- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784272360932
作品紹介・あらすじ
いま障害者の親たちは老いによる心身の衰えを実感し、我が子の生活を支えることに限界を感じ始め、すでに自身が病んだり要介護状態になりながら支えているケースも多い。親たちの聞き取りをもとに実情と支援のあり方を考える。
感想・レビュー・書評
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地域生活ということが声高らかに言われるようになっては来たが、家族のレスパイトの課題を始めさまざまな問題がある中で、家族への負担だけが増えるようなことになってはならない。理想論だけでインクルーシブを語ることはできないことをあらためて感じさせる一冊。
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369.2
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筆者の子どもが重い障害児であり、そこでのGHの話し合いを記録したものである。障害児教育について読むべき本であろう。
「別の人のお母さんの葬式に行った時にも、お母さんの姪っ子に当たる人が知的障害のある息子を棺のところに連れていって「ありがとう言おうな」って語りかけてた。そしたら、大きな声で「ありがとうー」って・・・」。 -
親子の関係を、親の思いを、支援者は簡単に片付けてはならない…と思いました。親の代わりにはなれないけど、本人の思いや暮らしを個別にていねいに考えて大事にしていきたいです。親亡き後は親と共にいる今を大事にしないと、安心も信頼も得られないと改めて感じました。
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自分の悩みがちっぽけに思えた。ふつうの70代、80代でも辛い時期をこのように迎えている方々の声をきかせていただいた。