インターネットのカタチ―もろさが織り成す粘り強い世界―

  • オーム社
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レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784274068249

感想・レビュー・書評

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  • 現状のインターネットを取り巻く状況がわかる。
    バルスによる2ch鯖のダウンやAnonymousのDOS攻撃など、
    身近なWebサービスをショーケースに取り上げていて面白い。
    それでいて本格的な部分にも踏み込んでいるので、
    初心者からエンジニアまで十分に楽しめる内容だと思いました。
    Amazonでも評価が高くオススメ!

  • インターネットが「壊れる」という視点から、インターネットがどのような仕組みで繋がっているのか、そのカタチがわかりやすく書かれている。
    日本のインターネットだと繋がらなくて困ることは少ないかもしれないが、ネットの世界では日々どこかで壊れているのである。それでも何事もなかったかのように使えるのは、「壊れるけど治る」「部分的に壊れることを許容することで粘り強さを実現している」という面白いシステムだからである。インターネットは未完成でエンジニアの手によって常に成長しているのだけど(これも面白い点)、本書に書かれている根本的な仕組みはこれからも普遍的なんじゃないかと思う。だから何年後かにまた読んでみたい(わかりやすいとは書いたけど、理解度で言えば6割にも満たない気がするし...)。

    壊れる(繋がらない)という点でさまざまな事例が解説されており面白い。台湾地震で海底光ケーブルが物理的に切れたり、中国のネット検閲、多数のアクセスによってサイト落ちたり…その仕組みを知ってインターネットの見方が変わった。多少ネットに繋がりづらくても、どうして繋がらないのか想像してみれば楽しい、かもね。

    【目次】
    著者のブログへ⇒
    Geekなぺーじ:目次(http://www.geekpage.jp/blog/book/fragile/toc.php)

  • ほとんどの章は(査読の際に)つまみ食い的に読んでたけど、今回通しで読んだ。正直内容が本業そのものだから、読み物としてどれくらい読みやすいのか分からないけど、内容の正確さに関しては群を抜いてると思う。インターネットを仕事にしてる人にはもちろん、そうでない人(中でもテクノロジーに興味のある人)にもぜひ読んでもらいたい一冊。ちなみに参考文献へのリンクが半端ないので、電子書籍版を買った方が、有機的に読み進めるのに便利かも。(full disclosure: 筆者とは知り合いです)

  • 若い人(中高生)はマスタリングTCP/IPよりもこれ読んだほうが良い

  • 今、HTTPやTCP/IPの下はどうなってるのか?知らなくても済んじゃう知識は知ってるとある日恐ろしく役に立つ。

  • 最初はとっつきにくい本かと思って読み始めたら、すごく興味深い内容で面白い。

    「インターネットは、もろいようだが粘り強い。」
     つまり、しょちゅう切断してる o(*'o'*)o
    それが許される仕組みになっていることや その対応策などが、
    これまでに起きたインターネットのトラブル事例をまぜながら解説されていて、わかりやすい本です。

    「ネットワークのネットワーク」、その仕組みが実際にはどうなっているのか。
    知らないことだらけで目からウロコ!
     
    インターネットの世界には国境はない! と思っていたが そうではないらしい!
    厳しく規制されている国があること、政治や経済が絡んでの将来の展望が語られています。

    この本は、ほとんどインターネットから収集した情報を元に、多岐にわたるスキルを駆使して書かれています。
     付録では、その情報収集の方法が、詳細に述べられていますので、そういうことをやりたい人にはすごく参考になるのでは!

    2011/10/02 予約 10/28 借りる。 11/25 読み終わる

    内容と著者は

    内容 :
    「インターネットが壊れる」という話を皮切りに、インターネットの概要を解説。
    さらに、マクロな視点で見たインターネットの基本的な構造や歴史、仕様のデバッグなど
    様々なテーマから、インターネットのカタチを探る。

    著者 : 
    あきみち → URLはこちら http://www.geekpage.jp/ 『Geekなページ』 : 
    ・ 慶應義塾大学政策メディア研究科にて博士を取得。
      ソニー株式会社を経て、ブロガーとして活動。

    空閑 洋平(クガ,ヨウヘイ)
    ・ 1985年生まれ。慶應義塾大学政策メディア研究科後期博士課程在籍。

    目次 : 
    はじめに
    * 本書が目指したもの
    o 「壊れた」から垣間見えるインターネットの形
    o 観察方法の紹介
    o 教科書臭さからの脱却

    1章: 壊れやすくて粘り強い
    * インターネットが壊れた!
    * あんな「壊れた」、こんな「壊れた」
    * 「生き物」のようなインターネット
    * インターネットの強さの秘密
    * インターネットの「形」を推測する

    2章: ネットワークのネットワーク
    * チェコ発インターネットバラバラ事件
    * インターネットはネットワークのネットワーク
    * 全体像は誰も知らない、だから全体を止められない
    * 実際に通信ってどうやって行われてるの?
    * 「伝言ゲーム」でつながるネットワーク
    * ASとBGP
    * パキスタンYouTube事件の解説


    3章: 仕様のデバッグ
    * 同じ問題を二度と起こさないように
    * RFCとIETF
    * IETFとその思想
    * 「インターネットはオープンである」
    * オープンであることの弊害
    * IETFと特許


    4章:「名前」を巡る変化
    * スウェーデンが消えた!ドイツが消えた!
    * DNSの仕組み
    * DNSは格好の攻撃対象
    * DNSルートサーバ
    * DNSへの「毒入れ」
    * カミンスキー型攻撃とDNSSEC
    * DNSSECでできることと、できないこと
    * トップレベルドメインの増減
    * Alternate DNS Root


    5章: 物理的に切れた!
    * 物理的に「プチッ」と切れるということ
    * 光海底ケーブルが切れた!
    * 何で「集中」するの?
    * 光海底ケーブル地図が示すもの
    * 海底ケーブルは何故切れる?
    * 光海底ケーブルの仕組み


    6章: インターネットと国境
    * Webにおける「インターネットの国境」
    * エジプトがインターネットから一時離脱!
    * ネット検閲
    * Great Firewall of China
    * 日本にもあるネットへの制限


    7章: インターネットの大渋滞
    * 「興味の集中」による大渋滞
    * 大規模トラフィックに対処する方法
    * 世界最強のCDN企業:Akamai
    * 大量のトラフィックをみんなで送りつける攻撃(DDoSアタック)
    * DDoS防御


    8章: 論理的な通信の密集地帯
    * ネットワークの論理的な集中に関する概念的な話
    * ポリシーの話
    * 巨大な存在に何かあったら?
    * ビデオトラフィックの増加


    おわりに
    付録: インターネットのカタチをとらえる

  • インターネットを構成する企業、国、サービスなどを世界規模で俯瞰的に記載されていて面白い

  • よくシステム構成図などで、「ここからはインターネットですよ」というのを表すとき、雲の形を描くことがある。本書はその「雲の中」で今、何が起こっているのかを、極力分かりやすく解説している。ただ、技術に明るくない僕にはちょっと難しかった。逆に本職の人たちにとっては分かり切った内容なのだろう。そういう意味では、ターゲットが難しい本かもしれない。
    とはいえ、ラストワンマイルを生業とする僕のような人間や、雲を描いて終わりにしていいのかと一度でも考えたことがある人には、読んおく価値があると思う。

  • インターネットを形作っている技術や仕組みについて、インターネットにまつわる事件/事故などと共に解説。
    著者も「読み物」といっているように、技術でガチガチな本ではないです。が、技術者にとっても非常にためになる本だと思います。
    付録には BGP や AS 番号の調査などに関する情報が満載。その辺に関する書籍はあまりないので、そういう意味でも重宝しそうです。

  • 公開情報のみを元にインターネットの『実態』をレポートした書。特にインターネット全体を俯瞰する視点、実運用に関する記載などは他の書籍には見られない内容であり、とても興味深かった。
    インターネットはあくまで仮想的なものだが、本書は徹底的にリアルなインターネットを描いているため、読み終えた後は、インターネットを非常に現実味のあるものに感じられると思う。
    内容は初心者にはちょっと難しいが、文章がとても平易で丁寧なため、中級者(基本情報処理技術者くらい?)であれば理解できると思う。

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