戦時児童文学論 小川未明、浜田広介、坪田譲治に沿って

  • 大月書店 (2010年11月1日発売)
3.60
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 42
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784272520831

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  • たくさんの作品が引用され、当時のこどもたちがどんなものを読まされていたのかがわかる。
    いろんな言葉で表現されているけど、結局は自分や家族の命を投げ出すか、敵の命を奪うか、どちらかを選ぶのが正しい少国民であるのだよ、と言い聞かせているかのような作品の数々。ひどい時代だったとつくづく思う。

  • 文学
    社会
    歴史
    思索

  • 時代に合わせたものを書いてしまう、書かざるをえない、そんな雰囲気。それにしても小川未明ボロクソに言われてます(笑)

  • 戦時の児童文学について掘り下げた一冊。
    時代のニーズに沿った作品を書かざるを得ない状況。
    今も同じなのでしょう。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1931年北海道小樽市生まれ。児童読み物・ノンフィクション作家。戦時下を描いたノンフィクションに『ボクラ少国民』シリーズ(辺境社)、『アジア・太平洋戦争史』(岩波書店)、『戦時児童文学論』『靖国の子』(大月書店)、『新装版 山中恒と読む修身教科書』(子どもの未来社)などがある。

「2025年 『増補版 戦時下の絵本と教育勅語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山中恒の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×