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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784272520855
感想・レビュー・書評
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安田浩の遺著。圧巻は第Ⅱ部「近代天皇制の政治構造把握への基礎視角」であろうか。後進の天皇制研究者で、政治構造の把握ができている論者がどれほどいるのだろうか…そもそも天皇「制」を研究する人も若手ではそれほど多くない気がする。天皇の研究をしている人は多いけど。それでいいのか。よくないのか。
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安田氏の伊藤之雄氏批判に興味があり、通読した。確かに安田氏の、伊藤氏は新史料の紹介により、それによっては証明できない事柄まで立証したとする「似非実証主義」という批判には一理はあるという感想をもった。ただ、「憲法危機」などなかったという指摘などは、単なる解釈の違いな気もし、伊藤氏の主張がすべて的外れとはいえないのではないかと思った。
本書全体ととおして、「近代天皇制」の特質は「輔弼機構の多元性と対抗、形式における国家意思の最終決裁者としての天皇の存在、の二面」にあるとする安田氏の近代天皇制理解は妥当だと思いつつも、マルクス主義歴史学的な考え方が基底にあるため、根本的に安田氏の近代史理解には肌が合わないものを感じた。
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