テレビ番組制作会社のリアリティ つくり手たちの声と放送の現在

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 大月書店 (2022年8月25日発売)
4.00
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 45
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784272331079

作品紹介・あらすじ

テレビ番組制作に欠かせない存在でありながら、放送局の陰に隠れ、放送制度の枠外に置かれてきた番組制作会社。その実態とデジタル化が進展する放送事業の現在を、関係者のインタビューを軸に描き出す、初の本格的研究報告。

[目次]

序章 本研究のねらい――番組制作会社から考える日本のテレビ(林香里)
1 不可視化されてきた「番組制作会社」
2 「番組制作会社」の定義
3 番組制作会社が注目される背景
4 本調査の問いとポリティカル・エコノミーの視座
5 番組制作会社研究の困難

第1章 制作会社の誕生と展開――テレビ制作の現場で(国広陽子・北出真紀恵)
1-1 制作会社の誕生――一致した経営者とクリエイターたちの利害
1-2 制作会社の展開――デジタル技術革新と視聴率至上主義、規制緩和のその先に


第2章 制作現場の日常風景(石山玲子・花野泰子)
2-1 アシスタント・ディレクター(AD)の日常
2-2 番組制作会社に所属するディレクターたち
2-3 プロデューサーは中間管理職
2-4 職人として生き残るベテラン・フリー・ディレクターたち
2-5 小括

第3章 番組制作者たちの軌跡と仕事への意識(小室広佐子・林怡蕿)
3-1 一直線ではないキャリアパス
3-2 働く人の意識
3-3「プロの制作者」への道のり
3-4 小括

第4章 「地方」の制作者たちの日常風景とキャリア(北出真紀恵)
4-1 地方における制作会社の経営状況
4-2 地方ディレクターたちの日常風景

第5章 番組制作現場のジェンダー・アンバランス(国広陽子・花野泰子)
5-1 番組制作会社のジェンダー構成
5-2 女性たちのキャリア形成に向けて

終章 テレビ番組制作会社と制作者たち――課題と展望(四方由美)
1 テレビ制作会社のリアリティ
2 疲弊するテレビ制作現場
3 番組制作会社と放送倫理
4 制作会社と制作者の今後

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11544860

  • 読み易い分もっと総括や統計や分析にも期待したい

  • テレビ制作会社がどのようなひどい状態に置かれているかがはっきりとわかる本である。マスコミ業界での就職を希望する学生は多いが、実態はこのようなものである、ということを知る必要がある。

全4件中 1 - 4件を表示

石山玲子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×