ウィリアム・ハーヴィ 血液はからだを循環する (オックスフォード 科学の肖像)

  • 大月書店 (2008年9月22日発売)
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本 ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784272440504

感想・レビュー・書評

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  • ウィリアム・ハーヴィはイングランド生まれの科学者で血液循環説を唱えたことで知られています。

    シェイクスピア好きな私にとってこの時代の雰囲気を知ることができたのはとてもありがたいことでした。しかも文学という切り口ではなく、科学を切り口にこの時代を見れたというのは非常に興味深いものがありました。これは面白い本です。

    16世紀末から17世紀イングランドの流れを知るのにもとてもおすすめです。シェイクスピアファンにもぜひおすすめしたい作品です。

  • 興味のままに読んでみた。
    ハーヴィの人間的な魅力にはほとんど触れられていなかったのがいまいち不満。
    血液循環の発見にとどまらず、科学的証拠や手法の開発が評価されて現代まで残っているとのこと。

    昔の話というのは妙な魅力があるのはなぜなのか。
    哲学の話などはもっと時代背景を学べば違う楽しみ方も出てきそう。
    ドニの話まで繋がるともう少し素敵だったかな。

  • 図書館本。

    血液が身体を循環しているということを発見し提唱した人物。

    血液は肝臓で作られ、肺から精気を取り入れ、精気を血液で運び、要所で精気エネルギーとして血液は消費される。とされてきた元来の理論を覆した人です。
    とうぜん真っ向から否定されたわけですが

    というハーヴィの伝記でございまして、
    大変面白く読めました。

    患部は悪い血があつまってるから患部を切って血を出して熱を下げるとか。今考えるとありえないことを当時の人たちは正しいと思ってやってたわけだ。
    けれど、諸所諸説を現代に当てはめてみたってそう変わらないのではなかと。
    そう、世の中は今日まで正しかったことが明日も正しいとは限らないのですよ。

    良本です。
    このオックスフォード科学の肖像シリーズ良いわ。
    まだ二冊しか読んでないけれど、三冊目も面白いとは限りませんがね。

    お後がよろしいようで。

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