子どもの心の基礎づくり: 乳幼児期の5つのチェックポイント (子育てと健康シリーズ 2)
- 大月書店 (1993年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
- / ISBN・EAN: 9784272403028
感想・レビュー・書評
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乳幼児期が土台になるので大切である。
*好奇心が育っているかみる。
繰り返し行うことで集中力を養い、達成感を味わう。
子どもに行動させる。ものを少なくして好奇心が分散しないようにする。
*子どもに安心感を
安心感を持っている子は勇気がある。
家に帰ったらしっかり抱きしめる。
安心感と甘やかしを区別する。
*感動できる子どもに
大人と一緒に感動体験をする。
*自分の頭で考える子に
子どもに選ばせることの大切さを認識する。
思考力を歪める3悪
言語主義:口出しをして体験から学ばない。
競争主義:自ら思う競争は止めることはないが、周りがあおることはない。
賞罰主義:賞罰が動機になり自発的な意欲が育たなくなる。
*生活者として自立させたい
自分で自分の生活リズムと経済を管理出来るようにする。
生活リズムの5つの定点
起床、3食、就寝これらは大人が作らなければならない。
*小中学生のつまずきの根っこは乳幼児期にある
いかに基礎が大切かが分かる。気を配って育てていく。
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基本的に保育者向けに書かれた本だが
親が読むにも適した良書
1.好奇心の持続が集中力の始まり
達成感、満足感を十分に与える
2.安心感が子どもの性格をつくる
安心感と甘やかすことは別
大人が壁になっているからこそ安心感が生まれる
3.感動できる
感動する機会をつくる事が親の役割
感動体験が家庭の個性をつくる
感動を共有する努力
この3つで精神力が構成される
互いに関連し合うもの
4.自分の頭で考える子に
子どもに選ばせることの大切さ
思考力を歪める子育ての三悪
言語主義
子どもの好奇心や思考の課程を大人が言葉で中断させてはいけない。考えるチャンスを奪ってはいけない
競争主義
子ども同士が競争するのは構わない
親が煽ってはいけない
賞罰主義
賞罰に慣れてしまうと受けることに慣れてしまう。
自発的な意欲も育たなくなってしまう。
5.生活者として自立
生活リズムの管理
朝起きる時間。三度の食事。寝る時間
管理主義とは違う。
生活リズムをきちんとすることは、子どもの健康管理、脳や身体が健康に働き、まわりの刺激を快く受け入れ、能動的に働きかける生理的条件を整えるために必要な健康管理、言葉をかえれば、保護。
子どもが健康に発達するための保護。
大人が子どもの壁になる。
不自由な立場の中で子どもは子どもであることを知り安心感と成長への意欲を持つ。
不自由でなく思い通りになる子どもは大人になりたいとは思わない、成長しない。