宇宙エレベーター−宇宙旅行を可能にする新技術−

著者 :
  • オーム社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784274067921

感想・レビュー・書評

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  • 読了。入門編としては非常にわかりやすく、かつ軽妙な筆致で書かれているので、面白く読めた。惜しむらくは10年前の本だったので、最新の情報も読みたいと思った。

  • 「宇宙エレベーター」って言葉だけで萌えちゃう口w。クラークの「楽園の泉」からそろそろ40年ー初めて読んだ時、耳元で風が鳴り、体が浮遊する感じがしたなあ。この言葉を思い出すたびに、絶対長生きしてやるって思います。

    しかし、技術面でなんとかなるかも的な時代(新素材の話が個人的にツボ)は来たけど、次は安全基準。そうか、業務輸送と旅客輸送事業って安全基準が違うんだ。そして最終的には誰がどこに作るかって政治的な問題。うーん、これが本当の現実だあ。

    更に、高度36000kmの静止軌道ステーションまで行っちゃうと見える地球は視野10%以下で観光に向かないとか、
    宇宙太陽光発電、送電トラブルでビーム兵器と化しちゃうとか、色々大変そうだ。

    その一方で、静止軌道ステーションを安定ためのバラストやケーブルの長さを抑えるためのカウンターウェイトにスペースデブリをリサイクルとかって前向きな話もあり。

    「エレベーター乗る人数」って、やっぱり「乗車人数」はピンと来ない。でも「乗籠人数」ってのもなあ〜。正式呼称を知りたいかも。

    些事ですが、切頂二十面体の説明が違う。正二十面体は「三角形」でできてますー65頁。

  • 地球と宇宙をつなぐエレベーター、宇宙エレベーター。

    今、どの位の認知度を得ているのでしょうか。

    本書は題名からも分かる様に、この宇宙エレベーターの解説本です。
    同様の解説本としては、以前読んだ高校物理を多用する「宇宙エレベーターの物理学」(佐藤実/著)などがありますが、本書はこれとは違い数式が出てくるのは1カ所のみで、尚且つそれを理解できなくても読む薦めるには一切問題がありません。
    構成は全5章からなり、1章で宇宙エレベーターとは一体どの様なものなのか?を解説し、2章では宇宙エレベーターを実現するのに欠かせない新素材について解説。
    続く3章では宇宙エレベーターが備えるべき各種施設をまとめ、4章、5章では宇宙エレベーターが実用化されると世界がどの様に変わるのかについて考察しています。

    上記の通り、数式を一切理解できずとも宇宙エレベーターの概要がつかめる内容となっていますので、数式を見ると頭が痛くなってくると言う方にもおすすめです。

    「宇宙エレベーターって聞いた事があるけど、一体どの様なもの?」と興味をお感じになられれば、一読されては如何でしょうか?

  • 図書館HP→電子ブックを読む 
    Maruzen eBook Library から利用

    【リンク先】
    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000002681

  • 宇宙エレベータが実現するとすれば、どのような技術が必要かを振り返る。
    自然の力、自然の変動についての分析が一番大事なのだろう。

    物理的制約条件を明確にすることが必要なのだろう。

  • 科学記者が宇宙エレベーターについて平易な文で素人向けに解説。実現可能性、用途、構造、費用、建設候補地など現実的な細かい点まで考えているのが面白い。

  • 大体は知っている話
    アースポートにケーブルをつながないという発想は初めてかも

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