう!というのは、ちょっと思い込みも強すぎるかな。

  • <a href="http://loggedreviews.blogspot.com/2009/02/living-extra-small-living-nice.html" target="_blank">read review: レビューを読む:</a>

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