子どもの絵をダメにしていませんか

著者 : 鳥居昭美
  • 大月書店 (2004年4月1日発売)
3.19
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784272411566

子どもの絵をダメにしていませんかの感想・レビュー・書評

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  • 親の立場で手に取った本。
    保育園のお友達の絵に比べて拙い息子の絵を心配して、家で絵を描かせようとしたり、「形を教え」ようとしたり、いろいろ詰め込もうとしたものの、一向に変わらない息子にいらだちすらしたころ、ネットでこの本の存在を知った。
    目からウロコの内容。
    うちの息子は全く健康だったのだ。
    間違っていたのは母親である私の方だった。それをはっきりと教えてくれた本。

    この本を読むことで、「いい絵・自由な絵」と「描かされている絵・不自由な絵」を見分けられるようになった。

    「絵を見て性格診断をするな」「そんなものは心の病気になったときに、病院で専門家にでも任せておけ」という旨のことが書かれているが、その「専門家」の視点でも、たくさん勉強になることがあった。成人の絵でも、子どもの絵でも、共通する心の動きがある。「本来」のものと「何らかの力が加わり不自由になったもの」との違いが、たくさんの事例から自ずと見える構成になっていて収穫だった。

    親の立場の話に戻るが、もし、既に子どもの絵を親である自分がダメにしてきたと気づいたときには、今後どうすればいいか、その処方箋が年齢別にきちんと明示されているのもよい。

    私事だが、この本を読んだあと、私は息子に謝った。今まで無理やり絵を描かせたこと、息子の絵を笑ったこと、時にはいらっとして怒ったりしたことも。全部間違っていたって、この本を読んで分かったんだよ、と。すると息子は、やっとわかってくれた、とばかりに涙を流した。「謝ってくれて嬉しかった」と。これまでどれほど傷つけてきたかと後悔し、私も思わず泣いてしまった。
    今では息子はこの本を書斎で見つけると、大事そうに抱えて私のところへ持ってくる。「○○くんが嬉しかった本」と。

  • こどもが1才になるまでに出会っていたかった本です。3才からでも遅くない!子どもに接する全ての親と保育士必読の書だと思います。形や色を教えること、大人がこどもに絵を描いてやること、ぬりえ、早期に文字を教えることの害・・・。思い当たることばかりです。汚すこと、土と水で遊ぶことの大切さ。Q&Aで分かりやすく説明されています。

  • 共感できません。

    杏林図書館

  • 10年以上ぶりに行った図書館で、
    ふっと目についた、この本。

    「子どもの絵は、大人の絵とは違う。
     最初は黒一色で、
     大人は形や色を教えてはいけない。」
    など、非常に大事なことを教えてくれる本です。

    息子(現在6歳)に、いままで
    色や絵については何も言わず自由にさせてきましたが、
    形は教えてしまったことがあったかもしれない、
    絵を描きたがってないのに、
    無理にかかせてしまったこともあったことを反省。

    年齢ごとに絵の発達状態が説明されていますが、
    いまとなっては、残念なことに
    小さい頃の息子がどんな絵を描いていたか
    よく思い出せません。

    いつからでも遅くはないですが、
    出来れば1歳のころに、この本に出会って、
    知っておきたかったなぁと残念に思います。

  • 興味深い 他のも読んでみる

  • 子どもの絵について、今まであまり意識していなかったので、
    読んでみてよかったなーと思いました。

    つい大人の視点で子供の絵を評価してしまいがちで
    「足は?」「お空はこの色じゃないよ」なんてつい言ってしまいそうですが・・・

    子どもの発達に合わせた絵の描き方があって
    基本的に著者は絵を教える必要は無いといいます。

    ただ、「聞く」だけ。

    著者のハキハキとした口調はたまに「ズキ」っとしますが
    のびのびと沢山楽しみながら描かせてあげたいなーと思います。

  • うちの子(4歳)、なかなか絵を描こうとしないので、どうしたらいいだろう、と思って、この本を読みました。
    形を教えてはいけない、とか、お手本を描いて見せてはいけない、とか、子どもはこういう順序で絵を描けるようになるのが普通とか、紹介されていました。
    ショックだったのは、2歳で丸を描くとか、発達の目安がかかれているのが、うちの子、まだその2歳の段階にも至っていない、ということ。形を教えるな、というのが主張の一つですが、まったく描くことに興味を覚えないタイプの子には、この筆者がいうところの画一的な表現しかできない子すらうらやましく思えます。
    子どもが1・2歳のときに、この本に出会っていればそうは思わなかったと思いますが、4歳になって、あまりにこの本で紹介されている正常な発達にほど遠い状態の子を持った親としては、今更どうすればいいんだろう、と途方に暮れるばかりです。

  • 「水と砂で子どもは育つ」まさにその通りだと思う。

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