マイケル・ファラデー 科学をすべての人に (オックスフォード 科学の肖像)
- 大月書店 (2007年11月20日発売)


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本 ・本 (168ページ) / ISBN・EAN: 9784272440467
感想・レビュー・書評
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ファラデーは1791年にロンドンで生まれた科学者です。
ファラデーといえば、理系の科目が苦手だった私でも「ファラデーの法則」という言葉をなんとなく覚えていました。
ですが科学界のビックネームというイメージがあったものの、この人物がどの時代に生き、どんな生涯を送ったのかということは全く知りませんでした。
そんな私にとってこの伝記は驚きの連続でした。
19世紀イギリスの雰囲気も知れるこの伝記は私にとってもありがたいものがありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
151226 中央図書館
電気に関わる人であれば、決して忘れられないファラデーである。19世紀、イギリスにおける科学の黄金期に、電磁気、電気化学などの分野で、多くの重要な現象、原理を発見した卓越した実験科学者であった。また、その科学の成果を、社会へとコミュニケーションで拡げることにおおきな功績があった。『ロウソクの科学』で、その雰囲気は今でも伝統となった。
ファラデーの安定した生涯は、科学への献身に終始したが、それを支えたのは、宗教に対する敬虔さと誠実さであったという。 -
あたたかみのある装画は原書にはない輝きで、ファラデーの微笑みを誘う仕上がりとなっています。19世紀の英国は多士済済。ファラデーもその一人。伝記の対象となるにふさわしい人です。時代背景とともに一科学者の生涯がうまく描かれているコンパクトで品のある良書かと。
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独力で勉強しているが、その背景に強い信仰がある。西洋の科学者と親交の強い結びつきが特徴か。