データウェアハウスがわかる本

  • オーム社 (2000年6月21日発売)
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本 ・本 (120ページ) / ISBN・EAN: 9784274079047

感想・レビュー・書評

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  • (2001.12.18読了)(2001.11.03購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    企業活動において、企業が持つている大量のデータを資産として有効活用することの重要性が一段と増してきています。この大量のデータを有効活用するための新しいデータ管理技術としてデータウェアハウスが注目されています。そこで本書は、データウェアハウスとは何か、データベースとはどのような関係があるのか、データウェアハウスはどのように構築し活用するのか、などを情報系業務に関心のある初心者の方々に解説する入門書です。

  • アソシエーションルール、検証型と発見型、OLAPやCUBEなど、10年前かなぁ。習ったことがでてきた。すっかり忘れている。

  • ERPのサーバーは短い処理のトランザクションを多数処理する。データウェアハウスは、知りたい情報にある程加工し、お膳立てする。
    データウェアハウスでユーザが見たい視点でデータを開くときにそのある程度お膳立てしたデータの集合体を使う事でストレスなく直ぐに知りたい情報が手に入る

  • DWHの基本事項が書かれた本です。ある程度データベースの知識を有するのでまずはデータベースの本を読んでからこの本を読んだ方がいいかもです。

  •  デーウェアハウスの入門書、100ページ程度の薄い本ですぐに読むことができた。データウェアハウス専門の解説書と言うものは非常に少ないと思う。E・F・コッドの著書が有名で、僕自身も過去に読んだことがあるが、書かれている事象を個別に理解することはできても、読み終わった後に「結局、データウェアハウスとは何だろうか」と振り返ってみると、混乱してしまう面があると思う。データウェアハウスを知るのであれば、まずこの本のような入門書を手に取るのが良いと思う。
     データウェアハウスの基本をまとめると「データウェアハウスとは、企業が持つ膨大なデータを分析する為に構築する。基幹系データベースと異なり、情報を更新するのではなく追加していく特徴がある。データベース設計ではデータ更新を意識する必要は無いので、正規化ではなく、検索性能を意識して非正規化を考慮する。」と言うことになると思う。この本ではこのような基礎以外に、システム構成(セントラルデータウェアハウス、データマート)、設計(データクレンジング、メタデータ管理)、多次元データベース(スライシングとダイシング、ドリルダウンとドリルアップ、ドリルスルー)、データモデル(スタースキーマ、スノーフレークスキーマ)、データ活用(問い合わせ、多次元分析、データマイニング)、開発方法論などが取り上げられている。
     僕は、これらのテーマの中で特にデータマイニングに関心を持った。データマイニング手法として、アソシエーションルール・クラスタリング・クラス分類・予測・統計解析・ニューラルネットワーク・決定木が取り上げられている。この本では、各手法が何かという事に少し触れられているだけだが、データマイニングを学ぶためのきっかけにはできると思う。

  •  データウェアハウス(通称:DWH)って、聞いたことある人は少ないと思う。それもそのはず、基本的には一般ピーポが使うようなもんじゃない。
     簡単に言うと基幹系システム(企業の一番根っこで動いてるシステムのことね)のDBにある情報を倉庫みたいなとこにタイミングタイミングで保存してって、DBの中に入ってる情報を時系列の観点で分析できるツールって感じ?
     「この商品は年を追うごとに売れてきて、今年はどのくらい行きそうだ。」「関東地区で一番売れてるのはこの商品で、特に東京での売れ筋がいい。けど、他の地区では全然だ。」「この商品を地区ごとに売上を並べるとこうなって、月ごとに並べるとこうなる。前年と比べると明らかにどの地区、どの月でも売上があがってることがわかる。」「今月一番無駄遣いしてるのはどこどこ事業部で、その中でも何月のどこ部がひどい。遊んでたんじゃねーの?」とか、そんなんを分析できるような、言ってみれば企業の経営層の人たちが欲しい情報を扱うツールになる。
     俺がこれから仕事で扱うことになる奴なんだけど、あんま使える人いないみたいね。俺の部ではもちろんいないし、会社でも、業界でも全然いないみたい。せっかくなんで、ちゃんと勉強してってみようかと思ってます。
     世の企業の経営層にいる人たちが何をもとに経営判断を行ってるのか、考え方の共通項みたいなもんが学べそうだし。EBSのセットアップもそうだけど、できる人がいない分野の技術・知識を持ってるってのはこの先自分の武器に間違いなくなっていくと思うしね。そいつは、この先俺がやりたいことに、あって困る情報じゃない。むしろ欲しいと思ってた情報はここで見つかるかもしれない。
     それに思ったのは、このDWH、世の中に出てる本が驚くほど少ない。この1冊探すのに、でっかい本屋4件もまわってやっと見つけたって感じ。経営層の考え方も含めてこのDWHの本が1冊書けたら、それってこの世で俺にしか書けない本になるかもしれない。
     まぁ、そんな感じで頑張ってみようかと。なんか、おもろいおもちゃ与えられたガキんちょみたいな心境です。w

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著者プロフィール

1953年埼玉県生まれ。早稲田大学教育学研究科修了。高知大学教授を経て、現在、文教大学文学部教授。宮沢賢治学会・日本近代文学会・早稲田大学国語教育学会会員。

「2022年 『宮沢賢治文学における地学的想像力Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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