OSがわかる本 (なるほどナットク)

著者 :
  • オーム社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784274079603

作品紹介・あらすじ

巷に溢れるオールインワンタイプのパソコン。誰でもすぐに起動でき、使うことができます。ですが、「待てよ、どうしてパソコンって動くんだろう?CPUがあって、たしかOSが何か大切な働きをしているらしいが…」と疑問に思ったことはありませんか?そんなモヤモヤを解消。これは、OSのしくみをやさしく解き明かす本です。

感想・レビュー・書評

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  • OSの仕組みについてわかりやすく詳解した本。

    目次
    <blockquote>1 オペレーティングシステムって何だろう
    2 コンピュータはこうなっている
    3 コンピュータはどうやって動くの?
    4 複数のプログラムを同時に実行するには
    5 限られたメモリを効率よく使うには
    6 大切なデータを整理して保存する
    7 入出力を高速化する
    8 複数のプログラムでデータをやりとりする
    9 1つのコンピュータをみんなで使う
    10 ほかのコンピュータとデータをやりとりする
    11 誰もが使えるコンピュータをめざして
    </blockquote>
    応用情報技術者試験の勉強用に試し借りした本。
    内容的には、基本情報技術者レベルの記述が多いが、理解の難しいCPU・メモリでの動作や、仮想記憶、ファイル管理などが、図解とともに説明されていて、さっくり読めた。

    特に4章・5章の話は、基本情報技術者だけでなく、応用情報技術者試験でも問われるような、やや高度な内容になっている。その為か、専門用語が多く、それの詳解に文章が手間取られている節があった。
    逆に言うと、読むだけでは理解しづらい為、実際のソースコードや画面のスナップショットもあり、多少技術のある人にとって見ると、「OS」という機能の根っこがよく理解できるのではないだろうか?

    オーバレイ・リエントラント・ページング……といった仮想記憶でよく見られるキーワードの理解、
    ラウンドロビン方式・セマフォ・ディスパッチャ……といったスケジューリングのキーワードの理解をしたい人向け。

    ちなみに自分は、あまり参考になりませんでした……逆に知識があるだけ読みづらいことがなかった。

  • 何年も前、新人だった頃に教科書として配布された本。
    基本的に理解できてる部分が多かったけども絵付きで分かりやすかったです。
    全く知識のない人には良いのでは?

  • OSがハードの仕組みの中でどのような役割を果たしているのか、また時系列の処理の中で、高速化するためにどのような工夫を行っているかがわかります。

    しかしながら古い本だとは思います。本文中のメモリー256MBしか積んでいませんという時代の本です。しかし、時代は変わってもOSの基本は変化しないので、その基本を学ぶという意味では役立ちます。特にOS内部の処理を記述した部分は役立ちました。

    4.複数のプログラムを同時に実行するには
    5.限られたメモリを有効に使うには
    6.大切なデータを整理して保存するには

    あたりはやさしい説明が役立ちました。PC関係の基本を突き詰めたい人への入門書だと思います。

  • OSの仕組みがなんとなーくわかります。なんとなーく。

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著者プロフィール

京都大学文学部哲学科卒業後、NECでユーザー教育や社内SE教育を担当したのち、ライターとして独立。ソフトウェアの使い方からプログラミング、認知科学、統計学まで幅広く執筆。読者の側に立った分かりやすい表現を心がけている。2006年に東京大学大学院学際情報学府博士課程を単位取得後退学。現在、有限会社ローグ・インターナショナル代表取締役、日本大学、一橋大学、東京大学講師。

「2022年 『事例で学ぶExcel統計』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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