南京の日本軍: 南京大虐殺とその背景

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  • Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784272520510

作品紹介・あらすじ

いま、もっとも読みやすく、最新の研究成果をとりいれた本南京事件を知りたい人に最適の入門書。

感想・レビュー・書評

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    内容(「MARC」データベースより)
    『南京大虐殺から60年、日本国内では未だにこの事件の規模や内容、存在までをも疑う人が少なくない。本書は事実そのものを検証し、なぜその事実が起こったのかを解明する。事実を知りたい人に最適の一冊。』

    『南京の日本軍―南京大虐殺とその背景』
    著者:藤原 彰
    出版社 ‏: ‎大月書店
    単行本 ‏: ‎124ページ
    発売日 ‏: ‎1997/8/1

  • いまも被害の規模などについて意見が大きく分かれる南京大虐殺。この本は二十万人以上が虐殺されたという主張だ。大虐殺自体がなかったという説もあるなかで、本書は最も被害を大きく推定している説といえる。当時の軍の命令、通達、報告、調査結果、日記などの資料を引用しているため説得力があるが、筆者の一方的な思いで決めつけたような書き方をしているところもあるので注意が必要。筆者の歴史観に基づいた、恣意的な引用などはないのか。いろんな説がある事件なので、これ一冊を読んだだけで鵜呑みにするのは危険だろう。

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著者プロフィール

藤原 彰(ふじわら あきら)
 1922年東京生まれ。
 1938年東京府立第六中学校四年中退、陸軍士官学校入学。1941年陸軍士官学校卒業、中国  へ派遣。1945年陸軍大尉で復員。1946年東京大学文学部史学科(国史専攻)入学、1949年卒 業。その後、千葉大学文理学部、東京都立大学、東京大学教養学部、東京教育大学文学部など で講師を歴任。1969年一橋大学社会学部教授・同社会学部長などを経て、1986年一橋大学停 年退職。1989〜93年女子栄養大学教授。
 一橋大学名誉教授。2003年2月26日没。
主な著書
 『日本軍事史(上巻)戦前篇』(社会批評社)、『天皇制と軍隊』(青木書店)、『昭和史』(岩 波新書)、『餓死した英霊たち』(青木書店)、『中国戦線従軍記』(大月書店)、『日本近代 史』(岩波書店)など多数。

「2007年 『日本軍事史(下巻) 戦後篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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