アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き
- オーム社 (2007年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784274066986
作品紹介・あらすじ
本書は、レトロスペクティブの活動を5つのステージに分け、それぞれに具体的な手法を紹介することで、すぐにでも使えるファシリテーションのハンドブックになっています。
感想・レビュー・書評
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「ふりかえり」ですべきことのカタログ。全てをやる必要はないし、やることに意味はない。チームに合った方法を取捨選択するのが良い。アジャイルなチーム・ビルディングに不慣れな人向け。
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レトロスペクティブとは、「反省」、「ふりかえり」といった意味。本書は、アジャイル系プロセス(ソフトの開発方法の一つ)でのレトロスペクティブのやり方を解説する。一つのイテレーションの終わりにレトロスペクティブを実施することで得られる効果は・現イテレーションの問題点を、次で改善・現イテレーションでうまく言った点の強化、「文化」化・チームのコミュニケーションが盛んになる・プログラマーの社会性が高まるなど多岐にわたる。要は、plan-do-check-act(PDAC)のcheckにこのレトロスペクティブを使うとうまくいくということである。納得できる点も多々あるが、問題点もある。それは、なにかというと、レトロスペクティブのファシリテーションがすごく難しいということである。本書の大部分は、このファシリテーションについての解説であるが、ファシリテーション・リテラシーが低い人(おそらくほとんどのプログラマーはそうだろう)には、その解説が頭に入ってこないと思う。私の場合もそうで、中盤を過ぎたあたりからなんとか理解できるようになった。しかし、理解と実践は大きな隔たりがある。理解すら容易ではないのに、その実践たるや、想像を絶する難しさである。とはいえ、アジャイルな取り組み方でとりあえずはじめてみようか、とも思う。
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アジャイル開発の振り返り(レトロスペクティブ)に焦点を当てた本。
振り返りの目標を設定すること、振り返りの振り返りをすることが大事だと感じた。
振り返りの5つのステップごとに手法を紹介しているが、個人的に以下の手法を取り入れてみたいと感じた。
・時系列に振り返る
・振り返りの軸として感情(喜怒哀など)もいれる
・振り返りの最後に感謝を言う(強制ではなく)
ここに書かれている手法を試し、振り返りをレベルアップさせていきたい。 -
チームで「ふりかえり」を実施するために使えるアクティビティやファシリテーターの心得が書かれてる。手引き書なので実戦で使ってみないと分からない部分はありますが、「ふりかえり」の本はあまり見かけない中で貴重な1冊でした。
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チラ見のみ。
振り返りを進めるための方法論など。 -
様々なアクティビティが紹介されており、引き出しを増やしたい人にはオススメ。
アクティビティ見てると、匿名性を重視していることが多い。心理的に安全じゃないと良い振り返りにならないのだろう。と勝手に解釈した。
より詳細なコメントは下記に記載。
https://fatherofikura.hatenablog.com/entry/本/2019_10 -
内容についてはすでに素晴らしい書評を各所で読むことができるので割愛。
もともと XP祭りのLTにはエントリするつもりがまったくなかった私が、この本のレビューをやらせていただいているうちに
「これは是非LTで紹介せねばっ」
と思い至った、そんなステキな本です。 -
メソッドのカタログみたいな形で、各メソッドもファシリテーションのやり方が中心に書かれていたけど、何をふりかえって何を学ぶべきかというところをもうちょっと知りたかった。1週間のスプリントのふりかえりで取り入れたらよさそうと思えるものはあまりなかった。どちらかというと数週間から数ヶ月単位のリリース・プロジェクトのふりかえり向きのものが多いように感じた。