反デューリング論 1 新訳 (国民文庫 19a)

著者 : フリードリヒ・エンゲルス 村田陽一

• 大月書店 (1970年8月6日発売)

感想・レビュー・書評

[undershallowさんの感想 · 2011年11月11日]

資本論の二巻と三巻を纏めたがマルクスの天才に隠れている著者の本も読まないと申し訳ない気がする。但し、マルクス主義で全世界を解釈するのはゴブラン織りを裏から眺める様にやはり無理があると思う。否、無理だと思う程、転倒した世界に慣れ過ぎて仕舞ったのかも知れない。資本主義に行き詰まりが散見される今日、マルクス主義の古典を繙くのも一興ではないだろうか？